北海道ぶらりドライブ 2011(9/12〜9/15)

幸福鉄道公園出発 9月14日(水)



さて、幸福鉄道公園の後に予定していた「旧愛国駅 幸福鉄道公園」は
時間的な都合も含めて飛ばすことにした。
次は帯広駅と駅周辺にある豚丼屋で食事。これがラストミッション。

まず幸福鉄道公園のすぐ東側に帯広広尾自動車道が通っている。
幸福インターチェンジ(A)
有料か無料なのか北海道は不明瞭な上に距離も短いため本来なら
使用しないレベルだが残り時間を考えるとそうも言ってられない。
(結果として無料区間だった)

ちなみにGoogleマップで普通に検索すると国道優先になる。
10km程だが殆ど車もおらず信号も無いので大幅に時間短縮だ。
1つ目の帯広川西インターチェンジで降り、帯広駅前へ。

駅前には市営駐車場が用意されていた。

9月14日(水) 17時21分 市営帯広駅南駐車場

まっぷる北海道で周辺の豚丼屋を探すと「元祖豚丼のぱんちょう」という
店が大きくトップで記載されていた。(店名は中国語の「飯所」に由来する)

駅の南側から北側へ抜ける。

9月14日(水) 17時31分 元祖豚丼のぱんちょう
交差点まで歩くと右斜め前方向に見つけることができた。
歩いてすぐの場所だった。

この時間なのに割と混んでいた。最終的に相席になった。
割と1人で来る人が多い。恐らく同じような一人旅の人だろう。

箸袋にはこんな事が書いてある…

昭和初期の北海道は、まだまだ開拓が盛んで、帯広も十勝平野の中心地として農耕が活発
でした。当時、「この地で育った豚肉をさらに美味しく食べたい」というこだわりから、先代が苦
労に苦労を重ね完成させた「豚丼」は、その味を極めるまで数十年という歳月を費やしました。
身近かな丼料理として、多くの方々に味わっていただきたいという一心で店を構え始めた
「豚丼のぱんちょう」は、発祥の店として創業から今もなお、当時の味を守り続けています。

メニューには華・梅・竹・松とあった。内容を聞くと肉の量だとか。
昼飯を結果として取らなかった事もあり普通であれば松の所だが、
竹(\950)を選択した。ちなみに華でも\1,250だ。
味噌椀としてなめこ汁(\200)を追加した。



人によっては少なく見えるかもしれないが私にとっては多すぎる位だった。
肉厚があって想像以上に堪えた。
吉野屋などである豚丼ではなく、甘辛ベースのタレが染みこんでいる
根本的に異なる味だった。見た目通り、想像通りの味だった。
Wikipediaで調べると本当の元祖みたいだ。(この店の主人は三代目)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%9A%E4%B8%BC

食を満喫した後は切符を購入して帰るだけだったのだが、思った以上に満腹で苦しい位だった。
予定をやや変更して立派に見える帯広駅構内で休むことにした。

帯広駅入場券 \160
帯広駅切符 \200
茶 \150

9月14日(水) 17時52分 帯広駅構内

これだけ長いホームなのに列車は1両編成だった。
この時間なのにしかも人は殆どいない。こちらのホームは私だけだ。
通勤に列車は殆ど使用されていないということなのだろう。

  

待つと釧路行きの特急スーパーおおぞら(283系)が来るようだ。
1日7往復(札幌-釧路間 最速3時間35分)

20時14分特急スーパーおおぞら(283系)がやっと来た。(20時16分発)
到着しても乗る人は全くおらず降りてくる人だけ。明らかに観光客のみ。

  

ホーム滞在時間も30分と大いに満喫した。後は帰るだけだ。
駐車場は無料時間を超えていたので\100を支払った。

あとは帰るだけ。

ナビで検索すると・・・小樽着「02時04分 距離304.2km」
まずは足りなくなったガソリンを給油(18時35分)して気分を落ち着ける。

さ、最悪・・・青函連絡船を使って青森から自走だな。
とにかく最悪23時に着けばまだなんとか・・・なる筈。
そう逆算すれば残り4時間半。

落ち着きながらナビのルートを確認しつつ走行。
おや?道路標識では「音更帯広(おとふけおびひろ)」が右折になっているのに、ナビでは
その先のインターチェンジである「芽室(めむろ)」から乗ることになっている。

直感を信じて右折。結果成功!
(実はその間に芽室帯広というのが国道沿いにあった・・・が国道は混んでいたので正解か)
ナビ通りに動くと間に合わない(これも直感)

9月14日(水) 18時55分 音更帯広インターチェンジ(D)

道東自動車道を突き進む。PSPナビは「トマム(E)」で降りる(それ以降は道東道は存在しない)と
なっており国道136号線で60km程西に走った所にある夕張インターから再び高速に乗るという
ものだった。
しかし、道東道は続いている。ここは直感でそのまま進んだ。

結果として成功!占冠(しむかっぷ)まで距離を稼げた。(2009年10月24日に占冠IC-トマムIC間が開通)
この道は夕張に向かって作られ続けている(後日2011年10月29日午後3時に開通)
この稼いだ距離は26.8km。下道と比べれば非常に大きい。

9月14日(水) 19時40分 占冠料金所(F) \1,000(950円値引後)

ここから下道(国道274号線)で夕張まで向かう。下道ということで嫌な予感しかしなかった。
が・・・前を走る車は多いのにどれもハイペース。
いい感じで到着予定時刻が短くなっていく。

さて、幸福鉄道公園(A)からここまで(F)の距離は112km。内、道東自動車道(D-F)の距離は77.1km。
いけそうな予感!

残り時間はざっくりで3時間。

国道274号線で64km。一般所要時間は約77分。

9月14日(水) 20時31分 夕張料金所通過
下道64kmを50分で走り切った。

ここからは高速のみで突っ切る。

9月14日(水) 21時14分 札幌本線料金所通過 \1,250(550円値引後)+札幌南本線料金所 \300(100円値引後)

で、札幌を越え・・・た所の電光掲示板に「銭函から通行止め」のメッセージ。
頑張って走った。

9月14日(水) 21時39分 銭函料金所(J)通過 \300(100円値引後)
夕張から97.7km 一般所要時間約1時間15分のところ・・・1時間8分。こんな時でも安全走行だ。

ここから下道。ここまで詰めれば大丈夫だろうという所まで戻ってきた。
3時間でも結構走れるもんだ。
下道で残り15.6kmだった。しかし、銭函とか書かれてもどこか全く分からなかったので最後まで
ドキドキさせられた。

http://goo.gl/SfgsG

22時20分過ぎには無事到着。一応出航の1時間前ということで規定時間ギリギリだった。

実際の所、車高の低い車はやっぱり出航直前まで待機。
今回は京都ナンバーのスタリオンがいた。あとラリー帰り?の奈良ナンバーシビックとか。

幸福鉄道公園から289km。一般所要時間は4時間53分。

●出費項目

豚丼+なめこ汁 \1,150
帯広駅出費 \610
ガソリン \8,300
有料道路 \1,000 音更帯広 18:55-占冠 19:40 (\1950-950)
有料道路 \1,250 夕張 20:31- 札幌南本線 21:14(\1800-\550)
有料道路 \300 札幌南本線 21:14 (\400-\100)
有料道路 \300 札幌西-銭函 21:39 (\400-\100)
食費 482(コンビニ)

●14日(水)出費合計 \17,824-

23時30分には小樽を出航。

部屋でまったりしつつ今回のレポートをまとめたり。
あっという間に20時間。

帰りはあっさりしたもの。

有料道路 \2,250 舞鶴東 21:20-中国池田22:25(\3200-\950)
有料道路 \560 池田本線入 22:28 -助松JCT (\700-\140)
有料道路 \100 菱木本線 22:57

●15日(木)出費合計 \2,910-

というわけでなんとか日が変わる前に自宅に帰り着いた。
車を見てみると悲惨なくらいドロドロだった。ラリー帰りの男。

毎回のドライブで必ず陥るのが無計画さによる最終付近の行程のグダグダ。
ま、この位のスリルが波瀾万丈ぽくていい。
今回もなかなか面白い旅、ドライブであった。

●出費総合計 \127,700-
内、新日本海フェリー(往復割引適用)が \75,430-
ガソリンは3回給油(札幌・宗谷岬・帯広)で \16,400-
と大半は船・ガソリン代。これ以上安く上げるなら個室を止める必要がある。

・・・が、そこは妥協できない。だからこれくらいが北海道を旅する最低限必要な金額だ。
あとはホテルなどを車中泊にすれば追加は防ぐことができそうだ。

●総走行距離 1,957km
もし大阪-青森間を自走していたら+2,000km位追加されそうだ。
北海道だけの走行距離は1,650km程度。
だんだん走行距離が甘くなってきている。
年のせいか急激に体力が落ち込んでいる気がする。もっともっと走らなければならない。