2013.01.10(木) [ドライブ] 和歌山一周



 昼間に走れる手頃な場所といえば和歌山方面。
今まで数回和歌山の沿岸を伝って一周してきたことはあるけど、真っ昼間に走ったことはない。
この数ヶ月で北は福島県、南は鹿児島県まで走り込んだ。ということで消去法として割と簡単な部類の和歌山になったわけだ。

しかし…近くて長い旅になるのが和歌山だということをすっかり忘れていた。というか気のせいだと思っていた。

そんな事だから出発も午前11を随分回ってから。ガソリンを満タンにして出発。
国道170号線を関西空港方面へ走り、途中で阪和道へ。ここからは高速道路を使って南下。
和歌山を超え、海南市を越えた辺りから対面通行になる。まったり走行していたけどますますまったり。

阪和道は御坊湯浅道路と名前を変え続いていく。
だけど、白浜には一歩届かない所で高速道路は途切れるのだ。

  

ということで最後のサービスエリアで早めに昼食をいただくことにした。
12時50分頃だったと思うけど、通常ピークと思われる食堂にお客さんはゼロ。

異様な光景だったけど、名物らしい名物もメニューになかったのでサッと食べられるカレーをチョイス。
トッピングはカツを選択したけど、うーん…。

今後はサービスエリアの食事を考えたくなるような、そんな昼下がり。およそ2時間走った割には距離は109.90kmと微妙な距離。



  

道中は海岸線が中心。海の青が独特の色をしていて目を奪われる。ペースはトロトロしているんだけど、それもまた良し。
だけど…数時間走っていると飽きる。どんなに綺麗な風景でもこれは絶対。

普段なら潮岬灯台に立ち寄るんだけど、夜中と違って近くの駐車場では有料になってしまう。
そこまでして見るほどのものではないのでちょっと先に進むことにした。

潮岬観光タワー。禁断の逆光撮影。月曜の真っ昼間のせいか観光客はいない。ちなみに写真を撮影した右横はトイレ。

 

昼食から1時間36分。下道を走ってからは意外に早く到着。特に何も予定がなかったので周りを散策することにした。
やたと最南端を強調する記念碑がある。

まずはこれ。 
拡大すると分かるんだけど奥に海を眺めて黄昏れている人がいる。
モデルに一枚と思ったけど、人物が小さすぎた。

右側に植物が写っているけど、この後ろがトイレだったりする。




これも最南端。
こういうのは1つにしておくといいんだけど、近くにある。



実はここに来るのには通常の散歩道を歩いてくる方法がポピュラーだと思うんだけど、観光タワーからは散歩道起点まで離れているので…

こんなところを歩いてきた。望楼の芝生(ぼうろうのしばふ)と呼ばれる場所。観光名所の一つとして調べると出てくる3万坪の芝生。
残念ながら季節は真冬なので緑の芝生は臨めない。


海側に出ればこんな所も。
階段が下まで続いていて岩場まで散歩できるようになっている。
今回は歩いていかなかったけど、塩溜まりとか眺めていたら面白そうだ。




散歩道はこんな感じに木のアーチになっていて雰囲気がある。
この右側は崖になっていて、すぐそこは海なんだけど。



潮岬灯台を見ることもできる。



そしてやっぱりまだあった最南端。
ギリギリのラインで潮岬灯台も収めた。こうしてみると木のアーチも理解して貰いやすいかな。


ここからは特に大きな目的もなく三重県の右端まで走るか…くらいの気分。
下道はやっぱりペースが上がらない上にすぐに周りも暗くなって完全に夜に走っている気分。
こうなったら風景もクソもない。

そんな中2回の痛恨ミス。

無料のバイパスらしきものを見つけて走ってみたら全く違う方向だった。
右下に行って再び戻ると実はほんの少ししか進んでいない。
欲を出すとろくな事にならない。




そしてこれも。
紀勢道なるものがあって、名前から「伊勢に向かって走る道路だ」と思った。
しかし、紀州に向かって走る道路だった。





ちょっと広域にしてみると、そんな2ヶ所がバッチリ。
つまり短時間の間に2度もボコボコにされたということだ。
これは体以上に精神的にやられた。
もちろん時間もたっぷり使うことになった。これを無駄という。


端っこまで行く気力も無くなったので志摩市で勘弁してやることにした。小さい地図でみれば端っこだ。
北へ20km程走れば有名な鳥羽市。夫婦岩のある所ね。
伊勢自動車道を使って後は関経由で帰るだけ。しかし、この段階でガソリンはメーター読みで4分の1。

そして途中でケータイ戦国国盗りで200カ国制覇!
津地域。三重県で残しているのは四日市のみ。

全国で設定されているのは600ヶ所なのであと3分の2。
長距離を走ると割とポンポン取れていく。
(ただし高速道路なので周りがポロポロ逃す)



伊勢関インターが近づいた所で安濃(あの)サービスエリアがある。

 

今まで見た中でもかなりの寂れた雰囲気。駐車場に車が停まっていない。

ここで赤福をゲット。
家に帰って夕食を食べることも面倒だったので食堂にていただくことに。
やっぱりというか、松坂牛(まつさかうし)に関わる種類が多い。

ちょっと奮発して松坂牛定食(\1,600)。

さすが松坂牛!口の中でとろけるような柔らかさ。

という事もなく。いや、むしろ堅い。
頭の中で「これは松阪牛」という言葉を繰り返して食べた。

残念ながら言われなければ気付かないレベルだ。
というか、本島に松坂牛なのだろうか。

iPhoneで撮影したら、こういう写真はイマイチ。
なんか色艶があんまり伝わってこない。



 

というわけで、潮岬を出て食事休憩を加えた時間はなんと7時間52分。九州上陸も可能な時間だ。
ただし、下道が中心のため距離は433.61km。

自宅到着前に燃料切れ警告灯が点灯。トータル走行距離は600km強だった。出発からはほぼ12時間が経過。

疲れによる判断ミスもあってさらに疲れたりした。
帰宅した後は、一人甘い物対決!

 

さすが一眼レフ。それなりに美味しそうに見える。

そしてチャレンジしたものの…

5個でギブアップ。今までだったら一気食いできたのになぁ。
ちなみに完食まで更に追加で2日を要した。
また、体の疲れは翌日全く取れていなかった。
やっぱり乗り心地が悪いのでそれなりの上下運動している状況になっているのと、過度な連続運転によるものだろう。
しばらくは和歌山一周はもういいや。これは苦行に近いぞ!