H24.10.11(木)-10.12(金) [ドライブ] ぶらり九州ドライブ



  今年は3連休が取れず北海道は無理となった。ということで、九州方面へ無計画に走ることにした。
高速道路をひたすら走って鹿児島中央駅あたりまで走ればいいかな位のノリで。

今回は着替えも用意せず、iPhone+補助バッテリー、iPod、VAIO_P、一眼のNEX5、そして一応るるぶ九州。
最低限で走りきる。今回はスマホだけでどれだけ旅ができるかという冒険もしてみた。
よってホテルはその場で辿り着きそうな場所を取ろうと思う。縛られない旅だ。
なお、写真は殆どがiPhoneのもの。ついつい縦で撮影してしまうので縦画面が多い。

 出発は仕事終わりの23時には大阪を出発。今回はいつもと違うルートを選択することにした。
今までは近畿道を使って大回りしながら山陽道へ向かっていたが、阪神高速堺線を使うことにした。
ここから環状線を経由し、神戸線、加古川バイパス、山陽道だ。
神戸の京橋あたりで0時半、山陽道に合流が1時10分。出発から3時間経過した2時6分に岡山は吉備サービスエリア。
いかに上手く大阪を脱出できるかが大きいと感じる。

さて、吉備(きび)といえばこれ。

廣榮堂(http://www.koeido.co.jp)のきびだんご。
岡山が吉備団子(きびだんご)の地であることは知らない人も多いかも。
しかし、存在は誰もが知っていると思う。
桃太郎でイヌ、キジ、サルを従える重要アイテムだからだ。

しかし、吉備団子の誕生は安政三年(1856年)と歴史は以外に浅い。
物語はかなり古いものであると思っていたが、近年に作られたものだった。
吉備団子との関係は後付なのか、それとも…。




10分程休憩しスタート。延々と走り続け、4時42分に山口県の岩国を越えたところにある玖珂パーキングエリアに到着。
それまでもサービスエリアに立ち寄り仮眠スペースを探していたのだが、今回は全く見あたらず、ここまで来てしまった。
というわけで、仮眠。

朝、出発は8時39分。延々と走り続け10時10分に…

関門橋に辿り着く。
天気予報は晴れだったけど、実はここまで夜も朝も雨の連続。
福岡の直前にある古賀サービスエリアに10時48分。一般的に見て鹿児島まで凄く時間がかかるイメージがあるかもしれない。
しかし、ぼーっと走っていると

2時間で鹿児島地域に突入。自宅から京都レベルの時間だ。
先日iPhone5を購入してからスタートしたケータイ戦国国盗り合戦という、
スタンプラリーのようなゲームを平行して行っており、この鹿児島が、
記念すべき100国目になった。
全国で600国というから6分の1。意外に遠出をすると溜まっていく。
既に統一を果たした人もいるらしい。凄いな。

効率を考えれば下調べして経路計画を綿密に立てていけばいいのだけど、
今回はドライブの中心をゲームに持ってきたくなかったので、適当に進めている。
そのお陰でボロボロ取りこぼしもあったりして。

しかし、その取りこぼしを取りに行く時は、その1点の地域に留まり
ゆっくりとした旅をしたいという隠れた楽しみもある。

今回は福岡市中心部あたりが全く取れていないので、福岡市を中心とした
旅を今度はまったりとしたいと思う。




 14時43分には鹿児島中央駅に到着。

駅に観覧車! 駅の中央口

駅ナカにビックカメラ その中にソフマップ

 ここまで昼食抜きで走ってきたのでグルメをいただこうとしたのだが、駅内には目立った店はなかった。
というわけで手短なマクドナルドで今旬の月見バーガーを食べてこの先の道筋を占うことにした。
こういう場合でもスマホは凄く役に立つ。携帯電話だと表示領域が狭く見にくい。スマホでもPCに比べれば狭いのだけど、まだまだ許せる範囲。
ここで、見つけたのが対岸の桜島に渡ることができるフェリー。その名も「桜島フェリー(http://sakurajima-ferry.jp/
)」。

 フェリーに車を積載するとなると距離に関係なく一般的に凄く高額になる。(距離が長いほど割安感は出る)
ところが、この桜島フェリーは度肝を抜く1,480円。運行時間15分。
一般的な時間では15分ごとに到着、通勤時間帯には10分ごとにやってくる。凄い!
通常のフェリーのように車検証を用意したり、記載したりする必要が無い様子で、料金所は桜島のみ。
1時間ほどまったりして、ドキドキしながら向かうことにした。

 ドキドキしたのはそれまでの道中でも。路面電車との距離が凄く近くて大迫力。右折の時とかなかなか緊張感が最高潮に達する。

鹿児島中央駅から鹿児島港までは車で10分ほど。道中の町中は意外に充実していて都会っぽさもあった。岡山駅前より数段上。

海を渡るZ 船内

 想像を超えた状況だった。車の列に並んで次々に流れていく。中に入っても、みんな車から出ない。
どうしていいか分からないから人間ウォッチング。が、15分なんてあっという間。
到着して前の車に続くと高速道路の料金所みたいな所に。そこで1,480円を支払って終了。凄くシンプル。

桜島本島から見た御岳。
以前見た時より灰を被っているっぽい。




 NSXで一度訪れた「道の駅たるみず」より桜島を望む。以前に来た時は真っ昼間だったが今日は夕方。

そして、以前には無かった火山灰が。

一眼の利用はこの2枚のみ。

 17時前ということで流石にホテルの予約をしておかねばなるまい。
希望としては22時にチェックインしたい。
その段階で到着しそうな場所は…大分県あたりか。

ということで、スマホでチャレンジ。
駐車場が用意されている所がいつも選択する前提。
リストに2,980円レベルが沢山出てきたけど、ちょっと怖いので4,800円に。
割とあっさり。
自由度が深まるけど、何かを失った気もする。

最初は下道で宮崎経由で向かっていたものの思いの外進まず、到着予定時刻も
午前1時を回りそうなレベルだったので有料道路を駆使し、なんとか22時に到着。

道中で問題が1点発生。
それは左のフロントウインカーランプが切れたようでハイフラに。
思った以上にテンションは下がった。凄く気分が重くなった。
翌日にはオートバックスに立ち寄ってランプを買う予定を入れなければ。

そして失敗したことに気付く。
大分駅からは車で圏内ではあるものの、そこより2駅離れている普通の街。
そんな街には歩き回ってもコンビニ1件、ファーストフード店が0。
散歩しても意外に面白みが何もない。

お陰で夕食はコンビニ弁当なのだった。




 今後の予定として、大分からやや福岡よりにある別府へ向かうことを組み込んだ。
以前から欲しかった「姫だるま」が売られているらしい情報がネット上にあったのだ。
本来であれば姫だるま工房へ向かうべきなのだろうが、南側へずいぶん離れた位置になるので往復が辛い。
そして、そのまま四国へ渡って大阪へ帰るという計画を立てた。

 翌日は店のオープン時間の兼ね合いもあったので遅めの8時起床。
別府へ向かう道路は壮大な片側3車線。平行して走ったJRの車両はJNR時代の古いものだったが、田舎っぽくない4連結。
そして道中で見つけたホームセンターナフコ。ここでランプを手に入れることにしよう。

 観光館というところで販売しているらしいと聞いていて中を随分見回ったが見あたらず。
聞いてみると規模をかなり縮小したらしく、その時に扱いを辞めてしまった模様。
ネットに載っている色々な情報は随分前のようで、更新されずに残っているようだ。

 完全に無駄足に終わってテンションは下がったまま。帰りにランプを手に入れその場で交換。
元に戻ったことを確認して出発。別府と大分までの往復だけでも2時間近くの時間を要してしまった。

佐賀港に到着する直前で再び、ハイフラになったのだった。追い打ちをかけるようにテンションは下がり続ける。

前に見えるのが国道九四フェリー(http://www.koku94.jp/)。
なんとか13時発に乗れることになった。今日は昼食抜きだ。

ちなみに料金は8,460円。車載としては許容範囲。
四国の西端まで70分で移動する。
流石に、この船では車内に残ることは禁止されていた。

これには写っていないけど、右隣2つ向こうの車がJAFを呼んでいた。
どうやらエンジンが掛からなくなった様子。
ここまできて災難だ。少なくともこのフェリーには乗れない。
JAFの人にどうするんだと怒っていたけど、JAFの人が一番の災難だ。




四国に到着した時には14時過ぎ。位置的には山口県岩国市の真下くらい。まったり帰っても今日中には家に帰れるだろう。
適当に高速に乗って帰ることにした。が、高速までの距離が凄く長かった。(1時間半走行)

 そして、忘れてはならないのがフロント左ウインカー。
左折する場合に前から来る車に意思表示ができない。
そして、後ろの車に対しては格好悪い。

 さて、冷静に考えれば、ヒューズが切れていない。
ということを考えればフロントだけというのが気がかり。
また今になってということを考えれば配線に問題があるのではと考えた。
(数年前ウインカーポジションランプユニットを装着)

 松山県は伊予灘サービスエリアにて調べる。
防水の為に巻いているビニールテープ内で断線でもしているのでは?
と考えテープを剥がしていくと短い髪の毛のような1本の導線がぽろりと
落ちた。

ま、まさかねー。
と思いつつチェックしてみると復活。つまり元のランプも切れていなかった。
自宅なら冷静になれたかもしれないけど旅先だと冷静さを欠く。




 休憩も忘れたまま淡々と後は走り続け、四国を抜け、淡路島を抜け帰宅は21時だった。
ルートを振り返るとこんな感じ。

 そして、今回の旅で気付いたのが明石海峡大橋+大鳴門橋の料金が安いこと。イメージでは5,000円強だったのに随分安かった。
結果を見ていると2,600円。

通常料金が5,200円と高いので、近いのに中々足が伸びない要因だった四国。
しかし、今回不思議に思って調べてみると・・・

http://www.jb-honshi.co.jp/etc_gentei_waribiki/a-route.html

ETC平日通勤割引(6-9時、17-20時)50%OFF
ETC平日昼間割引(9-17時)30%OFF
ETC平日夜間割引(20-22時)30%OFF
ETC平日夜間割引(22-24時、4-6時)30%又は50%OFF
ETC平日深夜割引(0-4時)(注2)30%又は50%OFF

ETCであればどの時間でも割引対象。
夜中に通らなければダメだと思っていたけど、通勤割引と呼ばれる6-9時や、17-20時にどっちかの入り口を通過すれば割引。

こうなってくると、逆に意外と高く感じるのは阪神高速+αの有料道路代金(苦笑)
うどんを食べに行きたいとは思わないけど、どうでしょうのファン的には88カ所巡りとかも面白い企画。狭すぎで細い道が恐いけど。

さて、今回のトータル出費は60,419円。大まかな内訳は………
○ガソリン 22,563円
○有料道路 19,100円(山陽道・姫路東〜鹿児島まで7,900円)
○フェリー 9,940円
○ホテル 4,800円