この Fairlady Z'98 ver. との出会いはインターネットだった。
再びZに乗ろうと思った2001年には新車での販売は終了しており、選択は中古車しかなかったのだが、
そもそも'98 verと呼ばれる最終型のZは生産台数が非常に少なく、かつ当時に購入した人はZが好きで購入した人に
ほぼ限定されるだけに、中古車市場に出回ることはかなり希だった。
自分の中では妥協点はなく、「ライトニングイエロー、バージョンR、NA、5MT、オプションのキセノンでかつノーマル」
という確固たる条件があり、東京オートなどメジャーなサイトを探してみたもののぴったりなのは見つかることは無かった。
唯一見つかったのは、現在でぶねこ氏が乗っているNAのバージョンＳだった。しかし、ライトはノーマルだったし、
バージョンＳだったためバケットでもない。サイドステップもなかった。ただ、値段は210万位だったと思う。
とにかく、イエローというカラーがなかなか見つけにくい条件だった。更にバージョンＲもなかった。当時、昼休みにはノートパソコンにAirH"を装着し、マクドナルドで食事をしながらネットをするのが
定番の生活になっていたのだが、ふと見つけた Goo-net というところで、条件指定で検索すると最終型が
ポロポロと発見された。そんな中に、目的の物があったのだ！正に条件ぴったり。「フルノーマル」と書かれている割にはキセノンを装着ぽい(NAはオプションである）。
256万というと、市場の価格より高めで少し出すとターボが買えた。しかし、これを逃すともう見つからないと思い、すかさず見積もり。
そして、その場(マクドナルド)で契約意志のメール。場所は埼玉。大阪-埼玉。実物を見に行くにもしんどい。
通信販売で諸費用込みの300万ちょい。現物を見ずに中古車というのも難ありのような気がするが、距離やその店で
扱っている車種を見る限り、走行距離の少ないスポーツカーばかりを扱っている店だったので、まず大丈夫かな？と判断。
更に、まだメーカー保証も残っているので大丈夫と判断した。
問題なのは、お金を振り込んでから「ドロン」されることだ。残念ながら、メール自体が消去されてしまっているが、かなり熱いメールのやりとりだった。
できる限り早くということで、早起きして住民票をとりに行ったり、警察署に車庫証明を取りに行ったり。
それを宅急便で送ってあとは待つだけ。
相手方はZに関しては詳しいとは言えず、キセノンに関しても「そうなんですか？」という感じだったので、オプションが
実は付いていそうな気配がした。エアロやレカロシートはバージョンＲは純正ノーマルだし。逆にメッキはオプションだし。
値段が256というところが、パソコンを扱っている人ならピクッとくる数値。しかも、保険を含む諸費用込みで値引きを
入れてくれて300万ぴったり。300という数値にはZ32をよく知っている人にはピクッとくる数値。納車はゼロと呼ばれる業者の陸送で行われた。
H13.12.11。その業者がナンバーまでやってくれ、陸運局からそのまま自宅まで乗ってきてくれた。
受け渡しは、自宅前で行われ、業者の方はそのまま帰っていく。自分で確認した段階では、キッキングプレートが付いていたのが嬉しかった。付いているのと無いのとでは質感が
全然違うので、無ければ付けようと思っていたからだ。逆にマットがゴム製のわけのわからんものだった。
これは連れに注文して貰った。純正で３万。これは予想外だったが…。
サイドの300ZXのステッカーは剥がそうとしたが、剥がすと焼けで色が違うことがわかり、剥がすに剥がせない。
あとは、青空駐車されていたのだろうか？バンパーのフォグとウインカーの間の黒い塗装が灰色に近い色になっていた。
日焼けのせいで微妙にバンパーとボディの色も違った。納車されるまでに、TBOの直管マフラー、世界初と謳われるHDナビのインダッシュセット、そしてRE01の４本を頼んでおり、
全部で60万くらいだった気がする。
タイヤはドリフトでタイヤ消費の激しいおおき氏にショップからダイレクトに送りつけた。最後の味付けは、まさ氏にいただいたトノカバー。H9年式もそうだったが、最終型に至ってもVer.Rはトノカバー別売。
しかも、購入すると５万ほどする。多少の破れはあったが、喜んでいただいた。トラブルは、納車後１ヶ月以内くらいに、２度ほどエンジン停止。
１度目は高速道路走行中。いきなりメーター類がスコンと０を指した。
２度目は同日の夜。踏切手前で停止した時にエンジンも停止。ただ、それ以降一切エンジン停止はない。
で、以下がまんまのページ。リストのページもある。
