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ラスベガス旅行記
家~ラスベガス到着まで・編
関西国際空港(関空)出発が9日午後5時の便だった為、出発日は結構余裕シャクシャク。
昼前には準備も万端で、さぁ昼飯。しかし長期旅行のため冷蔵庫内はもぬけのカラ。
しかたがないんでカップ麺ですます。でも旅行の事を考えると全然苦にならない。ウシシ。
午後2時に嫁の母親に車で迎えに来てもらい駅まで送迎。荷物を転がし徒歩10分って所なの
だが、駅構内のフラットな床ならいざ知らず、デコボコのアスファルト路面を旅行カバンを
転がして滑車が外れでもしたらせっかくの旅行が台無しになるのがイヤだったんで送ってもらう事に。
空港急行に乗って一路関空。到着後、手続きをサッサと済まして荷物を預け本屋へ。機内での暇つぶし
の雑誌を買うのもあったが、2人とも英語がサッパリ。で、ポケット英会話の本を購入。(笑)
こんな寸前の付け焼き刃が通用するのか!?
出発時間に余裕はあったものの、従姉妹をANAカウンターに探しに行くも居なかったんで、税関を
通って一応プチ外国の出発ロビーへ。
早速、免税店へGO!
免税店には人がわんさか。嫁は直行。私はというと、機内で約10時間はタバコが吸えないので喫煙場所へ直行。
嫁を待ってる間に缶ビールを1つ。いや~ぁ、平日の昼間に飲むビールは格別にンマイ。
皆が働いている姿を想像すればさらにンマイ。(笑)
免税店にフト目をやると結構タバコを購入している輩が多い。おいおい、君たち今から旅行に行くんでしょ?
どうせ持って帰ってくるんだから荷物になるだけでわ? 現地で買えばいいのに…。なんて思いながら見て
た訳なのだが、後に自分のミスに気づく事になる…。
さて、時間もさし迫り定刻通りに出発時間。
さぁ、ロサンゼルスへ出発だ!キ───ン
JALカウンターで「隣同士の席にして下さい。」と注文を付けていたので、離れ離れには
ならなかったものの、(言わなければ離れた席にされる事もあるそうです。)
真ん中の列のさらに真ん中2つ。互いの両サイドに乗客がいる。それ自体は大したことは
なかったが、飛行時間が9時間半。日付変更線を越える頃には皆グーグーと寝る。そんな時にトイレに
行きたくなったらさあ大変。叩き起こして通してもらわないといけない訳で気を使う。帰り便は
「隣同士でどちらかを通路側にして下さい。」とお願いする事を心に誓った。
出発2時間後ぐらいで機内食タイム。出てきた料理がコレ。
初・機内食!
出発前の荷物検査で小さな裁縫ハサミや爪切りまで手荷物は×なのに、割り箸・プラスチック製のナイフ・
お手ふきに、鉄製の大きなナイフとフォーク。(笑) 見て分かるように、料理はすべて器に盛られている。
どうやって使えと? ハイジャック用か!?(爆) 爪切りで脅されても怖くないのだが…。
料理のお味は甘からず、辛からず、美味からず。ビール・ワインのみ放題ってのは有り難いけどネ。
食事が終わると皆トイレへ殺到。ん??とか思ってたらしばらくして消灯。寝る時間なのね。
国際線の飛行機に乗って最初にビクーリしたのが、各シートにモニターが埋め込まれている状況に感動。
国内線ではお目にかかった事がない。シート横に取り付けられているリモコンを
ゴチャゴチャいじってみるものの場所が場所だけに使いづらい。ムムムッと格闘していると何やらボタンが。
押してみるとリモコンが脱着!Oh!スゲー。掃除機のケーブルの様に伸びるではないか。コレは使いやすい。
リモコンを見ると十字キーらしきものと数個のボタンが。もしや…。メニューを探すとゲームがあるではないか。
真横にして持つとまさにゲームコントローラー。しかもご丁寧に人差し指の位置にL1R1ボタンまで。さらに感動。
真ん中には0から9までの数字ぼたんが…。何か見慣れた配列だぞ? ま、まさか…。ひっくり返すとクレジット
カードを通す所が! 電話!キタ━━━━━(・∀・)━━━━━━!!
そんなこんなでリモコンをいじくりたおし、色々な映画を目の前のモニターで鑑賞。
出発して4時間弱ぐらいか。横を見るとすでに嫁も口半開きの間抜けかわいい寝顔で寝ている。
私も寝る事にしよう、旅は始まったばかりだ。グーグーoO◯
「む~~ん、(パチッ)」途中で目覚める。グギギー、体がイタイぞ。いくら背もたれを倒してるとはいえ
自由の利かない狭いシートで長時間寝るのは辛い。今どこだ??
太平洋のほぼ真ん中にある日付変更線は越えてるようだ。拡大地図をモニターで確認する。
アメリカ西海岸!キタ━━━━━(・∀・)━━━━━━!!
上の方にはイチローのいるシアトル、下にはサンフランシスコ、そしてロサンゼルス。その右上にはラスベガス。
真ん中には冬季オリンピックのあったソルトレイクシティ。ココまできたら気分はアメリカ。
にも関わらず、この時点から1時間以上を費やすとは。小さな島国な日本人の感覚なら
「串本沖くらいかな。関空まで30分ってとこやね。」てな感じに見えるのだが、さすがは大陸アメリカ。
元々がデカイんでこう見えても実は遠い。こんな所でアメリカの「大きさ」を感じてしまった。
しばらくして、無事ロサンゼルス空港に到着。税関のゲートで30分ほど並んで特に問題もなく本土上陸。
もう「おのぼりさん」状態。初の海外、初のアメリカ。見渡す限り外人ばっか。(当たり前)
現地添乗員さんとも待合いロビーで合流。私は早速、目の前にあった屋外の喫煙コーナーへ直行。
大きく深呼吸してアメリカの空気を吸い込み、タバコに火を付け一服。すると、初めてタバコを吸った
時のように頭はクラクラ、目眩でチカチカ。実は帰りもそうだったんですが、飛行機を降りて1本目の
タバコはクラクラします。よく分かりませんが気圧の関係かな??
そこからバスに乗って約2分ぐらいの国内線乗り場へ。ここからAmerican West航空でラスベガス空港へ向かう。
ちなみにロス到着時間は現地時間で9日の午前11時半。日本との時差は約-17時間。タイムマシン的に
言うと時間を過去にさかのぼった感じって事です。(爆)
出発時間は3時だったんでかなり余裕が。国内線の手荷物検査も無事に終え、ロビーに入るも時間もあるし
少し探検。スターバックスコーヒーを発見。飲み物を買おうという事になり、遠目にメニューを眺める。
当然メニューはすべて英語。読めねーヨ。嫁は海外旅行の経験が有るため若干余裕なのだが、
私は俗に言う「テンぱった」状態。もう、イッパイ、イッパイ。嫁は冷やかして私に買いに行けと言う。
「なめんなゴルァ!」と叫びつつ「(タスケテクダサイ)」と心で叫び、いざ!買い物初体験。
「あー、、かふぇおれ、、わん!? かふぇもか、、わん!?」「お、OK?」
学校で習った「英語の授業」というものの無意味さを痛感。文部科学省よ、教育を考え直したまえ。
「◎¢&♂″§◆◎▲〒………Large or Small?」(←ココだけ分かった)
ヨッシャ!分かったよジッチャン! コップの大きさを聞いてるんだね。「すも~る、ぷりーず」。
「OK」「%#◇%*☆△※~$!」 何やら合計金額を言っているようだが早すぎて分からない。
とにかくレジに表示されている金額より多めに渡すという作戦でこの旅行を乗り切ろう。
無事にお釣りももらい、カウンターの隅っこでゴクゴク。行った方はご存じかと思うが、スモールサイズ
のくせにカップが日本のLサイズ級。マクドなんかで「Large!」なんて言ったら、4人前分ぐらいの
「罰ゲームかよ!」と言いたくなるようなサイズで出てくる。ゲップに気を付けましょう。
さて、そろそろ出発だな、と、集合場所に行くと申し訳なさそうに添乗員さんから
「すいません。飛行機の到着が遅れてるそうです。1時間ほどお待ち下さい。」
ありがちと言えばありがちか。「これも旅よ!」と大きく寛大な心で許す事にし、もっぺん探検。
(~そして1時間後~)
「真に申し訳ありません。もう1時間程お待ち下さい。」
ピクピクッと眉毛がつり上がるものの、ココは日本じゃないんだし…と自分を納得させ、さらに探検。
つーても、ゲートをくぐった後のロビーはそれほど広い訳でもなく、VIP待合いルームを外から眺めたり、
便所を見たり、ゲートの荷物検査で引っかかってるヤツラを冷やかしで見てたりするしかなく、退屈。
LA(ロスね)の国内線ロビー内は完全制覇。行ってないとこ無し。さて、そろそろか。
(~そして1時間後~)
「まぁ~こぉ~とぉ~にぃ~申し訳…(もう、以下省略)」
ゴルァ!あめりか!!えーかんげんにセーヨ! 遅れている理由を添乗員さんに聞いて見る。
「こちらへ向かう予定の機体にトラブルがありまして、向こうをまだ出発してないそうです。」
そんな機体、来なくていーヨ。(滝汗)
待合いロビーの椅子で夫婦揃って爆睡。ポカポカ陽気が気持ちE!…って言うてる場合か!
午後6時過ぎにようやく別の機体が到着。結局LA空港に缶詰6時間。(モウコネーヨ!)
1時間ちょっと機体に揺られてラスベガス(以下LV)に到着。
ビバLV!!(画像は帰りに撮った昼間の画像です)
飛行機を降りてゲートを抜け、そこで現地添乗員さんと合流。預けた旅行カバンを取りにベルトコンベア
みたいなのが流れている所(わかる?)へ。ここまでなら何処の空港にもある風景。
で、自分の荷物を取って振り返ると…。
いきなりカジノかよ!
見て頂くと分かりますが、左下にチラット見えて
るのが荷物が流れていくやつ。んで、真ん中の通路右に見えてるのがスロットマシーン。
なんて所だマッタク、空港内にカジノ作るか!?。でも気分はかなり盛り上がったのは言うまでもない。
で、空港下のロータリーで一同バスへ。私達はバスだが、回りには迎えのリムジンがズラリ。車体長げぇー。
このバスで各ホテルを回り、各自宿泊予定のホテルで降りる。まずは パリス、そしてバリーズ、最後に私達の
宿泊する「ベネチアン」。名前のとおり、イタリアの名所ベニスの町並を再現したホテル。
ツアー客の中でベネチアンに宿泊するのは私達だけだったようで、最後にはバスの中は添乗員と私達だけ。
色々と添乗員さんに話を聞く。 「以前、中国人が3日で4億円負けた」 とか 「先週、新婚さんがカジノで
ベンツのオープンカーを当てた」 とか…。むおぉぉぉぉぉ──、待っとれよベンツぅぅ────!!
ホテルに到着し、正面玄関を抜けロビーへ。
ふぉぉぉ~ゴ───ジャス!!
添乗員さんの指示のもと、チェックインも終了し、帰りの集合場所等の確認もOK。宿泊階は25階。
エレベーターまで案内してくれるとの事。(エレベーターぐらい私達だけでも乗れるのに…)
ロビーを抜け、ついて行くと、、、
ビバ!カジノ!! 本当はカジノ内での写真撮影は禁止です。セキュリティがスッ飛んでくるそうです。
添乗員さんにお願いして撮ってもらいました。出発前にラスベガスで検索してアチコチ見て回りましたが
カジノ内の写真は見たことがありません。
このホテルに限らず、たいがいのホテルはロビー(つまり入口)を入って部屋に戻るには必ずカジノを
通過しないといけない。わざとそういう造りになっている。ようは「カジノやってけ!」って事。
それと同時に、なぜ添乗員さんがエレベーターまで連れて行ってくれたかも納得。
カジノのフロアがでかい。マジででけえ。
曰く、必ず皆が迷子になるそう。(実際、滞在中にこのカジノだけで私は5回ほど迷子になった)
なんせ、奥の突き当たりが見えない。迷子になったら壁に沿って歩け!とアドバイスをもらう。
エレベーターホール手前まで案内してもらい、添乗員さんとはお別れ。心細くなってしまう。(爆)
ここのホテルはエレベーターホール手前に警備員が立っていて、ルームカードがないとエレベーターに
乗せてもらえない。当然、24時間体制で常時居る。こういった面では異国ながら安心感がある。
とりあえず部屋に到着。
時間は現地で午後8時ぐらい。お疲れさまですた。
荷物広げて一服して寝る…なんて事は当然しない。(笑)
そそくさと準備して夜のLVへ。さぁ、LetらGo!!
~つづく~
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