2013.06.06(木) [ドライブ] 日本海側ルートで青森を目指す。




6月に入る数日前に、勤務シフトが確定した。
前半に2連休があるなあ・・・どこか遠くへ行きたい。
とりあえず、北海道はムリなので限りなく北海道の近くへ…というわけで、今回は北に行くことにした。
下調べは無し、予定も無し、あくまでゴール地点だけ。青森駅っと。

どこまで行くことができるか正直不明だったのでホテルなどは決めず出撃することにした。
仕事から帰って食事もせず、ささっと準備して出発。
今回も使うかわかんない一眼は持っていく。

23時過ぎには出発。今回はiPhoneのUSB充電も完璧(先日の東京行きのときは忘れた)。
近所のセブンイレブンで眠眠打破の上を行く「強強打破(\399也)」で儀式を行う。(23時05分)
そして、いつものガソリンスタンドで給油。(23時13分)

今回は日本海側を伝って北に向かうことにした。
高速道路を使うと新潟で途切れるので、ナビなど一般的には常磐道(福島に抜ける)を経由し東北道に抜けるのがセオリー。
しかし、疑問があった。常磐道の東へ抜けるロスを考えれば下道を使っても早いんじゃないかな・・・と。

ガソリンを満タンにし「ハイドラ」を起動。出発!

深夜割引を効率よく使うには料金所を限りなく少なくすること。




今回は美原北ICから近畿道に乗り、第二京阪、京滋バイパスを経由し名神高速道路へ。

ハイドラのメッセージが電車旅のままだった。
1時間半経過して滋賀県とは思ったより進んでいない。
希望的イメージでは福井県に達していて、午前3時には新潟県の端っこに到達して仮眠している位が希望。
ちなみに暴走行為はしていない。
ハイドラはよく考えられている。
スピードが100kmを越えた段階で操作不可になり、120kmを越えるとバッジゲットやハイタッチも一切不可になる。
いい安全運転アイテムだ。




滋賀県の出口近くの賤ヶ岳サービスエリアで最初の休憩。

なかなか凝った料理がサービスエリアにあったのでついつい頼んでみた。
最近、動物性タンパク質にもご無沙汰だし。普段はあまり行わない豪勢な食事をしてみた。
とは言っても750円だけど。




チーズインハンバーグ。

チーズが中に入っているというギミックだけにやられてしまった。
お米は確か地元のお米を使っているとか書いてたかな?素直に美味しかった。
ちなみにサービスエリアの食事は結構価格に見合わない地雷があるんだけど、この駒ヶ岳サービスエリアは安心だ!




そして、ちょっとリッチにドリップコーヒー。


ドライブの時は缶コーヒーでは無く、このタイプ。80円アップだけど味はその数倍上。価格に見合う味がある。
少し時間はかかるけど、喫茶店などで入れて貰うコーヒーの味だ。喉に沁みる苦み。目が冴える苦み。
缶コーヒーのブラックより余程か目が冴える。
会社にもこのくらいのレベルの自販機が欲しい。

滋賀県から北陸自動車道へ。
石川県も越えて頑張って走ったものの時間的に眠っておかないと色々と問題が出るのは今までの経験から。
そして、この時期日が昇ると熱さで寝ていられないので、距離は稼げなかったけど、富山県は小矢部川SAで一泊!
(知多半島の真下くらいの位置)

走行距離は347km。飯食ってる時間はあったけど4時間近くかけて、目的距離の3分の1か・・・。
ダメだったら秋田で終わりにしよう。

時間は午前3時半前。
結構トラックのアイドリング音が大きいので耳栓をしたけど全然駄目。
アイマスクをして眠りに就いたんだけど、これが意外に眠れない。
やってしまったか、あのコーヒーが効いているのかもしれない。

なんか体勢が気に食わなかったのか、苦しかった。何度も目を覚まし寝返りを打った。
5時間位は眠ったかなと思って起きたら4時間。今回も失敗だ…。




朝食はサンドイッチにコーヒー。(午前7時34分)

こんなコーヒーで150円払うくらいなら、それこそ昨晩のドリップコーヒーを再び飲むべきだった。
そういった判断力が低くなるのは睡眠不足によるもの。普通なら気づいたり思い浮かぶことができなくなる。

富山名物といえば、ますの寿司。
源という本社にますの寿司を買いに行った時、社長さんに声をかけられたことがあった。
その時はNSXで出かけていたんだけど、駐車場に停めていた車を見つけて声をかけたとのこと。
社長もNSXに乗っていて富山で2番目のオーダーだったとか。今でも奥さんとドライブにNSXに出かけるのだとか。
そういう出会いをもたらしてくれるのも特殊な車ならでは。

富山を越えたら次は新潟県。




新潟県の親不知付近。以前NSXで来た時は下道だった。(午前8時54分)

新潟県はかなり細長くておよそ300kmある。大阪から富山まで走ってきた距離とほぼ同等。
ちなみに大阪と名古屋の距離が200kmだからどれほどのものかわかるだろう。




あと全然関係ないけど新潟県の長岡市でこんなの出た。

交通情報の取り締まりなどが普段出るんだけど、これはどう対応しろっていうんじゃい!
長岡市は新潟県のほぼど真ん中。ここで10時過ぎ。
緯度で見れば福島県のど真ん中の位置と同じ。
単純に考えれば日帰りでも福島県くらいなら意外に行けるんじゃなかろうか?(時間的に)




およそ600kmで限界点。(午前10時54分)

北陸道最後の給油可能地点、黒埼パーキングエリアで給油。磐越自動車道が出てくる直前のパーキングエリア。


サービスエリア以外でも給油できるところがあるとは知らなかった!


ここまで使い切ってもガソリン満タンで60.59L(\10,300)。
単純燃費で10km/L。

東京に行ったときも今まで以上に減りが早いと思っていたんだけど…。
ここでおかしいなと思っていた事が確信に変わる。Zのガソリンタンクは72Lなのだ。
およそ12Lがタンクに残っていればここまで燃料計の針が下がるわけが無いし、警告灯も光るわけが無い。
が、実際光っているし満タンにしても60Lしか入らない。

針の下がるスピードが早いということになるな、これは…。
致命的な問題ではないし、むしろ早め早めにガソリンを入れる事ができるので無理しないのでいいのかな?



11時15分新潟JCT。今までは磐越自動車道に逃げていたけど直進!

首都東京を避けてのルートはここで磐越道に行くのが常套。そして、福島県の東北自動車道に続く。
しかし、日本海東北道という名前に変わるここからがチャレンジ。




しかし・・・磐越道と同様に対面通行。

ここまで走って全体感を見てみると・・・




まだ半分位しか走っていないことに驚愕。




しかも、新潟の途中で寸断される。(11時38分 中条本線料金所)


ちなみに、ここで初の料金所。気になる金額は50%OFFの6,100円。




まだ、作っている最中なのか以前より少しだけ伸びていた。2009年度版のナビでは空を飛んだ。

この先下道が増えてペースダウンも確実。厳しい戦いが予想される。




…と思われたけど、国道とは思えない静けさ。




下道になり海岸沿いの国道を突き進む。




・・・が、工事が多い。

この地域で片側車線だとある番組の事件を思い出し無意味に何枚も写真を撮っていた。
そう、だるま屋ウイリー事件である。場所は違うんだけどね。




そのまま突き進んで山形県で一応通りがかりの道の駅をチェック。

あわよくば食事でも…と思ったけど微妙で、結局トイレ行っただけだった。

そして、14時14分・・・




秋田県に突入!

秋田まで来ると象潟仁賀保道路から日本海東北自動車道がある(現在無料)




現在、ここが起点のようで、合流する所を見ると今は南に向けて作られているのがわかる。

が・・・対面通行。前にすんごく遅いトラックがいる。
無料だとこういうのが乗り込んでくる。制限速度60kmを40kmで駆け抜ける。ちょっと勘弁して欲しい。




iPhoneにインストールした新しめの地図でもこのとおり。まだ道はない。

そして選択肢として海岸沿いの下道と、内陸に反れて秋田市と秋田空港を経由して再び海側に戻るという有料のくの字ルート(日本海東北自動車道は現在無料だけど、途中の秋田空港から有料の秋田自動車道になる)がある。
上のナビ画面を見てわかるとおり、到着予定時刻がオススメルートでも19時32分。自分の中の理想時間(根拠無し)である18時を大きく上回っている以上、下道を選択する余地は無い。

今回の海岸沿い作戦は完全に失敗だ。




高速を使うと1時間の走行で到着予定時間が30分短縮された!




男鹿半島を通り過ぎる。

そして、17時07分・・・




遂に青森入り!!(17時07分)

東北自動車道に合流し短距離だけど高速で距離を稼ぐ!




そして立ち寄ったのは津軽SA。(17時25分)




これを手に入れておくため。大量購入!

甘いもの対決である対決列島で用いられた「気になるリンゴ」。
漬け物石とまで言わせたずっしり感は思わず笑ってしまう。
青森の観光地ではどこでも手に入るようだ。十和田湖でも販売していた。




なんとか日が昇っているうちに青森市に突入。(17時43分)




青森料金所を抜ける!

そして一目散に青森駅へ。(多分青森中央駅が大きいんだろうけど)



思った以上にローカル臭い。人の姿もまばら。





改札少ない・・・

特急「白鳥」が連発であると思いきや1時間ずれていたり、普通車はなにげにワンマン。しかも1時間に1本。
県庁所在地であるメインの駅でもこんなもんなんですね。これはちょっと驚き。




駅を出て駐車場に向かうと船が。八甲田丸と書かれていますね。




強引に青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸と青森ベイブリッジを収めた。




その後は、駅から1kmほど離れたワシントンホテルに直行。(18時40分)

楽天トラベルで道中予約。有名なビジネスホテルで4100円と格安。
なにげに写真撮影されているけど、真横に用意されていた駐車場が満車。
周りを一周して裏手にあったコインパーキングに停めたのだった。

チェックインを済ませ、一眼レフをスタンバイ。
これまではiPhoneで写真撮影だったけど遂に始動。



おや?なんだか様子がおかしいぞ?

今頃自宅ではモリモリに充電されていることだろう。

あああ・・・。

とりあえず、ハイドラをここで停止。



富山からでも740kmか。結構あったかな。大阪から栃木の宇都宮くらいで700km。
流石田舎というべきか、これだけの距離と時間でハイタッチ数は0。
時間は10時間。ちなみに磐越道を通るコースを過去行っているが、その時は青森まで12時間。
それを考えれば距離は短くなっているかもしれないけど、時間的には非現実だと分かった。




青森駅に向かって徒歩で散策。

駅に向かうメインストリートだけど19時に入ったばかりでこう。
人が殆ど歩いていない。京都の河原町のような感じなんだけど。



そして再び青森駅前。


夕食を食べようとしたけどイマイチ一人で入れるような店が無い。
駅弁でも買おうと思ったけど売っていなかった。

人間ウォッチングしていると、こちらは半袖なんだけど、周りの人は殆どの人が長袖。学生もまだ衣替えしていない。
旅行者丸出しだ。

何も買うものが無くて仕方が無くコンビニ弁当。翌朝用のパンやお菓子、飲み物を大量に買い込んだ。
飯を食いながら風呂にお湯を張る。
持ってきたVAIO Pがあっという間に熱でクロックダウンしてネットもまともに使えなくなった。
文字入力も表示が後から着いてくるレベル。放熱プログラムがうまく働いていないんだろう。Windows8との相性は最悪。
元々、SONYはアップグレード対象外とされていたから仕方がないか。

寝たのは22時過ぎだったかな。

今までの旅は道中の睡眠で失敗してきて、疲労度で悩まされてきた。
しかし、今回はこれだけの距離を走ったにも関わらず、まだマシだったと思う。
疲れていたのには間違いないけども。

さて、次の日には大阪に向かってすぐ帰らなければならない。

気になる片道のトータル費用は2万円ちょい。
これで青森までの旅。
複数人で旅行して割り勘すれば格安で非現実的な場所まで来られる。

ただ、常に想定しておかなければならないのは、何らかの事故や故障で車が使えなくなること。
何も考えていないようだけど私は常にそれだけは考えて行動している。

(つづく)