■チタンカラーのスポーク部がよりスポーティさを強調するモデル。ブラックレザーにレッドステッチ、ホーンボタンもレッド。350φ。
日産の純正のエアバック内蔵ステアリングの大きさの外径は380φとスポーツカーとは思えない大きさであり、エアバック内蔵のため重量もそこそこある。また、ホーンボタンはエアバックを避けるような配置のため非常に押しにくい。つまり、安全性を除けばメリットは実際の所無いに等しい。
ステアリング選びは、ある意味ブッツケ本番みたいなところがあって、行った店の在庫にあったものから選んで装着するのが意外に多いかもしれない。私の場合は外径が360φのモモステというぼんやりとしたコンセプトのまま、尼崎のオートバックスに向かった(当時は最も大きい店だった)。しかしながら、思惑とは異なり外径は350φ中心で、モモステは殆ど無い状況。personalというブランドが豊富に揃えられ、コーナーが設けられているものの当時の私は、
「モモステ以外は存在すら知らん!」
という状況。しかも、Zの大事な部分に、この
「ノーブランドに近いものを装着する」
という意識が、踏ん切りをつけない一歩の理由。しかしながら、購入を決意をして遠くまで来たのに断念するのは勿体ない。デザインは秀逸であるということ、そして閉店までの時間を考え、決断。
残るはステアリングボス。いつも他の店で見つけていたのは\9,800のものだったのに、このときに限って\14,800のものしか扱っていない。ここまで来て引き返せないが故の泣く泣く購入。平成7年式以降のエアバッグ付Zに対応。会社はワークスベル。ナンバーは"623"。正式名称は「ステアリングホイールアダプター ユニバーサル ハブキット」。コードは"4983389006237"。
工賃を支払い、取付後にピットから店の駐車場には自分の手で戻すわけだが、AIRBAGマークは消灯したまま。ステアリングの距離が心持ち近くなった気がしていたのだが、気のせいでは無かった。公道に出て曲がるときにウィンカーに指をかけようとしたときに普通に届かないのである。いつもは、中指の第二関節あたりを使って行っていたのだが、かすりもしない。お陰で帰り道はウィンカー戻したつもりでずーっと走ってて、えらく恥ずかしかった。で、挙げ句の果てに信号待ちで、「このウィンカーレバー手前にけーへんのかなー」とかアホなことを考えて引っ張ってしまい、前のクルマをパッシングしてしまう始末。クッハー…。
ステアリングを交換して、操作性の向上、ハンドルの取られやすさの軽減など充分実感できるメリットが、上記の不具合をカバー。不具合と言えど慣れればなんとかなる問題なので我慢できる。気分も上々。
で、もう戻ることは不可能な距離まで来てAIRBAGマークがピコって点灯。
「コレは何かの間違いだ〜〜〜〜〜!」
エンジンをきってみたりしたが全く元に戻らず。冷静さも当然元に戻らず。夜はすごく眩しい。バッテリを外しても元に戻る気配すらない。マニュアルを再度読み直すと対処法は…
「電球を外して下さい」
と。
参考金額
商品名 |
金額 |
personal Ti GRINTA |
23,400 |
ボス 623 |
14,500 |
工賃 |
3,000 |
消費税 |
2,045 |
総合計金額 |
42,945 |
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