北海道ぶらりドライブ 2011(9/12〜9/15)

準備編


今回珍しく4連休を確保することができた。
こうなるといつもの日帰り不可能な場所へ行くという冒険心が芽生える。


北海道だ。

しかし。しかしである。
今回ばかりは行き当たりばったりな行動ではなく、
ここは大人の旅を演出しようじゃないか。

まずはおさらい。
よく勘違いされるのが「青函トンネルは車も通ることができる」と思われている事。
青函トンネルは列車だけに用意されたもので「車は通れない」のだ。
つまり青森県と北海道を繋ぐのは船しかない。
またこの僅かな距離に4時間もかかるなど予想もできないだろう。

無論一番安くて早いのは飛行機だ。
しかし、旅先での写真にマイカーを入れているような連中(主に私)に
この選択肢はない。絶対に。

というわけで2011年現在での時間と金額の相関関係を見てみよう。
最も効率の良い方法を導き出すのだ。

【何が何でも自走!】

・難波駅-青森港まで走る!
 距離1217.4km, 時間16時間49分, 高速代金23,550円, ガソリン代 19,228円
・青函フェリー(http://www.seikan-ferry.co.jp/)
 時間4時間, 2等+車輌料金 18,610円(津軽海峡フェリーは20,000円)
・函館港-札幌駅まで走る!
 距離311.7km, 時間6時間02分, 高速代金5,700円, ガソリン代 4,924円

メリットは出発時間に縛られないこと。青函フェリーは1日8便あり。
ただし運悪く1便をギリギリ逃すと3時間半の待ちぼうけを食らうことになる。

必要時間は 26時間51分
トータルコストは
72,012円

この段階で、コストは船旅が圧倒的有利。
自走中心の場合は走行状況により数時間削ることが可能だろう。
ただし連続走行時間が続くほどに様々な危険を伴う。
無論、目的地が函館ならこのプランも一つの手だ。小樽から函館までは遠い。

【大人の旅を満喫。船旅で行く北海道。】

・難波駅-舞鶴港

 距離142.2km, 時間2時間18分, 高速代金3,900円, ガソリン代 2,246円
・新日本海フェリー(http://www.snf.jp/)
 時間20時間, 1等+車輌料金 39,700円
・小樽港-札幌駅(一般道路)
 距離34.6km, 時間1時間12分, ガソリン代 546円

デメリットがあるとすれば1日1便ということ。
出航は必ず夜中の0時半だ。

必要時間は 23時間30分
トータルコストは
46,392円

実走時間ではタイミング次第で自走がやや有利か。(計算上はフェリー中心)
しかし、船旅の場合体力の温存ができ移動時間はほぼ変わらず。
コストは
26,000円差。ただし夜中に出れば高速代は半額近くになる。
が、ガソリン代は変わらない。
道中に目的があるなどなければ基本船旅中心が色んな点で有利なのだ。

・・・というわけで、
青森まで爆走なんて大人気ないことはしない。昔のあれは若さの至り。
今回は往復とも船だ。
日本最速のフェリーである新日本海フェリーなら20時間。
車で自走するより圧倒的に早く、かつリーズナブル。
そして、体力を温存できるというのが最も大きなポイントである。


ネットに出回るデータより本で見る方が纏めてあって分かりやすい。
まっぷる北海道をひっそりと購入し、
ルートをざっくり決めたのは出発の数日前だった。

観光に加えてハードオフ巡りも組んでみたのだった。

上陸可能時間は48時間。
グルメといで湯。ぶら〜り北海道の旅である。

ざっくりとした行程はこうだ。

●1日目
移動日。仕事場から舞鶴港へ。


約20時間の船旅。午後22時位に札幌。


らーめんてつや。(http://tetsuya-noodles.com/)
先日札幌へ異動になった方と感動の再会。

●2日目
夜は眠らず最北端へ。宗谷岬にはざっくり12時位着を希望。
間で仮眠を入れつつ


1. 2chで仕入れた「豊富温泉(http://www.toyotomi-onsen.com/)」へ。
ここは9年前に訪れたサロベツ原野も近くにあり。


2. ぐる〜り稚内を回る(稚内駅で切符購入)


3. 宗谷丘陵にある「アルメリア」で宗谷黒牛和牛ステーキをいただく。


4. 宗谷岬で一服し、ガソリンも入れて最北端給油証明書を貰う。


5. 海づたいに南下して網走で一泊。ブックオフ巡り。ここの目標は20時。

スマートだ。

●3日目


1. 近くにある屈斜路湖(美幌峠)、摩周湖を巡る。


2. 南下してコッタロ湿原展望台(釧路湿原の横)へ。


3. 近くにある釧路湿原駅。切符買う。


4. 釧路駅。切符買う。ブックオフにも立ち寄る。


5. 西へ適当に向かう。やや距離あり。昼飯に豚丼(帯広駅近辺)


6. 帯広駅で切符購入。駅見学。


7. 旧愛国駅交通記念館(幸福駅の切符が売っているらしい)


8. 幸福鉄道公園(旧幸福駅)


9. 花畑牧場

10. 小樽港でフェリーに乗る

●4日目
移動日。21時に舞鶴港着。

過去北海道へのドライブは3度。
1度目は宗谷岬だけを目指し終了
2度目は友人との旅。旭川、知床、根室、阿寒湖、ドラマ「北の国から」を中心とした富良野を巡り終了
3度目は札幌に転勤になった同僚と会い函館で飯食って終了

今回の旅は今までの旅を(適当加減を)リスペクトしつつ、北海道を満喫。
さてはて、計画通りに行きます事やら。

●準備
実際に休みが確保できるかどうか不安だったため予約関連は極力直前まで待った。
そして確保の決定が12日(月)〜15日(木)

○新日本海フェリー往復(復路が10%OFF)
 12日 京都舞鶴港発 午前0時30分 \39,700-
 14日 北海道小樽港発 午後11時30分 \35,730-
○網走東横INN(13日20時) \5,480-

フェリー代はカード決済のため事実上現金はあまり必要なさそう。
とりあえず6万円を引き出し財布にセットした。

持ち物も予め準備。
PSPナビ,iPod,着替え,カメラ,PC,タオル類,髭剃り,整髪料,まっぷる北海道,
携帯充電器,折りたたみ傘
あとは、回る場所の必要部分を印刷したもの。
旅は荷物をどれだけシンプルに抑えるかが肝。

さて、出発だ。