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ラスベガス旅行記
─ 2日目 ─
到着翌日の朝、、、のはずだった。
昨夜の就寝時間は結局、AM6:00。 部屋に帰り、スーツケースから荷物を取り出しデジカメ充電してビール
飲んだらそんな時間だった。 本来なら到着日は旅の疲れもあるから早めの就寝が好ましいのは百も承知。
しかしベガスはそれを許さなかった。(笑) 一歩町へ繰り出すとIt'sエンターテイメント!!の世界。
添乗員さんの一言を思い出す。
「ラスベガス滞在中の睡眠時間は2時間でいきましょう。」「それぐらいでないと周りきれませんよ。」
んなアホな、、、とか到着時は思ってましたが、どうやら本当みたいです。
しかし6時にねて8時起床というのもアレなんで、モーニングコール・目覚まし時計・携帯電話目覚まし・と、
三種の神器(?)を駆使して10時に起床予定に。 2時間は無理としても睡眠4時間作戦でカンバルぞ!!
──AM10:00──
プルルルルル……。 ジリリリリ……。 ピピピピピ……。
どうやらすべて鳴ってたのは確かなようだ。 機械に故障やミスなどはない。
どうやら私達に重大な欠陥があったようだ。 2人が目覚めて時計を見たらPM5:00
25階の窓からの景色は、まさに今、夕日が沈んでいくのが見える。 ハイ、やってしまいました。
もうこうなったら2人して笑うしかない。 アハハハハ、僕たちってバカだね!
当初の予定ではこの日、朝からベガスの町並みを眺めながらホテルのバフェ(日本で言うバイキング)で食事して
夕方からモンテカルロホテルの有料ショー「ランス・バートン マジックショー」を見る予定だったのに…。
今日はせめてランスバートンだけでも見なければ! と、そそくさと用意をして早速モンテカルロホテルへ。
間に合うのか!?
ランスバートンとは、手品の世界大会みたいなやつを史上最年少でチャンピオンになったその世界では有名な人らしい。
日本公演なんかもやってたんでご存じの方もおられると思います。 LVを拠点としているみたいです。
で、ホテルのチケットカウンターで申し込み。 まず、席が空いてるかどうかが心配だったんですが、いらぬ心配。
公演2時間ほど前に予約にいったんですが、会場は結構ガラガラで席も前から7列目ぐらい。 人気無し!?
まだ時間があったので、本日、最初で最後の食事へ行く事に。(爆)
一旦、外にでようかとも思ったんですが、迷子になって戻ってこれそうになかったんで、モンテカルロのバフェに。
LVのバフェは先に支払いを済ませた後、席に案内されます。 事前情報ではレストランなんかでは支払いを済ませ
席を立つ時にチップを置いていくんですが、バフェでは支払いを先に済ませる為、ドリンクを持って来てもらった時に
チップを$1渡すとの事。 あぁ難しい…。 LV滞在最後まで各種チップの支払い方でずいぶん悩みました。
しかし、周りの外人を見ている様子では誰も飲み物を持って来てもらった時にチップを渡してない!?
事前情報は間違いなのか!? 本にも添乗員もそう言っていたのだが…。 一応チップを用意して待つ事しばし。
アイスティーが到着。 チップを渡す間も無く、店員は早々にテーブルを離れていきました。
どうやら席を立つときにテーブルの上に置いておくみたいでした。 この辺は各バフェによって違うかもしれません。
バイキング形式なんで席を立ち食材調達コーナーへ。 皿を持ってとりあえずは一回り。 やはり肉類が多い印象。
寿司などの日本食はありませんでしたが、肉野菜を中心に中華も少し。 さすが中国4000年、恐れ入りました。
とりあえず適当に美味しそうなのを選んできました。
どうよ、美味そう??
ステーキ系が2種類あったので私は両方ともGET。 後はサラダにポテト、炒め物にスープ。
はっきり言ってあまり美味くない。 見た目は良いのだが、なんせ肉が固くて噛み切れない。
肉汁どこよ??ってな感じでパサパサ。 日本の焼き肉のほうが数倍ンマイです。 最後まで肉はハズレでした。
適当に食事を済ませ、そろそろ公演の時間。
ビールとジュースを買い込み、公演がスタート。 会場の大きさは映画館程度でした。(2階席もあり)
内容は、よくあるスカーフがステッキに変わったり、鳩が出てきたりの後、カードマジック。
客への「つかみ」が終わってさぁ本格的なマジックの登場。 詳しくは言えませんが、舞台に居たはずのランスが
突然客席の後ろから現れたり、離れた箱の右から左に瞬間移動したり、不思議だったのが人間が1人だけ入れる
大きさのスーツケースから美女が何人も出てきたのには驚きました。あとは空中浮遊や車を一瞬に消したり。
約2時間ほどだったでしょうか。 会場の人の少なさに「面白くないのかな??」と不安でしたが楽しめました。
さて、会場を出たらすでにPM11:00過ぎ。 この時間になると他のショーはもう終了するのがほとんど。
となると…やっぱカジノな訳で。(笑) とりあえずはそのままモンテカルロのカジノでプレイする事に。
歩きながらウロウロしていると、”PeyOut99.9%”の表示のコーナーを発見。 何っ?、99.9%!!
99.9%の還元をしますよ、って事。 $100使うと$99.9返ってくるって事か!! いいではないか。
でも当然これは長いスパンで見たらって事で、実際に$100使ったからといって返ってくる保証もなにもない。
でもとりあえずは他のマシンよりマシかと思い、嫁とならんでプレイする事に。
俺 「うひょー!」 「またキター!」 「ヨッシャー!」
嫁 「ムキ───ッ!」 「フン───!」 「ギ───ッ!」
ククッ、このヘタクソめ。 私の順調にクレジットが上がって行くのを恨めしそうに見ていやがる。
ガンガンつぎ込まれる嫁のお金。 ──おい、チョット待て。 それって俺が働いた給料も含まれているのでわ。(冷汗)
見かねた私は貯まったクレジットを一旦解除し、半分ほどを嫁に渡してあげる事に。 さぁコレで遊んできなさい。
「この台アカンわ! 全然出ぇーへんやん!!」 オイオイ、台は叩いちゃダメだぞ。
普段からふてくされた顔を、さらにふてくさしながら嫁は少し離れた台へ移動。 ヤレヤレ。
私はそのままその台を回し続け、好調を維持しながらまたもやクレジットが上がってくる。んーたまんない。
ちなみに私の回してた台は、¢25をmax25枚賭け。 maxBETしたら1回で$6.25もかかる。
もったいないんで、常に5枚($1.25)で回し続けた。 一度、結構デカイのがきて一気に700クレジット。
¢25が700なんでこの時点で$175。 今やめれば約2万円強の勝ち。 こんなモンでやめますかいな!(笑)
嫁の方を見ると満面の笑みでコッチを見ている。 どうやら800枚を当てたらしい。 ムムッ、やるな。
その後も、何とかその状態をキープしつつ遊んでいると突然悲鳴が聞こえた。
「キャ─────────ッ!!」
何だ、何だ!! その悲鳴にビックリしてしまい、何処のバカが叫んでやがるんだ!と声の方に振り向くと、
どっかで見た事ある…って、うちの嫁かよ!
口を両手で塞ぎ、こちらからでは見えないがスロット台の盤面をみて小刻みに震えているてはないか。
隣のアメリカ人の老婆は「Congratulations!!」 台上部のランプがチカチカ。 店員も駆け寄ってきた。
来たのか!、来たのか!?
キタ────────(¥A¥)──────────ッ!!
でかしたぞ嫁! いや、お嫁様さま!!
”ふてくされた…”なんて言った俺を力一杯ブッてくれ────!!
¢25を2枚賭けの台。 画像右上を見てくれ、なんと6000枚!! 脳みそ電卓フル稼働。¢25×6000=$1500!
$1500 × 123円 = ¥184,500 ナリ───。 ワッショイ、ワッショイ、ワショ───イ!!
周りに人もチラホラ集まりだし、日本人のカップルが羨ましそうな目でコッチを見ている。
クククッ、君の嫁とは違うのだよ、嫁とわ───!!
ちょっと偉いさん風のおばさんがやってきてパスポートを見せろと。 紙になにやら書き留め、その最後に嫁がサインする。
ふと、紙を覗きこんで見てみると”TAX 30%”の表示が。 ぜ、税金がさんじゅっぱーせんとぉ??
¥184,500 × 70% = ¥129,150- ナリ。 そ、そりゃねーぜ、セニョリータ!!
当たったお金はその場で現金で手渡し。 おいおい、襲われたらどーすんのよ。
なんかガックシ。 まぁ、それでもスゴイのだが。 日本のパチンコで10万勝つには大変だけど、一回しでコレ。
さすが ビバ!ラスベガス。 ほとんど9割以上が負けて帰る中で、カジノで勝って帰るだけでも儲けもん。
とは言うものの、この後も当然大当たりを目指し、ガンガンお金を使ったのは言うまでもなく、さらに減額。
興奮冷めやまぬまま、カジノのはしごを決行。 お次のホテルはベラッジオ。
カジノは何処じゃ──!!
オラオラ!の勢いで行ったものの、見事に負け。 せっかくの大当たりがもったいないんで帰る事に。
部屋に到着し、時計を見るとAM5:30。
人は同じ過ちを繰り返す生き物さ…。
果たして、俺たちに明日はあるのだろうか。
~3日目につづく
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