2014.12.04(木) [ドライブ] 奈良県は上北山村の温泉へ

今日は温泉地に向かおうと思い計画を立てていたのだ。
とはいっても隣の奈良県と距離は遠くない。
大阪から続く国道309号線を突っ切ればすぐだ。

ただ、20年くらい前に国道309号線から大阪へ帰ろうとしたとき、あまりの酷道っぷりに相当な驚きとかなりのストレスを感じたのだ。
とういうのも、穴が開いているのは当たり前。
落石上等、さらに崖崩れで土が道路を横断している上を通ったりと経験不足の私には前代未聞の道だったから。

国道309号線のどこから酷道になるは覚えていないけど、もう20年近くも経過している。
道の酷さも改善し車線ができて通りやすくなっているかもしれないという淡い期待の元12時半過ぎに出発したのだった。
国道309号線には、河内長野からだと割とあっさり合流する。

1時間半後、「道の駅 吉野路黒滝」に到着!


道は車線もあり全く走行に問題はない。
目的地の上北山村まではおよそ半分を消化した感じ。
おおよそ残り40kmというところ。

程なく走ると長いトンネルが出現する。
そして…トンネルを超えるとそこには…雪が降っていた。
積もりはしていないけど、予想だにしない状況には結構ビビった。

そして、酷道らしき道がスタートする!


そして、川沿いに走りつつ森の間を走ると警告板が!

「高さ3m以上、長さ7m以上 車両通行不可」と書かれている。
天候のせいもあるけど安全性も考え、ヘッドライトはオン!


そして、さらに進むと…


「冬期通行止め 26年12月15日15時から27年4月20日16時まで」
と書かれた予告看板が…。

あと10日程で通行止め期間に入るから結構ギリギリだった。アブナイアブナイ!

拳大の落石が狭い道に当たり前のように道のど真ん中に落ちている。
対向車も1度やってきて大変だったりと神経がすり減っていく。
どこのお遍路だよと言いたくなる。

ずっと狭い道でも無くてたまにこのくらいは広くなったりする。


目的地までの距離も時間の割に縮まらない。

そして、渓流の脇の道から山道へ変化し始めた時。

道の脇に雪が積もり始めた。

大阪から少し走った奈良県とは思えない光景。

とにかく、夏タイヤで急制動は絶対アウトだ。
ギアも1つ上のギアで急なトルクがかからないように走る。ブレーキもそろーっと。

そして…頑張ってみたけど、ハンドルが真っ直ぐでもリアが横に暴れ始めます。
急激ではないんだけど、ヌルっ!という感じで横にズレていく。

危険な状況になってきたところで少し広いところに出たのでなんとか脇に寄せてみた。
そこまで積もっているわけではないのに夏タイヤは無力!





地図を見てみるとあともう少しというところ。
しかし、道は上り坂。
そして、この直後から激しい道に入る。

雪はもっと激しく積もる予感がするなあ…
しかも、ここ携帯電話の電波が圏外だし、何かあった場合遭難するなあ…。


ということで、勇気ある撤退を行うことにした。

せっかく、タオルとか準備してきたのに。
2年ぶりの温泉なのに…。
そして、ここまでの狭い道を再び30分くらい戻るのか…と思うとゲッソリ。

かなりのダメージを受けることになったのだった。

なんとか無事通りぬけ、道の駅「吉野路大淀iセンター」を経由して帰ることにした。



ここで、奈良名物「柿の葉寿司」と「柿の葉茶」を購入。



奈良なら、柿の葉寿司はどこでも売っているし、色々なところが作っている。
いつでも食べられると思うとそのままで、結局一度も食べたことが無かった。



柿の葉寿司は醤油を付けずに食べるんだそう。
それ故に、醤油が付いていないんだとか。
ちなみに、柿の葉は食べないので注意。
あくまで長期保存用に柿の葉が使われている(という設定)。




家に帰り、Googleマップで途中の道の駅から上北山村まで経路検索をしたら国道309号は選ばれなかった。
かなり遠回りをして北から行くようになっていた。
ちゃんと考えられてるなあGoogleマップは。


さて…後日別ルートからリベンジするかどうか…考え中。
しかし、今日はすごく疲れた。
あの酷道を走りきった後の温泉は格別だったろうなーと思ったり。
未練いっぱいなのだった。