まずインマニの上の六角ビス4本で留まってるカバーを外します。 画像は外した後です。
Z32は6気筒なんでプラグが6本ありますが、手順はどれも同じなのでまず赤丸部分の
左下手前を例に以下紹介していきます。 問題の奥2本は後半で説明します。
上部にある2本のボルトを外します。 これは特に問題ありませんね。
外れました。 後は引っこ抜くだけなんですが手では簡単に抜けません。
ラジペンでも噛まして抜きます。 画面で挟んでる所は金属に塗装した部分なんで傷がつきます。
私は気にしないんでそのまま挟みましたが、傷が気になる方は間に何か噛ませて下さい。
ある程度抜いたら一旦止めて、コネクターを指でつまんで外します。 下側の黒い部分とプラスチックのツメで留まって
ますので扱いに気を付けて。 このツメ、年式の古い車なら少し触っただけでポロッととれてしまいます。
私のはすでに無くなってたんで上に引くだけで簡単に抜けました。(笑)
これでコネクターも外れました。 若干、引っかかる感じもしますがゆっくり引き抜いて下さい。
こんなのがニョキッと出てきます。 軽くホコリを取っておきましょう。
中を覗くとプラグが見えてます
次はプラグレンチを突っ込みます。 プラグレンチの中はプラグをキチンと捕まえるように
穴の空いたゴムが入ってます。 このゴムにプラグがしっかり刺さるようにグッと力を入れて奥に押し込んでから
外しましょう。 初めは結構固いですが、両手を使って反時計回りで回ります。
回りだしたらボルトを外す要領である程度そのままクルクル回し、完全に外れたら上に引き抜きます。
新旧のプラグです。 左が純正プラチナプラグ、右が今回選んだイリジウムプラグ。 前日に試しで外したときは
真っ白だったんですが、これは色が付いてますね。 外す寸前にどんな走り方をしたかによって焼け具合が
変わるとは聞いてたんですが、こんなに変わるものだとは想像以上でした。 こう見るとイリジウムプラグの
電極の細さが際だってます。 いかにも火花が飛びそうな感じしません??(笑)
さて、今度は新しいプラグをプラグレンチにセットし逆の手順で入れます。 トルクレンチなど持ってないんで
締め付けトルクは…俺流。(笑) とりあえずしっかり目に締めておけば、結局デスビで上から押さえつける
から抜ける事はないでしょう。(いいかげん)
ここでワンポイントアドバイス。 作業時には軍手をしてますが、今回の作業では特にボルト等を入れたり
抜いたりする時は必ず軍手は外すように。 素肌でしっかりビスを持たないと、うっかり下に落としたりしたら
作業場所が場所だけに後々大変です。 変な所にでも落ちたらそれを拾うだけで余計に時間がかかりますし、
ワッシャーなんか落としたらジャッキアップしてアンダーカバーまで外すハメに。(超面倒くせー!)
こんな感じで手前から一列目・二列目の左右4本は同手順で問題ありません。 問題は奥の左右2本で、
上にサージタンクのバランスチューブが邪魔をしてます。 その周辺にある全てを外せば勿論問題ない
ですが、そこまでの知識も経験もありませんし、出来る限り外すパーツを少なく…をテーマに私がやった
方法を紹介します。 間違ってるようでしたらコッソリ教えて下さい。(笑)
ブレーキマスターシリンダー側の左奥からいきましょうか。 写真の赤矢印のボルト3本を外します。
画面上の1本は頭の径が小さいです。 (オートクルーズの付いてない車種にはコレは無いかも??)
次は車体反対側に回ってバッテリー側のボルト4本を外します。 画面真ん中赤矢印の3本と左隅に見える1本です。
左隅の一本は関係なさそうですが、これを外す事によってバランスチューブがある程度自由に
動かせられる為です。
これからの大物2本を前にココでちょっと一服。(笑)
さて行きますか。 右奥よりまず左奥からやる方が手順上良さそうなんで、まずブレーキマスターシリンダー側
の左奥から始めます。 バランスチューブの上から、指で触ってる部分が被さった形になってるんで、これは
強引に横に外します。 一度上に上げてから横にずらす感じです。
これでバランスチューブがある程度は動くようになってますので、指でぐいっと横にずらしたら後は初めに紹介
した手順で同じように外します。
バランスチューブを外すとサージタンクの穴が出てきます。 この中にボルトはもちろん、
ゴミが入っても大変です。 穴が見えたら作業の手を止め、画像のようにすぐにガムテープで塞いで下さい。
黄色矢印のホースを抜いた方が作業はしやすいです。 画面では抜けてませんが、後で勝手に抜けました。(笑)
これでプラグ交換が可能です。 ココも同様の手順でクリアしましょう。 思うほど難しくありませんでした。
さぁ、いよいよ最後の一本です。 先ほど紹介したように、バッテリー側の4本が外れた状態です。 こちら側も
バランスチューブの上に金具が被さってますが(赤○印)、左下の1本(黄○印)を外す事で金具はある程度動き
ますので、これも上に一度上げてから横にずらして下さい。 私は画像の順番通りに作業をした
んで気づきませんでしたが、ブレーキマスターシリンダー側の作業をする前にこの作業を先にしておいた方が
先ほどの5本目はもっと簡単に外せたかもしれません。
これでバランスチューブがかなり動くようになりますが、これでもまだバラチューに邪魔されで6本目が外せません。
チューブの下を覗き込むと配管が1本繋がってます(黄線)。 コレを外さない事にはデスビ(赤線)部分が抜けない
ようです。 簡単な金具で止まってるだけなんで外しにかかりましょう。
今度は少し上から見た画像です。 バラチュー側からは鉄の配管が出ており、AACバルブ辺り(右下)側から
ゴムチューブがきてます。 強引にバラチューを引っ張って抜きたい所ですが、他の配管もつながってる為あまり無茶は
できません。 ラジペンでゴムをずらすようにジワジワと下げていきます。
抜けました!! この1本だけでこんなにバランスチューブが動くようになります。 後は楽勝ですね。
手順通りにボルトを抜けば…出てきました最後の1本。
後は古いプラグを抜いて新しいのを入れ逆の手順で元に戻し…
ヘッドカバーを付けて完成です!! すぐにEgをかけたい所ですが、念のためボルト類の緩み、コネクターや配管の付け忘れ
を確認しましょう。 Egがかかった時は感動モンです。(笑) 素人ながらよくがんりました。
今回使った工具類です。 会社に行けば立派な工具はあるんですが、私の様な素人さんを中心に考えてますんでなるべく
特殊な工具は使わないようにしてます。 ちなみに画面左の工具セットは常時車に積んでるホームセンターで1000円ぐらいの物で、
簡単な作業ならこんなので十分です。 右はプラグレンチですが、これもホームセンターで980円。 プラグレンチを選ぶポイントは
画像の様に先が若干曲がるタイプ。 ストレートの物はZ32の場合使えません。 後は長さですが、私が以前に
オート○ックスにて購入してた物は短くてダメでした。 最低でもこの長さのを選んで下さい。 サイズはタバコで確認。
作業時間は今回、1時間40分でした。 手順が分かってて写真など撮らなければ1時間あれば出来るでしょう。
最初の1本目だけなら誰でも1分あればプラグが抜けます。 高速のサービスエリアなどで降りてからボンネット開けてプラグの
焼け具合なんかを確認したらメカニックっぽくてカッコイイかも??(笑)