北海道ぶらりドライブ 2011(9/12〜9/15)

網走出発 9月14日(火) AM07時



朝は6時半過ぎに起床。天候は晴れ。
まったりしていると7時過ぎ。
たしか朝食が無料だという話だったのでチェックアウトがてら
食えるなら食うか。と思っていたが甘かった。激混み。

そのままトボトボと駅裏の広場に放置されたNSXに乗り込むのだった。

さて、今日は最終日。観光地を一気に巡って指定時間には小樽港に
到着している必要がある。

まずは美幌峠と隣接する屈斜路湖。
位置関係をここで見ていただこう。

地図で見る限りそう離れていなかったことと、ビジネスホテルが存在し
地理的に近い位置ということで網走にホテルを予約したのだが・・・。
地図上の見た目だけで肝心の距離を把握していなかったのが大きな敗因だった。

そう。北海道はアメリカほどではないにしても広い。
実際の距離は大阪駅から高野山くらいまでの距離があったのだ。
摩周湖くらいまでは1時間で、とか考えていたが全然甘かった。

距離にして56.7km。長距離とは言い難いが予想の倍の距離だ。

道道246号線を使い右手に網走湖を眺めつつ、女満別空港側へ。


9月14日(水) AM08時04分 美幌バイパス
ここには美幌バイパスというものがある。一気に勝負を掛ける。

  

  

途中美幌町を通るがここの町並みを写真で撮ってきて欲しいというリクエストがあり
車内から撮ってみたがなかなかうまくいかず。この時間帯なのに割と車通りも多い。

美幌町を過ぎると一気に山の中の道という感じで車通りも少なくなる。

9月14日(水) AM08時40分 美幌峠
(網走から56.7km 一般所要時間1時間26分
Googleマップで見る

目的地美幌峠に到着。

  

  

  

 


道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠(
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/76/each.htm)」というところでしばし観光
しかし、やばい。時間制限はあと13時間位だ。2時間近くをこうもあっけなく消費してしまうとは。
早くも先の予定をキャンセルせざるを得ないことを考え始めた。

景色にも満足し、次の場所へ移動。目の鼻の先・・・に地図では見えている「摩周湖」である。

「霧の摩周湖」と呼ばれるくらいなかなか全容を見ることができないらしいがはてさて。

第一展望台は有料なので第三展望台(E)へ向かう。

9月14日(水) AM09時44分 摩周湖
(網走から98.5km 一般所要時間2時間35分
Googleマップで見る

なんだかんだで美幌峠到着から1時間。すぐそこ!という距離が40kmだ。残り時間がやばい。
さて見学と思ったが蚊のような虫が大量に竜巻のような状況で発生。

  
とてもじゃないが正視できるような状況ではなかった。
いや、正視できたとしても「ハッ」とするようなものでもなく「オホーツクに消ゆ」の
舞台を楽しむ程度にしかならないであろう。個人的にはがっかりスポットだった。
ちなみに湖の反対側に広がる景色が割と良かった。

次の目的地は隠れた名所「コッタロ湿原」。釧路湿原のすぐそばだ。
ここへ向かうにはひたすら南下。

王道を行くのであれば391号線で南下(やや南東)しUターンしてやや北上という感じか。
しかし、道道53号線が真南に向かっている。途中から国道274号線(F)→道道1052号線(G)。これを使う。

・・・が、王道を行けば先に待ち受ける悲惨な状況を回避できたに違いない。

国道と違い道道は癒される道が多い。



地図にはまったく何も載っていないが、道道1052号線沿いは個人経営の牧場が連なる。

空が広い。

9月14日(水) AM10時50分 道道1052号線沿い

  

  

道は広くないが対向車も少なくそこそこ走れる道が。馬もいたし牛もいた。こんな風景が延々と続く。
道道1052号線を程なく走るとコッタロ湿原展望台に到着。




9月14日(水) AM11時00分 コッタロ湿原
と書きつつも案内板だけでここからは何も見えない。(奥側が湿原)

(網走から153km 一般所要時間4時間29分 Googleマップで見る

湿原がどんなもんかも知らず急斜面を登る。

  

まだまだ登る。

指が写ってしまった。沼の中央に鳥がいる。右手にも陸の上に一羽。

  

 

デジカメの限界まで拡大しても何の鳥か分からない。

そこには展望台とポツンと双眼鏡が設置。有料と書いてあったが普通に覗けたのだった。

そこには・・・タンチョウ鶴が。
ちょっと感動した。1匹はずっと水浴び。右側の方にはそれを眺めている1羽がいた。夫婦なのかもしれない。

  

十分堪能した後、釧路湿原駅へ向かうことにする。そこまで距離は・・・離れていないはずだ・・・。

・・・が、なんだ?先を次々と行く車から異音が聞こえてくる。ボコボコボコ………。
何の音か分からなかったがすぐ分かることになる。






ここから南は全てダートだったのだ(愕然)。
もう泣きそうになった。ダートで距離を走るのはちょっと勘弁だ。
所々にははまると致命的な穴もある。
ゲームのように簡単にアンダーが出る。
ハンドルを切っても簡単に真っ直ぐ飛んでいく。

ハンドルにかじりつくように運転した。
距離にして最終的に5km強だった。
走っている時は未舗装道路が一体何キロ続くかわからなかったのである。
正直ダートは走りたくない車である。これで道道なのだ。これで………。

もし、国道で来ていたら道道1052号線はいきなりダートなので諦めてさっさと釧路湿原駅へ向かったに違いない。

もう残り12時間。あっという間に4時間が経過した。
残りは・・・
1.釧路湿原駅
2.釧路駅
3.帯広駅
4.豚丼
5.旧愛国駅 交通記念館
6.幸福鉄道公園
7.花畑牧場(生キャラメルで有名)
8.小樽港

現在の消化率で残りを回ることができるのか?
正直無理だな・・・と思いながら進むことにした。





●14日(水)出費合計 \0-