SCENARIO SIMULATION GAME

パワードール２ダッシュ

対応機種 : PC-9801VX/UX以降
メディア : 5inch 2HD (6枚)
3.5inch 2HD (6枚)
定価 : 9,000円 (税別)
発売日 : 1995年9月8日
販売元 : 工画堂スタジオ

○要RAM 640KB
○要2ドライブ
○要400ラインアナログディスプレイ(8階調モノクロ液晶対応)
○要バスマウス
○FM音源ボード対応
○MIDI音源(GS)対応
○RS-MIDI対応
○ハードディスク対応(要MS-DOS3.30～6.2)

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PROMO WORD

戦闘は未だ集結せず。
歴戦の女神DoLLS、出撃準備完了！

パワードール２においてハーディ・ニューランドが招集したメンバーは、「ディープスパイラル」に至るまで一貫して戦い続けた。しかし、「ジェンカ」が発動する少し前に、このメンバーを中心に招集をかけ、演習を行っている。対ジアス軍戦に招集されたメンバーを第２期DoLLSとするならば、第３期DoLLSとでも言うべきこのメンバーによる活動は、「ジェンカ」遂行から「マンデリンカフェ」発動までのわずかな期間に限られる。
　DASHは、パワードール２で展開された２つのミッション「ジェンカ」と「マンデリンカフェ」の間に遂行された、サイドストーリーとでも言うべき数々のミッションの戦闘記録である。

ミッションはハードに、操作性はより簡単に

■アップグレードシステム

＜武装セットの登録＞
　煩雑な操作なく、同じ武装を複数人に行える。また、他のメンバーの武装を複写する事も可能に。

＜戦術画面キャラクター・データエリアには、便利な機能満載＞
　まずキャラクター・ウインドウをクリックすると搭乗機がセンタリングされる。さらに左右クリックで出撃メンバーを順次表示、センタリングする。
　ローダー・ウインドウをクリックすると、キャラクターとローダーのパラメータ及び被弾状況が表示される。
　装備ウインドウをクリックすると、武装及び携帯アイテムを表示、弾薬の交換やアイテムの使用がスムーズに。
　さらに、どこでも右クリックでデータエリアに表示されたキャラクターのコマンド・ウインドウが開く。

＜システムコマンドに新機能追加＞
HP・AP数値の拡大表示機能や射撃範囲内の敵ON・OFF機能、命中率表示

ミッションの成否で変化する分岐キャンペーン・シナリオ

■キャンペーン・シナリオでは、ミッションの成否により次に進めるミッションが変化する分岐シナリオを採用。全シナリオのクリアを目指し、着実に作戦を遂行せよ！ミッションクリアのイラストは全て描き下ろし。イベントグラフィックも追加され、パワードールの世界はさらに充実。

ストーリー

新天地オムニと独立戦争

　西暦2455年、地球の人口増加が極限に達し、正否は新たに発見された惑星オムニへの移民を開始。入植から80年目に地球政府は移民計画を変更し、オムニを地球政府の管理下におくための使節団20名と100万の兵士を送り込んだ。だが、オムニを必死で開墾した移民達は、地球からの来客を素直に歓迎しなかった。西暦2535年、ついにオムニ独立戦争が勃発した。
　開戦初頭、オムニ独立軍は地球派遣軍の物量の前に苦戦を強いられたが、惑星開発用パワーローダー改造の装甲起動歩兵によるゲリラ戦で頑強に抵抗を続け、開戦4年後には専用モデルによる特殊部隊"DoLLS"を編成して反撃に転じた。DoLLSの20名の女性隊員は、同胞達と果敢に戦いそして勝利を得た。

オムニに戦火再び！

　地球派遣軍の降伏後、オムニでは独立戦争を境にした移民の意識格差は広がり、戦争終結から38ヶ月後、小都市グラデンで新旧移民同士が衝突、瞬く間にオムニ全土に拡大した。そして解体された派遣軍やその後も到着し続ける移民と軍隊、地球に対する利権を得ようとする一部産業界等が糾合し、反政府勢力"ジアス"が組織された。ジアスは急速に勢力を拡大し、軍事力を保持する国家規模の組織へと成長し始めた。
　グラデンの抗争から1ヶ月。オムニ政府は戒厳下のオムニ全土に動員令を発令、事実上戦争状態に突入した。緒戦においてオムニ軍はジアス軍を圧倒したが、内戦勃発から6ヶ月目に、地球からの派遣軍の主力部隊が到着すると、その主導権をジアス軍が掌握、事態は急変する。オムニ政府は、内戦が再び全面的な戦争へと発展すると判断、オムニ軍に対し総動員令を発令。全ての部隊、軍関連機関、産業組織が再編成された。
　独立戦争で名を馳せ、終戦後解散していた第177特務大隊"DoLLS"も、かつての第3中隊指揮官ハーディ・ニューランド大佐のもとに再呼集され、新たな戦いへと出撃するのだった。

戦闘コード「DASH」

　カオルン橋に於ける強襲偵察任務「ジェンカ」。ブラジル渓谷での敵の大規模進行の阻止を行う「マンデリンカフェ」。この2つのミッションを経て、オストマイヤー島実験坑地下での、ジアス軍の超高速通信阻止のためのミッションが行われる。
　ジアス軍との戦いに際してハーディ・ニューランドが招集したメンバーは「ディープスパイラル」に至るまで一貫して戦い続けた。しかし、「ジェンカ」が発動する少し前に、このメンバーを中心に招集をかけ、演習を行っている。
　対ジアス軍戦に招集されたメンバーを第2期DoLLSとするならば、第3期DoLLSとでも言うべきこのメンバーによる活動は、「ジェンカ」遂行から「マンデリンカフェ」の間に遂行されたサイドストーリーとでも言うべき数々のミッションの戦闘記録である。

パワードール２ダッシュについて

サイキックウォー以来の工画堂の流れ？を組む走りのゲームが久々に登場したのがパワードールだった。キャラクターには女性キャラのみながら、キャラクター、メカ、時代背景などきっちりとした設定があり、根強いファンが付いた。ただし、軟派なキャラクターの割に作戦内容は真面目だし、システムや武器等を理解していないとクリアさえままならない難易度に舌を巻いた人も数多くいた。

このパワードール２ダッシュは、１，２，の後に出た作品で、シナリオ的には２のミッション６と７の間のストーリーとされている。その後、Windows版でPOWER DoLLS3が出たが、音楽以外は別のメンバーという話を聞いた記憶がある。キャラクターを一新して色々あったようだが、その後の人気に関してはあまり聞いた記憶がない。

音楽は殆どが２からの使い回しで、オープニングの曲だけが新たに追加された。ちなみにFM TOWNS版では２のエンディングに使用されていた。使用されている場面は２と一部異なるので曲順は２ダッシュに準拠した書き方にしている。

第一弾である POWER DoLLS のMIDI版は、いまいち音源を使い切れていない感があったが２になり一変。一部の曲を除きＣＤと同じ雰囲気が保たれている。GS音源の使い方でオススメというより、これに関しては曲としてオススメ。打ち込みっぽいところが露骨にあるのがゲームらしさを醸し出していて、それがまた心地よく響く。
MIDI版とCD版が圧倒的に違うのは"D-NAIL"で、MIDI版を後から聞いたときにはガックリした記憶がある。また、実際に発売されているCDより、FM TOWNS版や、マニアキットに収録されている物はほどよくアレンジされている。

今回のブリーフィングで使用されている"POWER DoLLS2"では、ベースラインに初代のオープニングのフレーズを旨く使用している。また、名曲ともいえるエンディング曲はどのＣＤにも収録されていないのも残念だ。

TRACK LIST

ラジオ収録曲（MIDI音源）

01 NOSTALGIA (Opening)
02 CALLING ME (SWITCHED ON "DoLLS") (Title)
03 POWER DoLLS2 (Briefing)
04 D-NAIL (Mission BGM A)
05 NIGHT RAID (Mission BGM B)
06 OUT FLANKS (Mission BGM C)
07 ROLLING STEEL (Mission BGM D)
08 TAKE THE FIELD (Mission BGM E)
09 IVOLY ILLUSION (Mission BGM F)
10 MOVE IN ON (Mission BGM G)
11 SETTLE DOWN (Mission Clear)
12 STREAMED BLUE (Game Over)
13 曲名不明 (Ending Theme)

合計時間 : 25:38

作曲 : 斎藤博人,前田華代子

DISCOGRAPHY

KOGADOコレクションパワードール２

発売日: 1996年2月21日
価格: 2,800円(税込)
商品番号: NACL-1203
販売元: NECアベニュー

収録曲

01 POWERDoLLS 2
02 ROLLING STEEL
03 TAKE THE FIELD
04 IVORY ILLUSION
05 OUT FLANKS
06 SETTLE DOWN
07 STREAMED BLUE
08 SWITCHED ON ”DoLLS”
09 NOSTALGIA
10 POWERDoLLS 2
11 SPANK MISSION (Remix)
12 POWERDoLLS (Remix)

twitter

昔担当したゲーム
「パワードール」シリーズ
私は２からの参加で当時マップを作っていました。
３ではメカデザにも参加。手厳しいご指摘を受け凹んだ記憶があります。まぁ今見ればそりゃそうかと・・・ガンバレ俺
画像はネットから（ｃ）KOGADO
有志が上げている動画https://t.co/xiIWuDDBAd pic.twitter.com/j8kqdAgfBJ
— 百瀬寿（ももせひさし）/ Hisashi Momose (@momos_page) November 24, 2021