仕事が休みの日に雨でも降ってくれれば家に引き籠もれるのに、陽気な天気は外へと私を誘う。
しかしながら、この季節の布団はなかなか私を離そうとしてくれない。
やっとの事で布団を飛び出したのは12時。
外に出るには何か理由を付けなければならない。
Zと入れ替えるには燃料もかなり余っている(静岡県富士川SAで給油したまま)し、使い切ってしまおうと考えたのだ。
丁度、「道の駅 旅案内全国地図」というものも買っていたので、比較的攻略しやすそうな滋賀県を選択した。
定価1155円。どうやら毎年発売されている様子。
発売予定日に書店に行ったらまだ24年度版しか売っていなくて、間違えて買いそうになった。
以前、琵琶湖を一周したときには意識もせずトイレ休憩の場所という認識で立ち寄っていただけだったので今考えるともったいないことをした。
今回は加えて、東海道五十三次の宿も三重から滋賀県に向けて全取得してしまおうと計画を立てた。
草津宿と亀山宿の間だけが取れていない。
今回のプランをざっくり書くと
家→奈良県 道の駅 針→そのまま名阪国道→亀山宿→滋賀に向けて走る→琵琶湖一周→家
ローコストを貫くために有料道路は使わない、下道の旅で行うことを決断した。(全てが浅はか)
西名阪自動車道は偉大だと感じる瞬間。下道だけだと2時間30分以上かかった。
309号から奈良県へ抜け高田バイパスで桜井市まで、そのまま宇陀方面から北上し針T・R・Sというルート。
名阪国道沿いにあるのに、ハイドラではタッチできない箇所。
最近は立ち寄ることも少なくなって数年。久々に来ることができた。
あとiOSのバージョンアップで殺風景な地図にICが出るようになった。
次は「関宿」(道の駅と宿の両方が取れる)。位置的には関ICを下りて北上して1号線に入り、左折して程なくある。
関宿(せきじゅく)はやや離れた場所にあり、やはり、スタンプが取れない。
仕方がなく徒歩で向かうと道路を渡ろうと信号まで行った所で取得できた。
割と範囲は広く設定されている様子。
そのまま1号線を走れば、「あいの土山」。
次に近いのは「こんぜの里りっとう」になりそうだけど帰りに拾うことにした。
「アグリの郷栗東」は以前に取得済み。
「竜王かがみの里」へ向かい琵琶湖を一周するように道の駅を制覇していく。
その前に宿の事もある。1号線沿いにあるが、やや離れていたものの、
「51.石部宿」「50.水口宿」を取得。
そして、「49.土山宿」「48.坂下宿」は歩み寄って取得した。
これで三重県の亀山宿から大津宿までコンプリート。
国道8号線添いに「竜王かがみの里」はある。
時間は日も暮れ始めた17時35分。今から琵琶湖を回ろうという入口で時間は5時間35分を経過。
国道8号線から名神高速道路側に向かい、八日市ICの北東に「あいとうマーガレットステーション」。
時間は18時20分。
龍王の里からの距離はそこまで無いのに1時間近くかかった。
完全に店は閉店してしまっていて静か。
そのまま国道307号線を北上すると「せせらぎの里こうら」がある。
後から知ったのはここは3月23日オープンということだった。
ハイドラにも登録されていなかった。
訪れる理由はなさそうだけど、そんなことは知らず立ち寄った。
次の「伊吹の里」へ向かう途中にあったので特に問題なし!
ここまでの距離は「あいとうマーガレットステーション」から10km程。
この間で完全に日は落ちてしまった。
そして、次は琵琶湖の東で唯一取れていない「伊吹の里」には19時33分。
外灯もなく真っ暗で写真は全く写らなかった。
湖岸沿いには道の駅がここまでに3つあったが、それは初回に取得済み。1度に回ることを考えれば随分楽な筈なんだけど結構キツイ。
そして、計算外だったのはガソリンの残りから、どう考えても給油は避けられないこと。
そして、琵琶湖の頂点に達した時給油警告灯が点灯。
琵琶湖4分の1ほどの距離を南下したところで取りこぼしていた「しんあさひ風車村」はある。
このあたりで探してでもガソリンを入れておくべきだった。
次はここから367号線へと内陸へ向かう。
琵琶湖周りでは最後の「くつき新本陣」。あとは帰り道に「こんぜの里りっとう」を取得して制覇だ。
内陸に入り嫌な予感は的中。店らしい店が無く山の中を走る。ガソリンスタンドが全く無いのだ。
警告灯は完全に点灯。出発前には考えてもいなかった緊張感が襲う。
程なく「くつき新本陣」に到着。
ここからが試練で、点灯から50kmの琵琶湖大橋近くまでガソリンスタンドは無かった。
これはJAFを呼ぶ覚悟を決め、走れるところまで走った結果間に合ったのだった。
ガソリンを満タンにして、琵琶湖大橋を200円で渡る。以前に来た時は「メロディライン」はハイドラに設定されていなかったが、
今回は取得することができた。
そしては最後の「こんぜの里りっとう」へ向かう。
時間は22時34分。
そこは山道の中にあった。最後の1つというのは緊張する。
漏れがあったりしないだろうか?と。
今回もなんとか無事に取得できた。帰りはそのまま信楽から宇治を経由し24号線で帰宅。
道の駅だけではなく「東海道五十三次 宿場 中級」も取得。
距離は東京に迫る492km。時間も思いの外かかった12時間。
ガソリンも結局満タンに近くなってしまったので、もう少しNSXは稼働させることにした。Zの出番はまだやってこない。