H25年03月10日(日)〜03月11日(月) [ドライブ] 群馬エリア+乗り鉄


先月に続き今月も連休ができた。これは希な事例で、本来休みの第1週目月曜を出勤したので代休として日曜が割り当てられたのだ。
連休ができたら旅をせねば。人生の中で訪れる数少ないチャンスなのだから。

今回からはtwitterでつぶやくのはやめた。
フォローされている方に対して情報を撒き散らしてもタイムラインを汚すだけと考えたから。
今回の旅はLINEのタイムラインでつぶやくことにした。知り合いなら苦痛にはならないだろう。(たぶん)

今回は群馬県の頭文字Dで有名な峠を巡ることにした。もちろん、同時進行で「ケータイ国盗り合戦」も行う。
「ケータイ国盗り合戦」に関しては前回のドライブとの間に電車で福知山あたりまでを回ったり、特急を使用しないで名古屋、岐阜を周り、
結果として267国→289国になった。ただし、全国600国の半分にも達していない。

頭文字Dに関してはファンというレベルでは無い。30巻くらいまでは単行本を購入していたんだけど読み返すことは無かった気がする。
ゲームに関してもプレイしたことが無く、コースに関しては全く無知。

今回群馬と峠を選んだ一つの理由はハイドラのチェックポイント「関東峠プロジェクト」と「音楽を奏でる道路」をいただくため。

 
特に「音楽を奏でる道路」の半分以上は群馬県に存在するのだ。

攻略マップ的なあまり作成しない性格なんだけど、今回は数が多く把握しきれないので作成してみた。

マークの付いている所は「音楽を奏でる道路」、赤い丸印が峠。
細かいことを事前に決めたり、かかる時間を事前に計算すると結果が見えて面白くないので、
今回もアバウトにドライブすることにした。

心配なのは雪。
過去にも3月に熊本の阿蘇山や東京の奥多摩でドライブを敢行しているが雪は存在した。
ただ、この週に関しては気温が22度を記録しており、一部の地域では真夏日といわれる25度を記録。
この1週間で雪が溶けている可能性は高いと考えた。
懸念するとすれば10日から急激に気温が下がり、大阪でも7度ほど下がるという。

真冬に逆戻りだ。


今回の旅で持っていく物はシンプルにした。

・モバイルPC VAIO P
・一眼レフカメラ NEX-5D
・iPod touch
・iPhone
・モバイルバッテリー(5000mAh)x2
・関東・甲信越道路地図
・ケータイ国盗り合戦公式ガイドブック
・印刷した上記の攻略マップ
・理美容品
・アイマスク

11時半前には出発。まずは空のガソリンを満タンにするべく最寄りのガソリンスタンドで1万円を投入。

 

再び値上がりを始めたガソリン価格のためか1万円で足りず!それでもほぼ満タンといえる量だろう…きっと。(23時27分)

そんなこんなで出発。今回はルートを決めていないもののナビ無しでもある程度までは到達できる。
まずは、西名阪自動車道で藤井寺IC(23時57分)から天理IC(0時9分)まで走り、名阪国道で亀山IC(0時48分)まで。
ここで空腹のため夜食タイム。仕事の昼食は遅く19時台だった。流石に6時間になると空腹になるのは当然か。

iPhoneだと夜は流石に写りが悪い。
色は化けやすいし、ぶれやすい。

ここで重大な事に気付いた。

外に出た瞬間に肌寒さを感じたのだ。病気ではなく、気温の変化。
そうだ明日は真冬日だと言っていたのにコートを忘れた!

これは痛い。
2日目は車を放置して電車の旅にすると決めていたのにコートなしではきつすぎる。
セーターは着ていたのがまだ幸いといえなくもないか。

亀山パーキングエリアにあるコンビニでおにぎりセットを購入。
おにぎり3つに加えてウインナーや揚げ物も入ってお買い得。

この気温では仮眠するとまた寒さで死ぬなあ。

こうなったら気温が上がってから仮眠するくらいの気合いで夜通し走り込むか!
おにぎりを食べながら、そんな決意をしたのだった。


今回は伊勢湾岸を使うような無茶はせず、最短ルートを使うことにした。(金額面では不利)
まずは東名阪自動車道を最後まで突っ切る。名古屋西IC(1時37分)。
そして名古屋環状から小牧JCTへ(1時52分)。

後は定番の名神自動車道から中央自動車道→長野自動車道へ向けて走るだけだ。
ここからは先月走ったばかりなので新鮮味はないけど、雪は無くなっていたし融雪剤も道路に撒かれていなかった。

…中盤までは。

先ほどの決意も眠気には勝てず、さすがに意識朦朧になってきたのでちょっと仮眠することにした。

 

中央自動車道の終わりも見えてきた小黒川サービスエリア。

 

嫌な予感がしたのは周辺に残る雪。そして、先月のドライブで仮眠し寒さに凍えたのはこのサービスエリアだった気がする事。

そして、ほぼ2時間後に我慢できず走り始めた。そう、寒さが半端ではなかったのだ。
なんとか我慢して眠ろうと試みたが、寒さで人が眠ることができるのは命の危険に陥った場合だけ。眠ることなんてできないのだ。

5時20分には再スタート。
20分後には長野自動車道に入っていた。この辺りから「ケータイ戦国国盗り合戦」に関しては未開拓エリア。

空も明るくなって来たし、そろそろこの先のルートを考えないと行けない所に達してきたので最寄りのサービスエリアに立ち寄ることにした。

  

梓川サービスエリア。(6時13分)
1時間も走っていない上に北側にある松本付近なんだけど、車から降りた瞬間の暖かさに驚いた。
この暖かさなら確実にぐっすり眠ることができただろう。

先月と今回の旅で分かった。
中央自動車道の北側は山なので猛烈に気温差があるのだと。

再び空腹感が襲ってきたのでサンドイッチにコーヒーをチョイス。

食事を取りながら地図をめくってどのICで下りるべきかちょっと真剣に考えた。
最初の1歩を間違えると遠回りの連続になりそうだからだ。

しかし、松本市まで休憩が無ければ4時間で来られるんだな。
東京より足を伸ばしにくいと考えていたけど、意外に群馬県は近い部類かもしない。
これは覚えておこう。


そんなこんなで、長野自動車道から上信越自動車道へ。上田菅平ICで下りる。(7時34分)
今回決めたルートは単純で、左側(西側)から順に回るというもの。
北に行ってから南に戻るという行程など、今回は「戻る」というのが無駄だけど、これは致し方ない。

高速より南にある地点に関しては最後に後回し。とりあえず、群馬県がどれだけの大きさか把握し切れていない。
簡単に全部回ることができるのかもしれないし、そうでないかもしれない。
まずは1つめのメロディーロードへ向かう。

ちなみに全てのメロディーロードで写真は撮影していない。とてもできるような交通量じゃない場所があったり、後半は正直面倒になっていた。

まずは「雪山賛歌メロディライン♪」。(8時09分)

南に向かって走っていたら、どうやら北方向だけ音が鳴るみたいだった。
メロディラインは片側しか接地されていないようだ。ここはUターンして撮影。(北向き)
周りには雪が積もっているものの気温はかなり暖かい。写真から雪も溶けだしているのが分かる。
日曜の朝8時というのが原因か分からないが車通りは殆どない。
覚えやすいのでスタートは8時としよう。この時間をベースにどれくらいのペースか分かるだろう。

そして、次は「草津節メロディーライン♪」。(8時47分)

名前の通り草津温泉に向かう道路で交通量がここだけ圧倒的に多い。他府県ナンバーが多かった。
有名な温泉だがこんな所にあったんだな。地理というのは足を運ぶと理解が深まって面白い。
この先の道の駅でトイレ休憩し、今度は真南に向かう。その通り道に「おお牧場はみどり メロディライン♪」がある。

ただ、北方面と逆方向だった。
Uターンするにはやや交通量も多く、停める場所もなさそうだったので通過しただけ。

さらに南へ向かうと、これもまた有名な軽井沢がある。
人によっては軽井沢の位置を知らない人もいるかもしれない。
ちなみに群馬県ではなく長野県になる。



そんな軽井沢の右隣(東側)すぐに碓氷峠はある。
だが、そこは長野県ではなく群馬県。本当にすぐなのにだ。

 

大きい写真が一眼で撮影したもの。
同じ状況でiPhoneで撮影したものはボディ下部分の暗い赤が色化けしている。
やっぱりこうやってみると色々と違うものだ。

碓氷峠は交通量がかなり少ない。
ちなみに軽井沢のすぐ横なのに携帯電話の電波は圏外。
圏外だとハイドラのバッジが反応しないのだけど、峠を出て電波が回復した段階で取れた。

道はかなり悪くバンピー。おまけに粉塵まみれ。


そして、めがね橋(碓氷第三橋梁)。(10時12分)

有名どころの様子なので一応記念に撮影。交通量が少ないので成せる状況。(停車できる場所がない)
観光客も来ているようで近くの駐車場には車が数台見受けられた。

マンガの内容は覚えていないが、どうやらこのめがね橋も出てきていたようだ。
走ると楽しそうな雰囲気はあるけど、どうにも道路状況がよろしくない。

峠道を越えると一気に街らしくなり、碓氷鉄道文化むらがあった。(交通博物館みたいなもの)
規模もかなり大きく興味はあったがパスした。(後日になって後悔)

お次は、中里GT-Rのナイトキッズが本拠地にしている妙義山。(11時08分)
朝8時にスタートして丁度3時間。ペースとしては予想より早い。
今日の行動限界時間はあと、おおよそ7時間くらいかな。

妙義は碓氷峠からは意外に近い。地図で見てもわかるんだけど道もうまく繋がってる。

入口になっている道の駅で一眼をこそこそ取り出し撮影してみた。
やっぱり人目があるとこっぱずかしい。特に被写体を車としている所が。

ここは走っている場所が全く分からない。バッジを貰える場所は随分奥にあるんだけど、
マンガのシーンが全く浮かばないので何となく走るだけ。
奥には大きな鳥居があったけど有名なんだろうか?


写真だけでは妙義山ということも分からないので標識でなんとかごまかすことにした。
道は確かに崖になっていて「妙義の谷は深いぜ」という意味がわかった気がする。走っていてもなかなか面白いコースだった。
勾配がややきつく感じたかな。
ここで、あまりにも気温が上がっていて暑くなったのでセーターを脱いだ。

さて、次は秋名山のモデルとなった榛名山へ。

ところが30分程走った所で、マラソン大会が開催されており12時まで道路封鎖。先へ進めなくなっていた。
封鎖地点で地図と睨めっこしながら迂回路を探すが相当大回りをしなければならない。警備の人に聞いてみても同様の答えが返ってきた。
30分もここで待たなければならないのか?と途方に暮れていると目の前の駅で時間を潰してはどうか?という提案をいただく。

そんなこんなで訪れたのが「安中榛名駅(あんなかはるなえき)」。
田舎なのに駅舎がかなり立派なのは違和感を覚える。

車が停まっている割には人気は殆ど無い。
恐らく、ここまで車でやってきて後は列車で移動というパターンなのだろう。

都市部ではこういった駐車場は有料だが、ここに関してはそういった記載も無い。



何もやることが無いので、待合室に入ってコーヒーを飲みながらスマホをいじっていた。
そんな中で暇つぶしで撮影した1枚。

駅まで来たので切符でも購入しようかと思ったんだけど、初乗りが300円を超えていたので、
躊躇した結果やめることにした。
榛名という名はあるものの榛名山最寄りという訳でもない。

しかし見れば見るほどローカル路線の駅とは思えない。地元に有名な国会議員でもいるのだろうか?




12時を回ったので出発することにした。待っている間に調べたことは近くのガソリンスタンド。
残りのガソリンが乏しくなっていたので、榛名山を登り切った後の事を考えるとやや不安。
特に地方ではガソリンスタンドが意外に少ないので入れたいと思った時には近くに存在しない事が考えられた。

幸いにも安中榛名駅から数分の圏内に数件見つかった。
最近はスマホのナビを平行して使っている。
実はこのナビ6,000円くらい出して購入して出したアプリ。
アプリ名は「navico」。
何故購入したのかというと、現在の地名・住所が表示されること。
無料アプリやGoogleMapなどでは、こういう痒いところに手が届かないのだ。

地図上で左折したところに出光のマークが見えている。

ナビによるとここから16kmとなっているが、山道のため意外に距離感はある。



出発時以来初めての給油。走行距離は640km。
リッター10kmは切ることは無いだろうから、あと80km程は最低限走ることが可能だろう。

結果として給油量は56.5L。燃費は11.42km/L。



ここまでは暑いくらいだった気温も山を駆け上がると季節は完全に冬へ変わった。
雪など微塵もなかった麓だったが、山を登ると雪が見え始め、山頂付近では遂に雪が降り始めた。

そして榛名山、榛名湖に到着。(12時35分)

湖が完全に凍っとる…。

視線をやや右に移すと…

電信柱が邪魔だけど、榛名富士。
ちなみに南側から登ってきたのだけど、このルートは頭文字Dで使用されているルートではないようで、東側の道がそれらしいことが分かった。

スマホでも何枚か景色を撮影していたので縮小版で貼っておく。

 

こういった所でパノラマ撮影をすべきだった。
しかし、山といっても実際はそんなに登った感じではなかったんだけど、急激に天候も気温も変化した。
榛名山の春はまだまだのようだ。

そして、ダウンヒル。ゲームをやりこんでおくべきだったんだろうか。何の覚えもない。
碓氷峠や妙義山に比べると一般車が非常に多い。

榛名山だと言われても本当にそうなのか分からない写真になった。ただの山道だ。

 

  

5連ヘアピンなんかわかんないし、油断すると路肩の雪が道側にせり出していたりして危険。
うーんよくわからんなーと思いながら坂を下って終了。

下山してからは2ヶ所のメロディロードのバッジを取りに行くことにした。
ちなみに、ここではあんまり記載していないけど、「戦国国盗り合戦」も同時進行で確実に攻略を進めている。

まずは今のところのおさらい。

ということで次は、簡単そうな「星に願いを♪」を取りに行く。
計画としては、その後南に戻って「いつも何度でも♪」を狙う。

上にある、「四季の歌♪」と「夏の思い出♪」は時間的に厳しいと早くも悟った。


メロディーラインの写真はこれで最後。
この段階で時間は13時31分。

すぐさま南側へUターン。
そして北西にある「いつも何度でも♪」へ向かう。

これが意外と長い。その上、車の列が延々と続いているので速度も乗らない。

途中、道の駅で休憩しながらなんとか達成。

そのまま、再び元の道を戻るのだが、長時間繰り返していると、この「戻る」というのが
非常にダルくなってくる。
行って戻るという方法は効率が悪いんだけど、攻略上は仕方のないものだ。

この辺りから風が強くなる。
東京では黄砂のようなもので町が真っ黄色になったと話題だった。

しかし、群馬はそんなものじゃない。
雨が降っていないから土が畑から舞い上がってくる。
目の前の車が、土埃で見えなくなるのだ。大変な事態だった。

こういうネタに限って写真を撮っていない。
動揺した時にシャッターを切る位の機転が効く人間になりたい。


そして、遂に高橋兄弟の本拠地赤城山へ。
道中の道で車を見かける事が殆ど無くなった。
そして、急勾配でジグザグに登っていく典型的な山道。そして積雪。空気も凍りついた雰囲気で緊張感はMAX。
バッジが取れるまでの真ん中くらいに来た段階で正直泣きが入った。

これ、取り返しがつかない深みにはまっているんじゃないだろうか。

どれだけ酷いことになっているか、雰囲気を伝えるべき写真を山道で撮影しておくべきだったんだけど、こういう時に限ってそんな機転は利かない。
余裕が全くないのだ。
おまけに日は落ちてきているので、このまま気温が下がったら道路も凍結するかもしれない。

と思った時気温が記載されている掲示板があった。

「-5℃」

試合終了だ。

登り坂のピークを過ぎ、下った所で交差点が出てきた。もう無理。
ゴールは間近で、本当は赤城山のモニュメントか何かと一緒に記念撮影と洒落込みたかったけど、そんな余裕は全く無かった。
これは…遭難する(大げさ)。
バッジも取れたし引き返すことにした。

この時少しばかりの余裕があったのか撮影している。

場所はここ。時間は16時ジャスト。


振り返ればこんな景色。これはまだマシ。だからこそ、写真を撮る余裕があったんだろう。

引き返して、地図で言う赤城山総合観光案内所の直前の位置で発見。

再びこの掲示板を見た時には心の余裕が無かったのだろう。
一眼ではなくiPhoneで撮影していた。
その為か分からないが掲示板がきちんと写らない。

この-5という数値も、連続撮影して写っていた1枚で他は化けている。

道路そのものが積雪している地点は少なかった。
一ヶ所は登り坂で左に曲がりながらという所で出くわして、そのまま対向車線側に行きそうになった。

とにかく、乾燥していても気味が悪いのに、道路が濡れている箇所が多く、凍結を心配した。

ちなみに-5℃というと極寒のようなイメージがあるんだけど、セーターのままで出てもそこまで酷く感じなかった。
こんなものなら大阪の山の上も寒いぞ。(それでもマイナスは無いんだけど)
長時間になるとどうなるか分からないけど。

なんとか下山した時には日も落ちかかっていた。
そのまま、「チューリップ♪」、「うさぎとかめ♪」を連取。
引き返した時には完全に日は落ちた。

ここで、本日の行動は終了することにした。

さて、ここからの楽しみは宿決め。

とにもかくにも、この近辺で宿を取ることは無いので、高速に乗ってしまうことにした。
群馬県から埼玉県へ移動し最初にあるサービスエリア上里。
ここで考えることにした。

翌日行動する中心は東京。そして大宮などの埼玉近辺。
先月行った時に感じたのは横浜町田IC近くに駐車しておけば帰りがかなり楽になりそうな事。
また、帰りは多少辛くなるが東京へのアクセスという意味では宿泊したことのない大宮近辺も捨てがたい。
2箇所に絞りつつ、更に重要な「立体駐車場ではないこと」で絞ると意外に見あたらない。
疲れのためか、調べる根性、根気も無くなっていたのが原因で、自宅で前もって計画を立てておけば良かったのだ。

加えて、翌日駐車しておく料金を考えると普通の所へ行けば5,000円程度掛かってしまい、経済的ではない。

ここで、妥協。

三井ガーデンホテル千葉。
先月訪れたばかり。
東京へのアクセスのしやすさや翌日の駐車料金を考えた経済性でここに決めた。

冒険をするのをやめたのだ。
自分が求める本来の趣旨とやや異なるけど。それだけ疲れていた。

時間は表記されている19時31分。

ナビで計算すると到着まで118km、2時間弱。
千葉までと考えるとむしろ近く感じる。河内長野から鈴鹿サーキットまでの距離だ。

東京へ近づくにつれ渋滞がかなり発生していた。
特に練馬方面(東京の左上付近)方面へはきつそうだった。
こちらは千葉方面なので途中でお別れ。


これといった写真ではないんだけど、なぜか撮影していた1枚。
東京外環自動車道から首都高速5号池袋線への分岐。

この後は首都高らしく右へ左へで翻弄されることになる。
ナビが無かったら完全アウトだった所。
南側は理解していたつもりだけど、北側は全くの未開地。

適当に湾岸線まで出ればいいんじゃないの?とか思ってたけど甘かった。

到着した時間は22時過ぎ。
チェックインして、食事をしようと思いすかさず先月も行ったサイゼリアを目指すがラストオーダーは22時30分。
ギリギリアウトだった。
強風が吹き荒れて、寒波が襲っている状況。コートが無い状況で、駅前まで出向く気にもなれない。
というわけで、寂しくコンビニ弁当で済ませることになったのだった。

風呂にも入り、翌日の予定を立てようかと考えていたけど眠気が襲ってきたのでそのまま眠ることにした。
日が変わろうかという時間だったと思う。目覚ましのセットは午前7時。8時には確実に千葉駅に立ちたい。

そして翌日目が覚めたのは午前5時過ぎ。気分は爽快。
目が冴えて、地図と睨めっこしながら今日列車で回るルートを考えることにした。

こういう作業をしているのもまた楽しいのだ。
ただし、必要時間は基本調べない。調べるのは列車に乗ってから。

さて、第2日目のスタートだ。


ざっくり決めたルートはこう。

JR 千葉駅→船橋駅
東武鉄道 野田線 船橋駅→柏駅
JR 常磐線 柏駅→友部駅
JR 水戸線 友部駅→小山駅
JR 東北本線 小山駅→大宮駅
JR 埼京線 大宮駅→新宿駅

朝8時に出て13時くらいに高円寺で食事。あとは奥多摩まで往復し、
18時くらいには千葉に戻ってまったり帰るというのがざっくりとしたプラン。

ちなみに危険だと感じた奥多摩までの往復時間は調べていて、
新宿からだとおおよそ4時間掛かることが判明していた。
しかし、水戸線などに関しては全く調べず、ぶっつけ本番でリアルタイムに調べることにした。
このルート選択に関しては、「ケータイ戦国国盗り合戦」の国盗りありきのルート。
状況に応じて変更する事は可能。


突風が吹き荒れている上、真冬日に逆戻り。そんな中コート無しで10分弱の徒歩。
凄く寒いし、季節に合わない姿がやや恥ずかしい。8時前には千葉駅に到着。

珍しく私鉄を狙う理由は柏までの近道であること。どうしてもJRで統一できない国(160)があるから。

(109)は東北線で取れるけど、かなり千葉とはかけ離れている。
(165)に関しては帰りに少し千葉からオーバーして外房線に入れば2駅くらい先で取れる。




ただ、思ったより時間がかかった。船橋駅で東武鉄道の切符を勝った時には8時半前。
乗り継ぎ自体は上手く行き、おまけに柏から船橋への乗客は無茶苦茶多いのに、逆方向は少なく座る事ができた。
そこから柏まで30分。時間は9時。東部線が各停ということもあり時間を食った。

しかし縮尺からみて同じペースで行っても友部駅まで2時間はかかる。そこで11時。
奥多摩を諦めれば、なんとかなるか…と方向修正をしながら柏駅で常磐線を待つ。
しかし…1駅先の我孫子行きはよく来るのにその先に行く列車は全然来ない。
なんと30分先だ。しかも、先述したスタイルのため凄く寒い。
寒さを凌ぐため、数本やり過ごした我孫子まで結局乗ることにした。


我孫子で電車になんとか乗り込み到着予定時刻を見てみると、11時09分。
予想通り!

時間もあったのでスマホで友部駅の時刻表を見た。ローカル線なのか一時間に1本とか2本レベル。
それでも、関西であれば接続には恵まれているものだ。しかし、ココは関東。接続までの時間は40分。
正直、この寒空の中、駅のホームで40分も待っている忍耐力は無い。

そういうわけで、1時間近く乗ってきた列車を途中下車し、方向を山手線に向けた。
上野駅に到着したのはおよそ11時50分。なんと、もう4時間が経過してしまったのだ。


   

今回も東京フリーきっぷを導入。
京浜東北線で(175)を制圧し、赤羽駅で埼京線に乗り換え2駅先で(177)を制圧する。
ここで時間は12時16分。戻りは埼京線で新宿まで行く。これで(181)を制圧。

残すは(182)水道橋と(193)赤坂付近。
水道橋は秋葉原から東へ2駅。有名所は東京ドームや後楽園。

しかし腹ごしらえのため、いつもの「らーめんてつや」へ。
丸の内線に乗り換え、東高円寺へ。ここからなら徒歩4分だ。
てつやでは毎回みそらーめんを頼む。しょうゆらーめんもあるが、
もし外したらショックが大きいので頼むことができない。
それだけみそらーめんは美味しい。

到着は13時過ぎ。殆ど進んでいないにも関わらず5時間経過。
早めに千葉に戻って帰り道で奥多摩を狙う方が現実的と考えた。
ここで、帰る決心をする。


 

13時30分過ぎの丸の内線(メトロ)池袋行きに乗り込み、後楽園まで1本で行く。
途中の赤坂見附駅で運良く(193)を制圧し、後楽園で(182)も制圧。
これで東京都23区は制圧!
時間は14時15分。

東京ドームを横目に後はJR1本で千葉まで戻る。
徒歩でもそんなに時間はかからない。



 

これで千葉まで行き、外房線で2駅オーバー。これで電車旅は終了となった。

千葉に到着したのは16時。
渋滞を加味しない状況で検索したら電車で新宿から行くのと変わらない時間が出た。

誤差が30分程度出ても19時。そこから大阪に戻っても充分だ。
これで、東京近郊の国盗りのおおまかな部分は制圧できることになる。

やっぱり、郊外は車で回るに限るということが今回の旅で分かった。
ただ、それだけで割り切れないのが、ハイタッチ!driveにあるバッジの存在。
駅バッジを収集するには車では不便なのだ。

とにもかくにも出発することにした。

窓を開け車を走らせると右フロントあたりから、何かが擦れる様な音が聞こえ始めた。
スピードが出ると音の感覚は短くなることからタイヤ付近に何か接触している物があるのかなと思った。

しかし、高速道路が近づくにつれ、不安になってきたので住宅街にある駐車場に緊急停車。
一応車の周辺を見回ると右リアのタイヤが完全パンク!
乗っている感じでは音以外の違和感は全くなかったのに。
焦っていたのでやっぱり写真に収めるのを忘れた。

幸いにも近くにガソリンスタンドがあったので、パンク修理を依頼しようとした。
調べてみるとトレッド面に何かが刺さったような穴が発見された。
空気を入れてもそこから音を出しながら空気が漏れているのが確認できた。
このレベルまで来ると修理は無理とのことで限界まで空気を入れて貰い、
紹介して貰った2km先にあるオートウェーブというタイヤ専門店に向かうことにした。

その2kmが長く感じること。常に空気が漏れていると思うと気が気でない。
なんとか到着し、リアを確認した限りでは見た目正常を保っていた。

とりあえず同じグレードで探すかと考えたがハイグリップタイヤは置いていないという。
もっと深刻なのはNSXのノーマルサイズである225-50/16のタイヤが全くないこと。
グレードどころの話ではなく、交換できるタイヤが存在しないという事態だったのだ。

大阪に帰らなければならない旨を知らせると、親切にも同じ営業所に確認をしてくれた。
5,6件の電話では全くかすりもしない状況。
そして、やっと見つかったのは高速を使って片道1時間掛かる場所。

親切にも、スタッフの方が取りに行ってくださることになった。
時間を考えれば何の儲けにもならないだろうに、有り難い話である。

待合室はかなり広く遊具などもあり時間を潰しやすいようにできている。
UFOキャッチャーから昔懐かしのナムコミュージアムまであった。
待っている間はネット三昧。
スマホはやっぱり時間泥棒で、2時間くらいなら容易に潰すことができた。
モバイルバッテリーも持っているから電源の心配もなし!
最終取り付けは問題無く完了し無事大阪に向かうことができたのである。もちろん、奥多摩行きはキャンセルだ。
しかし、出費の3万はイタイ…。旅一回分に相当する金額。

インチアップタイヤならいざ知らず16インチなど最近ではどこにでもあるサイズだと思っていた。
扁平率などがどうも特殊な状況のようで、逆にこういう状況の場合は大変な事態になるのだと分かった。

時間は19時10分。まったり帰るにはいい時間だ。

帰りは前月と同じ経路。
湾岸で東京ディズニーランドを横目に走り、横浜新道を通り、横浜町田ICから合流。

ガソリンが乏しくなってきたので富士川サービスエリアで給油。出発時を入れて本日3回目。
つまり3万円程が今回のガソリンで消費された額。高速代より圧倒的に高くなりバカにならない。

時間は21時25分。出発からおおよそ2時間経過。
給油量は56.00L、燃費は11.07km/L。

伊勢湾岸に入ったのはその2時間後。

ちなみに予定時刻が2時台だけど、これは高速を何がなんでも通らせようとするため。
新名神高速道路から名神高速道路へ迂回させる。
しかし、南大阪である河内長野へ向かうには名阪国道を通るのが正解。
時間に差がでるし、経済的だ。


予定よりも早く着きすぎたので一旦休憩。
0時を回ってゲートを出なければ通行料金が半額にならないのだ。夕食も取らず走ってきたのでおにぎりセットを購入。

自宅到着は1時29分だった。

ケータイ戦国国盗り合戦は大阪を出る段階で289国だったのが最終は323国。
全国39,000位から17,500位にランクアップ!
大幅に取れていないのはやはり北海道、東北方面。
これは日帰りでは無理な範囲。
今後は大幅な伸びが無いと思うけど計画を練りながら一歩ずつ確実に行こうと思う。

■往路
藤井寺 \200
天理 \200
亀山〜名古屋西 \800
大地本線 \250
大山川 \280
小牧〜上田菅平 \2,950

高崎〜練馬 \1,550
大泉 \350
美女木上 \900
湾岸市川〜穴川西 \450

■復路
千葉北〜湾岸市川 \750
第三京浜接続 \900
新保土ヶ谷 \200
横浜町田〜亀山 \4,100
天理 \200
柏原本線 \200