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ラスベガス旅行記
─ 出発前の基礎知識<番外編> ─
さて、出かける前に知らない方もおられると思いますので、まずはラスベガスの基本的な事を少し。
アメリカのネバダ州にある、何にもない砂漠の真ん中に作った町、ラスベガス。
LVのイメージと言えば、そう「カジノ」。 LVに1件だけそういうギャンブル場があると思っている
方もおられるようですが、基本的にカジノは各ホテル内にあります。(カジノだけ単独である所もあり)
簡単に言えば、ホテルの数だけカジノがあるって事です。 私達の宿泊したベネチアンにあるカジノだけで
あの大きさなわけで、LVにあるすべてのカジノの面積を合計したら…い、いっぱい。(笑)
1つのカジノで最大と言われているMGMホテルのカジノフロアーは、フットボール場4個分の面積。
そら、迷子にもなるわな。
~交通機関
交通機関は、南北に伸びるメインストリートである「ストリップ通り」をバスかタクシーで移動します。
一部ではホテル間を無料で行き来するトラムと呼ばれるモノレールのようなものありますが、不便な面もあってあまり使わないです。
旅行者の移動メインはバス。
南北に24時間走っていて15分間隔ぐらいで運行。時刻表なんかはナシ。
渋滞してたらなかなか来ないし、続けて来る時もある。料金は1回乗車で$2(約240円ほどかな)
ちなみに、どこから乗ってもどこで降りても料金は同じです。
私達は1度も乗りませんでしたが、タクシーは評判があまり良くないようです。 現地でお話した
日本人の女の子や、ガイドさんも言ってましたが、わざと大回りして料金をボッタくるとか、
ホテルから観光地を往復したら行きと帰りの料金が全然違うとか、笑ったのが異常にメーターが上がる
スピードの早いタクシーがいるとか。(笑) 文句を言ったらお金を払うまで扉を開けてくれなかったそうです。
それと、タクシーは道路で手を挙げても日本の様に止まってくれません。 各ホテルのタクシー乗り場でしか
つかまえられないんで最寄りのホテルに行きましょう。 バスを上手に使うのがオススメです
話しがそれますが、気になったのはナンバープレートを前後とも付けてない一般車が結構いてました。
1台2台じゃなく10台以上は見ましたね。 要らないんでしょうか??
~各ホテルのショー
LVでカジノ以外でもう一つのメインといえば各ホテルでやっているショー。 ショーと一口に言っても
2種類あり、1つは各ホテルの前などでやっている誰でも見れる無料のショーと、ホテル内のホール等で
やっている有料のショー(料金は$50~$100ぐらい)がある。無料といってもあなどる事なかれ。
日本でやれば十分にお金取がれそうなほどです。 現在LVで最も人気があるのが「O(オー)」
というの有料ショー。他の人の話では数ヶ月前から予約しないと見れないらしい。(私達は見てませんが。)
ちなみに私達がみた有料ショーの一つ。
出演者をよく見てみなさい。オホホ。
各ホテルにはテーマみたいなものがあり、ホテル内のフロアを回るのも楽しみの一つ。
後々、私達が回った順番に画像を付けて紹介していきます。 ただそれらを回るだけかよ…なんて思った
アナタ! 甘く見てはいけません。 じっくり見て回るとホテル2件で1日が潰れます。MGMなんかは
ホテルの回りを1周歩くだけで1時間かかります。
~治 安
治安に関しては大丈夫です。た・だ・し・、メインストリーとから外れるとヤバイ。オススメしません。
ガラリと雰囲気が変わります。何かあった訳じゃありませんが、ホテルから出るとき迷子になって
入った所とは別の出入り口から出たら、「あっ、ヤベっ…」って感じでした。
道を1本外すとこんな感じ。 昼間は大丈夫!?
ちなみにそれは夜の話しで、昼間は大丈夫だと思いますが…。 メインのストリップ通りを外れると
何にもないんで、観光なんかでは通る事はないでしょう。 昼間でも行ってはいけない所が1つ。
北の端にある通称「ダウンタウン地区」。 ストリップ通り沿いにも関わらず、添乗員さんからは
昼間も歩くな!と言われました。周りに質屋が多く、旅行者から時計などを強盗して売ってるらしいです。
ココにも観光スポット(後に紹介)があるんですが、必ずバスかタクシーで行けと言われました。
各ホテルや施設内は24時間安心です。 ホテルのセキュリティーや警察官がウロウロしてますし、
あちこちに監視カメラがあります。 犯罪者っぽい人はそういう中にはいてませんでした。
しかし、ストリップ通りといえども全く犯罪がないわけではありません。 よくあるのが各ホテルの外で
やってる無料ショーを夢中になって見ているとスリが財布を抜き取っていくそうです。
ウエストポーチや肩掛けカバンなんかは、必ず自分の前にくるようにしましょう。 後ろはダメです。
~カジノ
カジノ内には大きく分けて2つあり、スロットコーナーとカードコーナー。
スロットは1回¢5から$5ぐらい(1$=100円と考えたら1¢=1円)。ただし、¢5といえども
BETラインが9ラインあれば ¢5×9ライン=¢45($1=125円なら56円ぐらい)必要です。
別に1ラインで賭けててもいいんですが、フルBETした方が効率がいいようです。
もし、凄いのが当たった場合、1ラインしか賭けてなかったら泣きたくなります。(笑)
多いのは¢5の9ラインと¢25の2ライン、$1の2ライン辺りをよく見かけました。
中には$5・2ラインな物もありますが、1回のmaxBETで$10(約1230円!)なんて庶民の私達が
回せるはずもなく、眺めているだけでしたケド。
カジノ内は写真撮影厳禁なので自主規制。(笑)
スロットにも2種類あり、普通は特定の絵柄が揃えば、それに対応した枚数が払い出されるのは当たり前で、
人気があったのは「スピン」と呼ばれるもので、ある(機種によって絵柄が違う)特定の絵柄が1つ止まると、
台の上にあるルーレットやドラムが回り、止まった所の枚数が出る(大体20~1000枚)ものもあります。
やった感想では、普通のものはドカンとでるか全く出ないか。スピン系はドカン!とはなかなかいかないものの
チョコチョコ子役が揃い、楽しめるって感じでした。 1発大物を狙う方には不向きですが、観光旅行で行く方
ならコッチのほうがお金を使わなくて長い時間遊べます。
おもしろいのが、カジノ内に車が飾ってあり(BMW・Z3等)その周りを取り囲むように並んでいるスロット
マシーンで、特定の絵柄が揃うと飾ってある車がもらえるなんてのもあります。 現金にも換えられますが、
中にはそのまま乗って帰る強者もいるそうです。(笑)
ちなみに、スロットマシーンで高額な当たりが出た場合、台上部のランプが光りだして店員がきます。
その後、パスポートの提出を要求され何やら紙にサインさせられ、その場で手渡しの現金の受領。
驚いたことにLVでは高額配当の場合、税金として30%も持って行かれます。 なぜ知ってる??
ムフフフフ。
次にカードですが、やってないんで知りません。(爆)
ポーカー・BJ(ブラックジャック)・ルーレット・サイコロ振るやつ・があったように思います。
昼間はいくらからでも賭けられますが、夜になると台によって最低レートが決められており、それ以下では
出来ません。大体は$10~$15が最低レートでした。 超高額な賭けをする人を「ハイローラー」と呼び、
カジノ内の一角に専用のカード台があります。 当然、私達などは入れませんが、外からは見れます。
一晩で数千万、数億のお金が動くんでしょうね。 全くの別世界ですが。(笑)
後、各カジノで「キノ」と呼ばれるものがあります。これもやってないんでよく分かりません。
どうやらビンゴみたいなもので、自分で好きな数字を選び、一定時間事に数字が1つずつ発表されるので、
自分の選んだ数字が何個か当たってれば賞金がもらえるみたいでした。 詳しい事は他のサイトでどーぞ。(笑)
~服 装
基本的には出発する時の日本の気候と同じと考えてもらって結構です。 私が行ったときは日本が27℃、
ベガスが30℃。 先週より気温が上がったとの事でしたので、ほぼ同じですね。 ただ、元々が砂漠ですので乾燥しています。
飛行機でチョイと飛べばなーんも無い。
「湿気の少ないカラッとしたいい天気」なんですが、
喉がすぐ渇きます。 私は2日目には唇がガサガサになり、痛くて嫁の薬用リップをずっと使ってました。
飲み物と薬用リップは、常に携帯を心がけて出歩いたほうがいいです。
ある程度下調べをして行ったんで、服装にはそれほど困らなかったんですが、落とし穴が1つ。
外ではTシャツ・短パンでも全然OKだったんですが、1歩ホテルや食事に入ると激寒です。
クーラーがガンガンかかってるんで、長袖を持ち歩きましょう。 トレーナーなんかより、手軽に着たり脱いだり
できるボタンシャツなんかがオススメです。 そんな中でもアメリカ人はTシャツ・短パンでした。
「こいつら絶対アホや…。」って思いましたが。 アメリカ人は寒さを感じないんでしょうか??
フォーマルな服装(スーツ・ネクタイ)も持っていく人もいるようですが、超がつく高級レストラン以外では
ホテル内・カジノ・レストラン・有料のショー、すべてTシャツ・短パンでOK。
かといって、スーツでいてもおかしくないですよ。 逆にあえてスーツでカジノなんてやってる方がカッコイイです。
タキシードにドレスのアメリカ人の老夫婦なんかも結構いてます。 そういう楽しみ方もあります。
日本のパチンコ屋では似合いませんが…。(笑) もし、又、行く機会があれば私はスーツを持って行くつもりです。
~その他
添乗員さんから初めに言われた注意事項が、
「目の前に見えてるからといって、決して歩いて行かないで下さい。いくら歩いても到着しません。」
意味わかる? 日本人の感覚でホテルの大きさから距離感をだすと、近くに見えても実際はメチャ遠い。
1件のホテルが想像を絶するほどデカイから。 いくらなんでも…なんて思って1度、嫁と10分ぐらい
で着きそうに見えている所に歩いて行ったら30分歩いても着かない。(汗)
目的地はまだか~。(嫁の後ろ姿を後悔…いや、公開)
町並といっても、砂漠の真ん中。空気は乾燥していて喉が渇く。プチ遭難しかけました。(爆)
アメリカのトイレでびっくり。 ウ○コする時に個室に入りますよね? なんて言ったらいいのかな、
個室のようで個室でない、ベンベン。 日本なら天井は空いてても「個室」って感じがしますよね?
アメリカのトイレは無いんですよ、下の部分30cmほどが。 もうね、スッカスカ。
まぁ、確かにノックするまでもなく外から見ただけで人が入ってるのはわかるんですが、実際に自分が入って
用を足そうとすると落ち着かない。 外から見えるって事は中からも当然外の人の足が見える。
人の出入りが多い空港の便所なんかでは、出るものも引っ込むっちゅーねん! しかも扉の隙間が1cm
ぐらいあるんで、隙間からも十分に中が覗けたりします。 文化の違い(?)を痛感しました。
アメリカの人はとってもフレンドリーです。 ホテルのエレベーター・カジノ・レストラン・スーパー・etc
私達が日本人(英語がしゃべれない)観光者なのが分かってても「Hellow!」「Hey!」「How are you?」などと
声をかけてくれます。 店の店員のみならず、バスを並んでたりしても隣の人がしゃべりかけてくれたり。
英語が分からない事をアピールすると、丁寧に身振り手振りで分かるように話してくれたりしました。
アメリカ人(外人)に対して、特に良くも悪くも思ってなかったんですが、考え方が変わりました。
基本的に皆、優しくて親切でしたね。 日常会話程度でも英語が喋れるようになりたい!とマジで思いました。
それだけでも旅行が何倍も楽しくなった事でしょう。
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