■鏡の領域を逸脱
写真を見てほしい。鏡面材+クロームメッキの組み合わせにて究極の輝きを実現することができた。また熱による変色もほとんどないので、ずっとこの輝きを満喫できる。製法が困難で完成させるまで約2年を必要としたが、その分絶対の自信をもって皆さんにおとどけする。

■既存概念打破
吸音材の目詰まりや熱硬化による音量の増大は、マフラーの寿命ではなくなった。ZEESは、エアークリーナーのフィルターと同じく別売カートリッジを用意。
マフラー=消耗品という概念を超越したZEESマフラー最大の特徴である。このスーパーメカニズムは実用新案二件を出願した。

■マフラーの耐久性とは
排気ガス中の水分はマフラーにとて大敵である。従来では不可能であった水抜きをドレーンボルトにより可能にした。
また、これはカートリッジ式のため、メインタイコ部分に空間があるからこそ実現できたシステムなのだ。
 
 
 

スポーツカーならずとも、マフラー交換は定番になりつつある。見た目の強調性もあるが、音に対する強調性もそれに含まれる。全てに於いて大きすぎず、小さすぎずというのは難しいバランスだ。

Zに一番最初に装着したパーツはマフラーであった。元々の純正左右各2本出しというものは非常に気に入っていたので、できればそれを程々に大きくしたものが希望であった。しかしながらショップでの話に排気効率という話が持ち上がり悩んだあげく、このZEESを選択するに至った。ZEESのモデルには数多くの素材バリエーションが存在する。私が選んだのは、「リヤタイコ以降クロームメッキ」と呼ばれる最も安価なタイプだ。上記の特徴にあるカートリッジは含まれない。また、ステンレスではないので、それなりの重さがある。

装着して初めて判ることがある。それは、130φという大口径のテールながら、音が非常に小さいことである。エンジン始動直後に関しては社外らしさを感じる音量であるが、アクセルを踏むとエンジン音がマフラーの音に勝ってしまうのである。車外で聞いてみるともっと酷いものでエンジン音位しか聞こえてこないのである。落ち着いて考えれば、このマフラーの売りにそういった音に対するこだわりや、排気効率に関しての記載は一切ないことから疑問を抱くべきであった。それ以上に、テールが大きければ音量が大きいという固定観念を持っていた故の選択の失敗とも言えるだろう。

クロームメッキ処理は、磨けばすぐに輝きを取り戻し、眩しいくらいの光沢を発する。夜間などはリアからのライトの反射で眩しささえ感じる。見た目だけなんとかしたいが、音に関してはノーマルを維持したいという方にはオススメである。

余談ではあるが、ステッカーを購入しに名古屋の本社までわざわざ買いに行った。名古屋ならではの食事をしたく思い、ZEES社員が食す食堂を紹介していただいたが休業。その近所のスポーツ店に殴り込んで紹介していただいた「かつ雅」。名古屋の名物のカツ(本来はミソカツ)を食したのは心に残るいい思い出だ。