10年ぶりに復活した社交界のパーティ。
 今宵のパーティ会場は名神高速道路・吹田サービスエリア(上り)。
 予想以上に超満員のサービスエリア。既にギャラリーで埋め尽くされた駐車場に空きなど満足にあるわけもなく、開始直後からメンバーは散り散りバラバラ。どこに獲物がいるかも分からない状態。一体誰がここに集まったんだ?

 綺麗に纏まって停車して集まっていた同時開催のNSXオーナーズミーティングのメンバーはこう語る。

「GW中のためか集まりませんでしたね。*1

*1 本当の話(NET上の知り合いがいた)

 ちっ、NSXオーナーはほとんどが海外でパーティだ。(リア充)

 しかし俺達はマシンといつも一緒。動かずふて寝しているぜ。(非リア充)

 因縁に導かれてZEALメンバーはほぼ全員が集まったのだった。(たつ、らく2、PeaceK、かずなり、おおき、tm、オサ、GORO、まさ、赤うさ、なかじぃ、しゃぶ)



 気付けばチームメンバーのおおきはノンアルコールながら片手にビールを持って既に酔っていた。いや、自分自身と彼自身のFC3S(with INTERCOOLER)に酔っていたのかもしれない。彼の信者は増え続け、日本中を駆け巡り「エロイムエッサイム」と叫ぶ毎日。そのお布施の華麗な舞いは、最近青く輝くエンドレスのビックローターキットに化けた。踏めばFCがジャックナイフで立つぜ。
 また、お洒落はまず足元からという事で、常に足元を変化(主に廃タイヤ)させ続けてきた。年に12回あると噂される次の誕生日のプレゼントは「ネオバくん、君に決めた!」という。アルミホイールもTE37にグレードアップ。ギャング的にセンターキャップを付けない所がワルの証だ。尿酸値も思わずブーストアップするぜ。

 ところで唐突だが…、むかしむかし、ある国にとても美しくて、とても心優しいレカロシート(SR-II)がいました。(以下略)

 王子でもあるかずなり(コロ助)はこう言いました。

「このケツにフィットする車と結婚するナリ。」

 ここでなぜ、かずなりがコロ助と呼ばれるようになったのかに触れておく必要があるだろう。「かずなり」の「ナリー」を数学的に変換させ、当時のキテレツ的なトンガリとブタゴリラの幾何学的な何かが宇宙的になんやかんやして導き出され…コロ助になったのだという。

かずなりを満足させ、昇天させるシンデレラ(シート)は果たしてチーム内のマシンに存在するのか?次々にマシンの運転席に収まる王子。息を飲む側近達は静かに見守ります。中でもお気に入りフォルダーにドロップされそうだったのが、まささんの「ゴルフ(R32)」。純正オプションとは思えないレカロシートと見た目のアグレッシブさにアドレナリンがどうもちょびっと漏れだした様子。
 しかし…小さなシートに大きなケツをギュウギュウと押しつけますがどう頑張っても収まりません。ダ、ダメすぎる!!!

 最後の最後にダメ元でトヨタ「SXE10アルテッツァ(RS200Zエディション後期型)」に乗り込みます。走りのセダン!!!会心の一撃なるか!?

「おお!!!いい感じですよ!!!やはりSR-II最高。*2

*2 「かずなり日記」よりリスペクト

 駄目だこいつ…何とかしないと。
 なにが「やはり」だ。この出来レースやなんたること。
 肝心なところでアンダーを出しちまったぜ。
 明日も仕事のおおきに対して満足のかずなりはこう告げる。

「ダブルクラッシュといこうぜ!」

 そのままチームメイトである「おおき」とあっさりと帰途についたのだった。

 デキスギレーシングは壮絶リタイア。この結末にギャラリーは唖然。瞬く間にサービスエリア内へ話は広がった。ZEALとのチーム戦、特に数で攻められると厳しい語り屋トークバトル。かずなりはなぜダブルクラッシュを選択したのか機長の逆噴射ばりに謎。

デキスギレーシング。
10年の時を越えた復帰戦。スローインファーストアウトの大原則に乗っ取り22時半イン2時アウトで行動したことが裏目に。またしても語り屋バトルは真っ黒の黒星なのだった。

以下ギャラリー

2012年5月5日(土)に行われた吹田サービスエリア(上り)で行われたオフ会の模様をお届けします。




NSXミーティング
NSXオーナーズミーティング。第一土曜21時〜24時まで開催。世間が長期休暇になると日本にオーナーはいなくなるので集まりが悪くなるようだ。

100 台近く集まったバイク。
ちょっと呼びすぎたな。(パトカーも動員)
たつ
消息不明だった「たつ」氏の当時の愛車像。今となっては異端児の赤ホイールだった。なぜ金額的に変わらないTYPE-Rを買わなかったのか当時話題になった。


90年代、バブルの崩壊を皮切りにかずなりはトヨタ車でブイブイ言わした。ステップワゴンにガチンコ勝負を挑みオブラディ・オブラダしてあえなくあぼーん。最後の一言は「折角今日ワックスかけたのに」だったという。


901運動で誰もが絶賛するほぼドノーマル(タワーバーとエアクリのみ交換)のプリメーラで勝負を挑み続けたtmさんの当時の写真。見た目では分からないが本気で素晴らしいハンドリングだった。


スカイラインセダンに乗っていたのに何を血迷ったかいきなりRX-7に買い換えたPeaceKさん。維持費の高さに絶句したと言い早々に手放すことになった。そんな伝説の一枚。