グラナダ
 ○メディア 5"2HD 3枚組
 ○MIDI 対応
 ○価格 8,800円
 ○発売 1990年4月
 ○発売元 WOLF TEAM


ジャンプし、着地時には地面が揺れます。


安彦氏の絵とは思えないデキ。


ステージ2は巨大飛行機の上。


回転しながら登場する様は圧巻!


クリアの絵は2回ほど使い回されます。


砲弾を壁に反射させて弱点を叩け!


いきなりオッサン顔に…。ステージ6でも使われます。


あんまり意味のないボーナスステージ


ステージ5は水上をホバーリング。


水上は動きが不安定で戦闘が困難!

Title : グラナダ
Manufacture : WOLF TEAM
Year : 1990.4
System Specific : SHARP X68000 Series
Media : 5inch 2HD
Sound : YAMAHA YM2151(OPM), MSM6258(ADPCM)
Specific : FMx8, ADPCMx1
Artist :宇野正明/ 桜庭統/塩生康範
Track : 17
Time : 22:51


01 IPL〜Advance "GRANADA" -Opning-
02 Heavy Line -STAGE1-
03 Windy Avenue -STAGE2-
04 Hopping Express -STAGE3-
05 Clap -BOSS A-
06 Marcing Way -STAGE4-
07 Nature Trail -STAGE5-
08 Mountain Path -STAGE6-
09 Tap -BOSS B-
10 Bumpy Road -STAGE7-
11 Smashing Street -STAGE8-
12 Quick Cepter -TIMEUP BGM-
13 Beat -LAST BOSS-
14 Survior Leon -STAGE CLEAR-
15 Take A Chance -BONUS STAGE/ESCAPE-
16 Broken Oath -Game Over-
17 Good-bye "GRANADA" -Ending



マニアを唸らせる敵キャラクター
全9面に及ぶステージごとに、専用プログラムを持つ敵キャラクターの動きは秀逸!したたかなアルゴリズムはゲーマーならずとも舌打ちものの出来!

驚異の5重スクロール〜巧みな演出〜
最高5重にまでなる多重スクロールや、スポット処理、立体火山弾など各面ごとに独特の演出があり、常に新鮮なプレイが出来ます。

MIDI対応によるNew Music System
MIDI使用時はプロのミュージシャンによって音色にいたるまで編曲されたBGMをお楽しみいただけます。もちろんX68000だけでも聞き応え充分です。

華麗に舞うイメージビジュアル
オープニング、エンディングはもとより面クリア時にはアイキャッチが入り、ビジュアル的イメージをかき立てます。


■ストーリー
S(スーパー)SDI計画により核はおろか、長距離ミサイル兵器の使用が不可能になった1990年代、兵器産業は白兵戦を主とした機動兵器へと移り変わっていった。様々な形をとった機動兵器はそれぞれしのぎを削り合いながら、発展、改良されていった。戦術機動兵器〜Manuever Cepter〜の誕生である。
 2016年10月、アフリカ。レア・メタルの利権争いからアフリカは南北に割れる。さらに両陣営は東西の大国の援助を得て、ここに"アフリカ南北戦争"が勃発した。そして、この戦争は初めて戦術機動兵器が実戦投入された戦争でもあった。

〜GRANADA(弾丸)〜。誰がそう名付けたのか、戦線の兵士達にいつしかそう呼ばれるようになった機動兵器があった。それはどの部隊にも、どの国にも存在しない重機動兵器だった。そしてそれは兵器という兵器を、南北の区別無く破壊していった。
 ある者は"アフリカ大陸の神"だという。またある者は"兵士の亡霊"だという。真実は出会ったものだけが知っている。

 レオン・東堂(SEX : Male AGE : Unknown RACE : Eastern)。企業や個人に雇われて戦線へと赴く、数少ないシャープ・シューターの一人。彼の足元には常に幾千にものぼる兵士達の慟哭があった。その重き意志は彼を戦場へと駆り立てる。
2016年9月。まだ残暑が続く日本に彼はやってきた。PEID(民間企業諜報部)の招かれたとはいえ、何か釈然としないものを感じながらの入国だった。PEIDの女エージェントと接触した彼には依頼内容の記されたフロッピーディスクと一枚のキーカードが与えられた。

 アフリカ。今、彼の目の前には一台の重機動兵器が静かに目覚めを待っていた。レオンは無言のままそれに乗り込んだ。
 「ハロー、マイ・マスター。私は当機のナビゲートコンピューター"羅ビューン"です。キーカードのセッティングをどうぞ」
 ナビゲートコンピューターの静かな声が響く。
 「………」

 彼は空虚な目をそっとオペレーション・ボードに移すと、さもだるそうに声を絞り出した。
 「PEID の連中はどこにいる」
 「資料参照します…現在ナイジェリア連邦共和国、ポトハーコート軍需工区に滞在中です。滞在期間は7日」
 「そこへ…いけ」
 「任務は中央アフリカ戦線の壊滅だったはずですが」
 「………」
 「現在地点タンザニア連合共和国タボラ地区、ポートハーコートまで約4,000km。途中7地点に渡り、北軍、南軍の中継点が存在します。迂回路をとった場合の行程は約5,200km」
 「いけ」
 「………了解」

 今の彼の中には兵士達の慟哭に混じって新たなる意志が満たされていた。女エージェントは死んだ。そしてPEIDの存在が自分という人格を作ったことを知った。
 「PEID…」
 彼のつぶやきは機械の中にそっと消え入った。そして彼はGRANADA〜弾丸〜と化した。

(※)PEID(ペイド〜民間企業間諜報部〜)
 発足は1992年。EC統合に対し、日本企業間の相互援助、情報規制、外国産業との対外交渉を民間だけで行うことを目的に創立。創立元は四菱重工他7社。発足当時は上記の目的だけにおいての活動が主だったが2000年を機に企業間諜報部門が設立。特に外国産業界に対しての諜報活動を担当する。
 現在加入企業は全部門合わせて3,146社。

●重機動兵器グラナダ
 "誰にでも扱える兵器を"というコンセプトの元にPEIDが制作した戦術機動兵器の一つ。開発は野口総研(JAPAN)第十三企画室。
 ナビゲートコンピュータ"ラビューン"を搭載、搭乗者は単純な作業で移動、攻撃が可能。また駆動系には従来の無限軌道(キャタピラ)に変わり、無限駆動(ボーラー)システムが取り入れられ、戦車以上の機動性と多様な攻撃方法を持ち合わせる。




■ウルフチームといえばオープニングアニメーションである。ディスク1枚を用いてのフルアニメーションは、それだけでウルフチームをメジャーに押し上げたのである。今回のグラナダでのオープニングアニメーションは当時のX68000シリーズの中で最高に位置する物である。特に今回の作品では文字の説明は一切なしの表現になっており、アクションゲームには不要と思われる前振り(ストーリー)は一切含まれていない。単純に善と悪、主人公と自機の紹介に格好良さを見せる留まるだけである。しかし、ちらほら現れる女諜報員の死は触れておらず、その背景にあるもの悲しさは、マニュアルのストーリーを読まないと理解できない部分があるが。

ゲームの流れとしては画面右下のマップに赤く表示されているクリアポイントを時間内に全て破壊し、その直後に現れるボスキャラを探し出し(現れる場所は特定の場所である)倒すことである。自機はシールドで守られており数回は被弾しても大丈夫である。多少操作方法に戸惑いを覚えるかもしれないが慣れるまではそう時間は掛からないだろう。クリアのコツは各ステージに必ず存在する自機のアイテムを獲得することである。難易度は低いので数度トライすれば必ずクリアできるだろう。

このゲームの面白さは先の読めないステージ展開に加えて、各ステージに散りばめられた一見目立たないアイデアである。ステージ1はスタンダードな練習と呼べる面だがこのゲームで特徴的な自機の回転機能による操作に慣れる作り。ステージ2は突如大きな飛行機の上からスタート。道を踏み外すと地面に落ちるトラップが周りに溢れるという落下とそれに対する緊張感。(その後どうやってここから脱出したのか経緯を知りたいが)、その他暗闇でのスポット処理や、川でのホバーリングによる慣性操作、ボスの回転処理などのアイデアを表現させるプログラムテクニックも随所に見られる。当然この系統のゲームでは必須の多重スクロールも多用されている。その鮮やかさは画面を見ていただければ予想が付くだろう。忘れてはならないのが、凝ったアルゴリズムを用いた動きをするボスキャラ達。様々な攻撃方法を行うキャラクターに対し、攻略法を見つけ出し破壊するといった「計画的に撃つ」という攻略方法が意外に目新しいのだ。しかし、アイデアとテクニックだけでは当然面白いゲームにはならない。このゲームはアイデア自身が一人歩きせず絶妙なゲームバランスとの兼ね合いにより、このグラナダというゲームををより一層面白くさせているのだ。

このゲームは、持ち込み作品に色を付けたものを製品化したものらしい。オリジナルでいきなりというのは難しかったのかもしれないが、うまくウルフ色を混ぜていい色に仕上がっていると思う。

■FM音源版は相変わらずの音色であまり変化が無い。音源モジュールのような使い方に感じる。しかしながらオープニングのイントロで聞かせる音なんかはウルフチームにしては珍しい音の使い方。ゲーム中の音全般においてメロディの音色はウルフの音色そのものしか使用していないが、曲の良さに引っ張られて相乗効果とも言える働きに聞こえさせる技術は見事としか言いようがない。

■オススメ曲

01 IPL〜Advance "GRANADA" -Opning-
02 Heavy Line -STAGE1-
10 Bumpy Road -STAGE7-

■追加仕様
・起動時に「登録」キーを押しっぱなしにすればMIDI使用になる。

■裏技
・ "SAP"の同時押しでステージクリア



ステージ6はターゲットがレーダーに写らず!


ボスは分裂して攻撃を与えてくる!


ステージ7は溶岩地帯


最初はピラミッド


中からこんなものが…気色悪い動きをします。


最終ステージは都市


動きは無いけどデザインは一番秀逸!


放置していればok。


最後も派手にアニメーションしてくれます。


都市自体を破壊…

スタッフロールはどのエミュレータでも再現されず…。