これが脅異の全48方向フルカラースクロール

ライレーン

対応機種 : NEC PC-8801mkⅡSR以降
メディア : 5inch 2D (2枚)
定価 : 7,800円
発売日 : 1987年1月(発売予定1986年11月下旬から延期)
開発 : グローディア
販売元 : ビー・ピー・エス

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PROMO WORD

驚異！48方向スクロール移動が快感になる！

君の元へ届いた指令は、狂ってしまった宇宙ステーション"ライレーン"内部へ単独で侵入し、コントロールシステムを補正することだ！操縦するマシンはCOR-80Z。48方向スクロールのスムーズな動きが可能だが、それゆえに慎重な操作が必要となる！　成功を祈る。

プロローグ

恒星座標、82HS-4710-1ディア系第5惑星イオは、宇宙時代第3世紀を迎えていた。惑星間航行船の建造や宇宙における恒久的な移住及び軍事目的の為に、反物質炉を搭載した大型ステーションが多数建設され、人々は他惑星外宇宙へ進出をはじめようとしていた。
5年間続いた、イオ･イア戦も平和条約が結ばれ、軍事目的の為使用されていた多くのステーションが平和利用へと変わっていった。これらの大型ステーションは、それぞれ独立したオプティカルコンピュータシステムによる管理機構を持ち、完全なる自動コントロールであった。が、そんな大型ステーションの1つ「LYRANE」で事件が発生した!!
「LYRANE」は、軍用ステーションの1つとして宇宙兵器生産に使用されていたが、条約成立後、民間宇宙開発企業のテナントを入れ資材管理、造船に使用するという計画が進んでいた。
しかし、オプティカルコンピュータシステム「LYRANE」に新たな管理プログラムを入カしようとした瞬間、「LYRANE」の全防衛システムが動きだし、ステーション内部にいた技術者はもちろんステーション付近の惑星間航行船や大型ステーションにも攻撃を始めた。
この事件がたんなるステーションの事故として考えられないのは、「LYRANE」が攻撃を加えた宇宙船ステーションの中にはイア側の者も含まれており、戦争が再び始まる可能性が生まれてきたからだ。

この危機をくいとめる為、一時はステーションの破壊も考えられたが、反物質炉の暴走を招く恐れや、軌道をはずれてイア星に落下する可能性もあり、攻撃は不可能。内部の状況がつかめないので近寄ることすら出来ない。関係者は頭をかかえていた。
そんな時、ステーション総合管理センターの中央コンピュータ「OFEEC」に緊急暗号通信が入電した。それは、ステーション「LYRANE」の内部からのものでシステム「CAME2」と名乗った。入電内容は、「LYRANE」の作動状態、内部自己防衛システムの動きなどである。各セクションはマスターコントローラのもとで、自己防衛の為のプログラムを実行し始めた。
「自己防衛……そんなプログラムはマスターコントローラにあるはずはないんだが…。」関係者は首をかしげた。そして「CAME2」とは…？人々の疑問をかきけすように「LYRANE」補正計画が、軍参謀総長とから発表された。プロジェクト･ストライク……特殊コマンド部隊「MAD STELS」を「LYRANE」内部に潜入させ、マスターコントローラに補正ルーチンを入力する。
作戦に失敗は許されない……。