H23.07.27 [ドライブ] 九州は熊本県を攻める


7/14広島、7/21岡山への西日本ツアーでリハビリを終え九州へ出ることにした。
先日見た「水曜どうでしょう」の「カブの旅」を見ているとまだまだやれると
実感した次第。長距離旅は熱い。

今回はこれでも計画的。
事前に大体どこに行くか、どうやって帰るかをきっちり調べた。
とは行っても、時間的には帰りのフェリーだけであとは適当だ。

計画は以下の通り

熊本(城、ラーメン)→ミルクロード→やまなみハイウェイ→別府港→帰宅

帰りのフェリーは、ネットにて個室を予約。
予約するもう一つの大きな特典は価格が20%オフになること。
これにより、スタンダードの1名個室と車載で\27,840
真っ昼間(夕方)から大阪に自走で帰ることを考えればリーズナブルで、
贅沢な船旅を満喫できるのだ。

あと、長距離ドライブで注意すべき点は3つ。
1つめは快適性。正直フルバケは座席クッションの肉厚が薄く長距離になると
体へのダイレクトな振動が疲れに繋がる。故にZからパックマンクッションを
移植した。
2つめは平均速度の維持と無用な休憩時間を防ぐこと。
特にトイレ休憩が危険。まったりコーヒーでもとか。

というわけで

7月26日(水)
●23:30 出発 \399

と書きつつ、近くのコンビニに立ち寄り眠眠打破で出発の儀式。
午前0時以降の深夜割引を視野に入れ下道で170号線を北上。
藤井寺IC付近から西に走り近畿道へ向かい時間調整。


7月26日(水)
●00:17 近畿自動車道 八尾本線料金所 \250(深夜割引適用)

この時間ながら交通量は多め。だけど追い越し車線はがら空き。
ここを走り続ける勇気は無く調整。

●00:28 中国自動車道 吹田本線料金所
ここを抜けると大型車が途端に増える。しかも片側工事とかでいきなり渋滞。
渋滞を抜けても大型車が多くペースを維持できない。
こういう時は平常心だ。

●01:58 山陽自動車道 岡山IC通過
吹田から1時間半。そこそこのペースだ。しかし、以前深夜に走ったときより
明らかに大型車の通行が多い。前回よりペースを大幅に変更しているから、
そういう風に感じるのかもしれない。

●03:15 山陽自動車道 広島IC通過
かなり好調。いつもなら宮島サービスエリア(広島県)で4時を越え眠気も
ピークで仮眠をするのだが、山口県の奥地にまで行きたいところ。


●04:08 山陽自動車道 下松(くだまつ)サービスエリア(山口県)
宮島SAより西に59km地点、神戸JCTより364.8kmにあるSAだ。
トイレ休憩、夜食、仮眠を兼ねてやってきた。山口に入った段階で大雨。
施設に入るのも傘を差してじゃなければとても歩けない程の大降りだった。
ここでパン2つとジュースを購入(\399)
一般車の駐車場までほぼ大型車で埋まっており普通車はかなり端っこに
駐めざるを得なかった。ここで仮眠をとる。もちろんアイマスク着用。

涼しいかと思われたが起きたら寝汗をかいていた。
周りはまだ暗かったので仮眠は実質30分位と思われる。



●05:49 中国自動車道 美東(みとう)サービスエリア(山口県)
下松SAより西に43km地点、吹田JCTより487.5kmにあるSAだ。
一旦神戸より別れていた中国自動車道と再び合流して最初のサービスエリア。
さっき仮眠した次のサービスエリアでもある。
何故入ったかというと、思ったより燃料の減少が激しいのと持っていた
GSマップを見ると、ここを逃すとおよそ110km先の九州の古賀SAまで、
ガソリンスタンドが無いから(厳密には24Hオープンでなければ42km先にあり)

あくまでガソリンを入れるため立ち寄っただけで施設には一切入らず。

55.00L給油。走行距離は603km。燃費は10.96km/L。
岡山ドライブの帰りに入れてからそのままで、この旅行中でも最初で
最後のガソリン給油。NSXはやっぱり燃費がいい。



●06:23 関門自動車道 壇之浦(だんのうら)パーキングエリア(山口県)
何度か関門橋は通過しているがトイレ休憩も兼ねて今回初めて立ち寄った。
簡易ロッジ(ホテル)もあって施設もあるがガソリンスタンドはない。



 

 

写真も撮ったがモードがISO3200とかいうのになっていて、失敗している。

昨年桜島まで走ったときは午前10時位にここを通過して13時に桜島着だった。
そう考えれば、思っていたより時間的に余裕のある状況。
もう一度どこかで仮眠できそうだ。

●??:?? 九州自動車道 北熊本サービスエリア
九州に入って162.3kmの地点にある。到着時間は不明。
九州自動車道に入ると大型車は殆ど見かけなくなり普通車が非常に多くなる。
降りる直前のこのサービスエリアではサラリーマンの姿が多く見受けられた。

トイレに立ち寄りそのまま仮眠した。
やっぱり暑く途中で窓を開けたりしたが寝汗が顎に・・・。

●08:51 九州自動車道 熊本IC \7,150(深夜割引適用)
北熊本SAから9.1km地点。ここからPSPナビの活躍。
この時間にラーメンを食べに行くのも無理なので先に熊本城へ行くことにした。

熊本に入って驚いたのが路面電車が走っていたこと。(広島も走ってるけど)
路面電車の信号矢印(黄色)を久々に見た。
意外に色んな都市で走っているものだ。

●09:17 熊本城
仮眠などを入れて出発からおよそ10時間。距離にして800km程度だろうか。
ようやく一段落。

さて、全く下調べしていなかったのは駐車場の情報。どのあたりにあるのか
検討も付かず適当に走っていると発見。城の真横に用意されていた。
「熊本城桜の馬場観光交流施設駐車場」という長い名前の所。
「桜の馬場城彩苑」という複合施設に隣接していた。
後程熊本城のパンフレットを見るともっと近いところに大きな駐車場
(二の丸駐車場)があったようだ。

 

 

500円の入場料を支払い、櫨方門(はぜかたもん)という南西の位置にある門から
入った。思った以上に暑く湿度はそう高くないのに汗が噴き出す。
日陰に入って風が吹くと凄く涼しいのだが、風が止むとやはり暑い。

外にはコスプレ?した案内役みたいな人が闊歩しており、顔を合わせると
「ようこそ参った」とか挨拶をされる。が、正直こっちが恥ずかしい。
子供でもいれば写真撮影でもさせてもらって和むかもしれないけど。

一定のコースを散歩がてら歩き天守閣に突入。
中も楽しみにしていたのだが、やはりというか、中身は完全にオリジナルを
無視した作りになっていた。普通の資料館というべきところか。

 

適当に歩き回るが汗は止まらず。本当は熊本駅近くのとある熊本ラーメン屋に
立ち寄ることを計画していたのだが、食欲は無くなった。
ここまで汗だくになった状態で流石にラーメンはない。
駅付近の駐車場を探し求めるのも精神的に疲れるし。一気に体力を持って行かれた。

ということで、熊本のスーパーオートバックスに立ち寄ってみることにした。
ピットは立派なものの売場的には微妙だった。
辿り着くまでにかなりの時間を掛けたのだが、正直・・・。

ということで、予定より早いがまずはミルクロードを目指すことにする。
道中で、折角だし以前立ち寄らなかった阿蘇駅も今回は立ち寄る予定。





●ミルクロード
九州自動車道を中心として西に熊本駅や熊本城があり東には阿蘇山やミルクロードがある。
ざっくり東へすすむと「ミルクロード入口」という交差点が出てくる。
ちなみにこの名前の交差点はここから北東の位置、阿蘇駅の数キロ手前にもある。
最初はここから登ることにした。
が、ただの森の中を抜ける道だった。
ミルクロードと言ってもこんなものかなーと、阿蘇駅に抜ける十字路に差し掛かった
段階で一気に視界が開けた。そこは、山口県の秋吉台に近い風景。
山肌が草で覆われていて木が殆ど無い。
冷静に考えればそれだけなんだけど、妙に興奮する。

一旦は阿蘇駅に寄るため十字路を右折。山を下るのだった。
下ってから延々と走れば阿蘇駅。





●12:17 阿蘇駅

平日なのに駐車場は混み合っており人も沢山。
道の駅も兼ねており「ASO田園空間博物館」では名産品も沢山売られている。

阿蘇駅で最近マイブームの列車切符(160円)を購入。列車には乗らないけど。
そのまま名産品?の高菜漬けと昼食用の弁当(あぜり庵 香旬弁当)、
そしてお茶を購入。合計1,280円也。
お弁当はミルクロードを眺めながら食べたい。

再び来た道を引き返す。
写真はミルクロード入口交差点を曲がり一路ミルクロードを目指している最中。
正面に見える山がその目的の道があるところ。

 

 

 





●12:47 ミルクロード

十字路に付くまでの登り途中に狭いパーキングがある。
ここで一旦車を駐めた。眼下を見下ろす正面には阿蘇山が見える。
・・・が、お隠れになっている様子。
 

 

そして十字路の写真。左に行けば最初に登ってきたどうでもいい道。
正面は不明。右の大観峰(だいかんぼう)が次の目的地。

 

 

道を曲がればすぐこの景色。冗談抜きで時速30kmにて走った。
車の通りも少なく後ろから来たのはバイク1台と車1台。
ハザードを出したら追い越してくれた。

 

 

途中では牧場がいくつもあるので近くでこんなショットも撮れる。車を駐めてしっかり撮ればよかった。と後悔。
牛になんだこいつ?みたいな感じで見られた。








●13:22 大観峰

http://www.aso-aso.com/003mtaso/daikanbo/

そして大観峰到着。ネットで調べると是非とも訪れておきたい場所・・・らしい。
ここも平日ながら人が多く車を駐めるのに苦労して、結局第二駐車場に駐めることに。
ここではサイクリングが流行っているのか、自転車がここから出て行く光景が
多く見受けられた。

ちなみに写真の碑は第二駐車場前にあったりして、実際はまだまだ先。




徒歩で歩くこと5分くらいで展望台に到着。

景色は確かにいいんだけど、うーん。
もっといい景色な所は阿蘇にはあると思う。





 

 

 

一通り見終わって、車内で弁当を食う。綺麗な景色にうまい空気とうまい弁当。
贅沢な時間だ。鳥も近寄ってくる。

 

まだまだ時間は早いが予定も無く、あとは「やまなみハイウェイ」を通って、
湯布院へ。そして別府港へと行くだけ。
楽しみにしていたもう一つの道は意外にも普通の山道で思ったほどでは無かった。
また、車も増え、ノロノロペースで走っていると何度も眠気が起こり、
数秒寝てしまうことがあった。
これはイカン!と待避場所で若干仮眠。





●別府港

道なりに進むとそこは別府港だった。確か到着は16時半前。
時間が早いかなと思いながら車検証を持って乗船券を買いに行くと、
予約も通っておりすんなり購入できた。(27,840円)
おまけに船内食堂の800円券をくれたのだった。

 

この時間から自走で帰るリスクを考えると、多少値は貼るが船旅もアリだろう。
夜はぐっすり眠れるし、大阪には早朝に着くため次の日もゆっくり休める。
自走費プラス13,000円は休養場所の提供とビジネスホテル代、
そして優雅な旅の提供としては見合う価格だろう。

乗船時刻が17時40分で、まだまだ時間があったため近くのコンビニへ次の日の
朝食であるパン1つとマガジンを購入。

車は集まってきているが大半は大型車で普通車は数えるほどだった。
待合室に向かうと時間が経過するにつれ人が増え出す。
車では無く単身で乗り込む人が非常に多く驚いた。

今までは車高が低いという理由でつまはじきされられたり、色々一悶着あったが、
今回はスルー。他の車と同じスタートを切れた。
今まで経験してきた船だと普通車は地面の位置より大幅に高い位置に登っていくのだが
今回の船は、トラックも普通車も地面と同じ高さだった。
可能積載車両数が少ないのだろうか?

船旅で車を出るときに確認しておくべきなのは、ロビーへの階段位置と、車を駐めた階数だ。
階数が分からないと後で大変な事になる。
(今回は帰りに車輌甲板への階段と一般用の階段が別で聞く羽目になった)



今回のグレードは「スタンダード1名部屋」
さんふらわあには1名部屋があるのが特徴。
(他の船には2名か4名が普通で1名だと切運賃が別途必要になったりするのだ。)
このグレードには風呂と窓がない。洗面台とテレビ付だ。
空調の調整機能が部屋には無く正直寒かった。寝るときには2枚あった毛布を
重ねて寝たほど。
また、遮音性が悪く人の歩く音や反対側の部屋、隣の部屋の音が聞こえてくる。
水を流す音まで大音量で聞こえてくるので籠もれる最低限部屋だ。

 

枕元にコンセントがあるのでPCを繋げることもできる。
船内は今までに乗ってきた船とは違い、割と狭く行動できる範囲は殆ど無かった。
ゲームコーナーという怪しげな所もスロットだけで、ビデオゲームは無かった。
(通路には1点ほどあったが)

出航して1時間程経過してからレストランで食事。
とは言っても用意された献立からお盆に取っていく一品料理形式。
最後のレジで精算というシステム。
今回は和風ハンバーグ、赤出汁、ご飯(中)で攻めた。
800円券もあり出費は200円のみ。
ただし、暖めは電子レンジで行われた。
一人きりの食事は慣れているが、周りが何らか連れ立っている人ばかりなので
妙に形見が狭い。さっさと食べて部屋に籠もることにした。

しばらくは体が興奮しているのか徹夜明けなのに眠くならずPCに溜め込んでいる
「水曜どうでしょう」を観賞。マガジンも読み終わった段階で眠くなり就寝。

6時にタイマーセットしてあったので起床。朝食としてパンを食す。
片付けを行っている間にアナウンス。鍵の引き渡しが終わり下船準備。



●07:08 南港南IC \700
毎回下船してからは高速までが迷う。船内に地図が置いてあるのに。
朝早い時間なのにやっぱり大阪は違うというか、車だらけ。
高速に乗っても前も後ろもぎっしり。



●07:20 菱木本線料金所 \100
そして自宅には8時前に到着。
まったり過ごした。
今度2連休があったら逆に1日目の18時位の便に乗って2日目の午前早くに
九州上陸してまったり車で帰宅というのもいいかもしれない。うん。
今度は今まで行ったことのない宮崎とか目指してみようかな。

今回のガソリン代 \8,910(出発時はほぼ満タン)
今回の有料道路代 \8,200(往路\7,400 復路\800)
今回の船旅代 \27,840(ネット割引20%OFF適用後)