ウナギを食う。
今日、とある方から「昼御飯に」…と豪勢な食事を頂いた。
通称「ウナギ」。
以前もいただいたのだが、冗談ではなく本当に旨い。今までの生き様を振り返ってみると悲しい。480円で既に焼きOK、タレOK、指で押すとぶよぶよしていたりする焦げた物体。とある店では正方形の形をした物体がごはんの上に乗っけられており、「ウナギ=魚?」と問いたくなるような、胸ぐら掴みたくなるような、そういう思い出しかない。
見かけ上という名の延長線上には明らかに違う結果が待っている。
淡泊で引き締まった身、香ばしく感じる焦げ、食い終わった後の身体に満ちる、例えようのない熱さ。しかしながら、15cm×2という物体はオレの昼飯には多すぎた。場所柄、3つの選択肢を迫られることになる。
1.食う→またしても早退の恐れあり(場合により欠勤)
2.捨てる
3.持って帰って食う
持って帰って食う。持って帰って食う。持って帰って食う。持って帰って食う。持って帰って食う。持って帰って食う。持って帰って食う。
持って帰って食う。
空腹の色を隠せないお犬様
最近お年を召されて、耳も目も鼻も不自由なお犬様。この寒空に犬も丸くなります。ここ最近は窓を勢いよく開け放っても無視でございます。叩けばビックリ飛び上がり、立ち上がった瞬間に足を踏み外しズッコける次第でありました。しかし、今日は虫の息…いえ、虫の予感とでもいうやつが彼に伝わったのでしょうか。ガラス越しに待ちかまえています。ドアを開けるやいなや、解き放たれるお犬様。しかし、我慢。我慢なのです。
ガラスの壁越しに、いそいそとウナギキットを組み立てますが、できあがりはどうも納得いきません。ナニかがたりない!そう思って最後に綺麗に通称ドッグフードというカラフルボールを盛りつけます。
ドロドロでウナギも逃げ出しそうです。
えいやっ!やった瞬間を写真に納めるべくすぐにシャッターです。撮影画面を確認するまでもなく、目の前でウナギが一飲みです。色々なシャッターチャンスを望んでいただけに、罠のエサだけをうまく食われた気分でブルーになり、カメラの電源を落としました。
あっ、ウナギだけが消えています。
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