■フルリバース鋳造1ピースメッシュデザイン
■マニシング+逆ラウンドの新リム形状。金型成型の限界に挑んだ、わずか5度の抜け勾配が実現するほぼ垂直なメッシュ側面形状
■17・18インチはフロントとリアで専用金型によるリム深さが異なる設計
■シルバー、ホワイト、ブラックの3色にライトゴールドアルマイトのセンターナットの組合せ

Front.
SIZE 18x8.5J
PCD 114.3mm
OFF SET 45mm/35mm

Rear.
SIZE 18x9.5J
PCD 114.3mm
OFF SET 40mm/22mm

マフラーの次に変更すべき部分として選んだのがホイールであった。ホイールというものは、車のイメージをがらりと変えるものであり失敗は許されない。ホイールは、車の雰囲気を最も簡単に変えてしまうものなのである。

"HyperREV Vol.25 FAIRLADY Z"。Zフリークならまず持っているであろう、言わずと知れたフェアレディZの特集本である。その見開きにいきなり現れるBOMEXのフルエアロ2シーターに装着されるホイールが、この SIENA SR01である。その他Borderが採用するホイールもまたSR01である。BBSのLMのようなスポーティなメッシュデザインは意外にこのSR01以外は見つけることができなかった。Zに装着されているのを確認できるということは、自分のZに装着したときのイメージ作りは簡単である。金額的にも18インチで1本あたり定価6万円半ばという、そこそこの値段というのも購入意欲を向上させる一つであった。

問題点として露出したのは18インチのタイヤ代金が高額になることであった。GRID2という、いわゆるインチアップ用に用意されたタイヤでさえ12万を超えるのだ。純正サイズであれば、上位モデルのRE711を4本揃えても10万で充分お釣りが返ってくるのである。また、当時はバネ下重量の重要性を全く理解しておらず、装着後におけるバランスはホイールとタイヤの重さで相殺されており、操作感覚は殆ど変化が感じられなかったのも事実である。いや、マイナスだったかもしれない。

もう一つの問題点は、カラーにホワイトを選んだ点である。その直後に控えていた東京へのツーリングにどうしても間に合わせたかったというのもあり、在庫で存在するものは、ホワイトしかなかったのである。これがまた問題で、ブレーキダストがホワイトカラーに墨を塗ったような絵を描くのである。しかも、水洗いでは全く取れないので強力なホイールクリーナーを購入する必要があった。さらに拍車を掛けるような、洗いにくいメッシュデザイン。ホイール1つを洗い上げるには、ボディ1台分の時間を要したのである。2度と白のホイールは購入しないと心に誓った。

金額であるが、記録に残っていない。ただ、ホイールとタイヤを合わせて24,5万だったと思う。
随分負けて貰った。思えばこのショップには、それ以来ずっとお世話になっているのだ。