虚空に奔る創星のきらめきに遙かなる銀河の声を聞く
アルシャーク
対応機種 : SHARP X68000シリーズ
メディア : 5inch 2HD (5枚)
定価 : 9,800円 (税別)
発売日 : 1991年12月6日(発売予定11月15日→11月29日から延期)
販売元 : ライト スタッフ
○MIDI対応
○ジョイスティック対応
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MT-32版 / FM音源版SCREENSHOTS
PROMO WORD
虚空に
遙かなる銀河の
惑星フィールドと宇宙空間を完全に別次元として捉え、
いまひとつ満たされなかった既存のスペースPRGにおける常識を打ち破る。
各惑星に散らばる町は30を数え、内部マップ100以上、会話データ20万字と、
従来のPRGを凌駕するデータ量を実現した。
フィールドにおける戦闘モードは、同一マップ上でもその地形によって
出現するモンスターと背景が変化し、さらに様々な攻撃パターンの
グラフィックによる演出がプレイヤーを圧倒する。
また、宇宙における戦闘では、ファイティングキャリアー"アトライア"の
性能を余すところなく再現した。7つの恒星系と
それに付随する24の惑星上で繰り広げられる壮大な物語り
その主人公という大役がいま君にゆだねられる。
STAFF
program:TADASHI TANAAMI scenario:E JUN
character design:AKIHIRO KIMURA game design:E JUN/JUN SATO/HISASHI AOYAGI
sound:TENPEI SATO
graphics:UKIKO HOSHINO/HIROSHI MAEJIMA/NORIFUMI TOMITA/SEⅡCHI HARADA/TATSUYA AKAISHI
©1990 RIGHT STUFF
プロローグ
ウィスペラード
3つの恒星系に属する12の主なる惑星で構成された大宇宙。
それぞれの恒星系は、非常に近接しており、
光の速度をもってすれば、数ヶ月で到達することができた。
300年前、創始者ウェー・ドゥムナが、
たった1隻の植民船を率いて、惑星マーズにたどり着いて以来、
ウィスペラードは、反映の一途をたどった。
その時の植民船でたどり着いた種族が、マーズ人である。
ウェー・ドゥムナは、その指導者、否、偉大なる王として、
3つの恒星系からなるこの銀河を開拓し、
現在の栄光と悲劇をもたらした。
ドゥムナの死後、ウィスペラードは、3つの国家に分裂。
それぞれの国家は、
それぞれの恒星系とその種族で構成される。
そして、時は宇宙開拓時代。
ウィスペラード3国は、
その国力と人口を支えるために他の惑星への植民を奨励。
人々は、先を争って新天地を求めて宇宙へと進出していった。
しかし、植民惑星争奪戦が、辺境の未開惑星から勃発。
ついには、三つ巴の大規模な宇宙戦争へと発展しようとしていた。
それら新天地の一つ、とある植民地惑星ホムから物語は始まる。
アルシャークについて
出た当初はキャラクターの見た目や、ゲームの作りからグローディアそのものだと思っていた。後々知ったのだがグローディアのスタッフが独立して作ったのがこのアルシャークだった。プレイした感覚がサバッシュに始まる独特の雰囲気、戦闘方法がそのものだった。
それまでのグローディアというとファンタジー色が強かったが、独立一変ということでか、SFのRPGという当時としては割と異色の組み合わせで挑んできた。世界を宇宙とすることにより広大感を演出することに成功していたと思う。また、移動方法も徒歩以外にタンクを用いたり、武器を敵から得たスクラップから作成できるなど、過去の作品に囚われることなく意欲的な作品に仕上がっていた。
ただ、残念なのはゲームの印象を盛り上げるストーリーに意外性が無かったこと。ゲーム自体の進行は基本的にいやらしさがなく、レベルも簡単に上がっていくし、難易度もかなり優しい。が、基本的にお使い的なシナリオばかりで、短い話が数多く集まっている。つまりミニゲームを沢山クリアしたという感覚でしか残らない。よって、10年以上経って覚えていたのは「面白かった」という感想だけでストーリーは何一つ覚えていなかった。それどころか、キャラクターの生い立ちや位置づけさえも覚えていなかった。割とゲームの事では記憶力はあるつもりだったが、ここまで覚えていない作品も珍しかった。
再度、最後まで1からプレイしてみた感想はやはり同じ。異様に敵の出現率の高いのは面倒臭さを感じたものの好感。ただ後半のラッセルガイヤーとの艦隊戦で完全に行き詰まった。この辺りからサクサク進めて爽快なRPGというゲームバランスが完全に崩れてしまっている。どうやっても進めないので過去の保存データを見てみれば、なるほど…改造してクリアしていた。今回も同様に改造してクリア。ストーリーの全貌を改めて知った上でも意外性、感動や興奮という点はかなり厳しいと感じた。ただ、ゲーム感覚の部分で見れば遊びやすく面白かった。
X68000版はPC98版の後発ということで、グラフィックから音楽に至るまで全ての強化が行われている。オープニンググラフィックは全て書き直しであり、PC98版とは全く異なった上に、プロローグも追加されている。ただ、オープニングを除くビジュアルシーンの解像度が低いため、グラフィックのジャギーは勿論、文字のジャギーまで目立つのは残念だった。それでも、移植は先発のベタ異色が多いご時世で、ここまでの労力を掛けて全てを作り直すような勢いの作品に、ここまでやって会社は大丈夫なのか?と心配してしまう程のレベル。X68000でRPGというとそんな爆発的な売れ方をするとは思えないので余計にそう感じた。
サウンド面も強化されている。内蔵音源は8音+ADPCMでの演奏、そして外部機器としてMT-32に対応。こういう場合、内蔵音源とは全く異なった作品になりそうだが意外に纏まっており、原曲の味を巧く消さずにアレンジされている感じだ。ややストリングスの音色に無理を感じるが、これはMT-32のせいだし仕方がないところか。
他オープニングもPC98版のPSG部分をSQUAREWAVEで巧く再現している。あと全体的に言えることだが音量のバランスがあまりよろしくない。何故Cメロで急激に音量が2倍に上がるのか。その他に、音が右寄りから出るのも気に掛かった。最初はリセットされていないからと思ったがそうではないようだ。スネアドラムが右から鳴る不自然さには、X1版のイースⅡを思い出した。
先発でMT-32版を収録したが、内蔵音源と比べて移調されている曲が多く音程の違いが気になった。恐らくMT-32の音色に合わせて移調を行っているのだと思うが、そういう意味ではこの内蔵音源版こそが真打ちだろう。また、オリジナルのPC-9801版では物足りない音だったものがX68000の性能に合わせてグレードアップ。音数向上に加えADPCMによるリズム音もありと、改めて内蔵音源あってのMT-32版であったなと思わせる。
曲に関してはやはり名曲"AlSharK"は音色と共に外せない。全体的に印象の薄い曲が多い中でカッ飛んでいる曲はこれだけだ。"天平サウンド"と言われる音楽はこの曲に集約されると言っていいだろう。ただ、他の曲はゲームに合わせ過ぎて普通すぎる位に聞こえるのが残念。
曲毎の画面写真をキャプチャーしながらプレイしていたのだが、どうしても流れない曲が2曲あった。ご存じの方は是非とも教えていただきたい。曲の進行状況から判断するなら前者は惑星ステージ、後者は植民船のビジュアルシーンということになる。
27 Dark SHADOW [未使用?]
そういえば、オープニングに関してはフルアニメーションは勿論のこと音楽の終わりとオープニングのアニメーションがビシッと決まるようになっている。普通であれば音楽に合わせてアニメーションを編集しそうなものだが、逆で音楽側のテンポをリアルタイムに動かすような感じになっているのでエミュレータで見たりすると曲のテンポが変わる。収録の際は…MIDIと同様にファイルネームの変更で収録した。MIDIの際は効果音がX68000本体から鳴っていたので何も苦労しなかったのだが、内蔵音源の場合プロローグで必ず宇宙船が着地するシーンで音が鳴るので…強制ディスクイジェクトを行った。その試行錯誤は40回以上だった。
X68000版は「Battle BUGGY」が未使用になっている。PC-9801版はタンク搭乗時のBGMとして使用されているが、X68000版では徒歩のままの曲で変更されない。設定ミスなのか仕様なのかは不明。
TRACK LIST
ラジオ収録曲(MIDI音源)
01 Prologue(プロローグ)
02 AlShark(オープニング)
03 Salad Days(惑星テーマ1)
04 CALL!! 大地(惑星テーマ2)
05 EMPIRE(惑星テーマ3)
06 Sand OCEAN(惑星テーマ4)
07 試練…の果てに!(渓谷/洞窟)
08 FIRE Field(惑星テーマ5)
09 Battle BUGGY(未使用)
10 Next JOURNEY(惑星テーマ6)
11 出撃! タスクバトラー(艦隊戦)
12 サイレント サテライト(宇宙移動テーマ)
13 町 Old Times(町テーマ1)
14 Peacefulな日々(町テーマ2)
15 Sadness City(町テーマ3)
16 ナイスだね!ミュントス人(ミュントスの村)
17 潜入! 宇宙要塞バルバス(バルバス/ビジュアル1)
18 Palace WULIA(宮殿)
19 CHAW-SNOMU(宇宙ステーション)
20 RusselGEIYER(敵の船内)
21 Public パブ(酒場)
22 SMaaaaaSH!!(戦闘シーン)
23 BEAST BAYDEN(ボス戦闘シーン)
24 死の洗礼 そして…(ビジュアル2)
25 ACT'FIGHTING(ビジュアル3)
26 colonialSHIP(ビジュアル -植民船1-)
27 Dark SHADOW(未使用?)
28 遺志を継ぎし者への序曲(ビジュアル -植民船2-)
29 星のTerminal(エンディング)
30 また会おうね、必ず!(スタッフロール)
31 BUY!バイ!ダーリン(ショップ)
32 Joe is No.1(ジョーのテーマ)
33 Can a See Me(会話 -悲しみ-)
34 Funny(会話 -救出-)
35 Dush!!(会話 -突撃-)
36 Feer(会話 -危機-)
37 湖の遺跡(会話 -試練クリア-)
38 Psycho(会話 -サイコ-)
39 ファイティング ジョー(会話 -ジョー-)
40 Finish(ジョーの勝利 -飲み比べ-]
合計時間 : 62:09
ラジオ収録曲(FM音源+ADPCM)
内蔵音源
音源チップ:YAMAHA YM2151(OPM)+ OKI OKI MSM6258
01 Prologue(プロローグ)
02 AlShark(オープニング)
03 Salad Days(惑星テーマ1)
04 CALL!! 大地(惑星テーマ2)
05 EMPIRE(惑星テーマ3)
06 Sand OCEAN(惑星テーマ4)
07 試練…の果てに!(渓谷/洞窟)
08 FIRE Field(惑星テーマ5)
09 Battle BUGGY(未使用)
10 Next JOURNEY(惑星テーマ6)
11 出撃! タスクバトラー(艦隊戦)
12 サイレント サテライト(宇宙移動テーマ)
13 町 Old Times(町テーマ1)
14 Peacefulな日々(町テーマ2)
15 Sadness City(町テーマ3)
16 ナイスだね!ミュントス人(ミュントスの村)
17 潜入! 宇宙要塞バルバス(バルバス/ビジュアル1)
18 Palace WULIA(宮殿)
19 CHAW-SNOMU(宇宙ステーション)
20 RusselGEIYER(敵の船内)
21 Public パブ(酒場)
22 SMaaaaaSH!!(戦闘シーン)
23 BEAST BAYDEN(ボス戦闘シーン)
24 死の洗礼 そして…(ビジュアル2)
25 ACT'FIGHTING(ビジュアル3)
26 colonialSHIP(ビジュアル -植民船1-)
27 Dark SHADOW(未使用?)
28 遺志を継ぎし者への序曲(ビジュアル -植民船2-)
29 星のTerminal(エンディング)
30 また会おうね、必ず!(スタッフロール)
31 BUY!バイ!ダーリン(ショップ)
32 Joe is No.1(ジョーのテーマ)
33 Can a See Me(会話 -悲しみ-)
34 Funny(会話 -救出-)
35 Dush!!(会話 -突撃-)
36 Feer(会話 -危機-)
37 湖の遺跡(会話 -試練クリア-)
38 Psycho(会話 -サイコ-)
39 ファイティング ジョー(会話 -ジョー-)
40 Finish(ジョーの勝利 -飲み比べ-)
合計時間 : 63:15
作曲者 : 佐藤天平
DISCOGRAPHY
アルシャーク
発売日: 1991年9月21日
価格: 2,500円(税込)
商品番号: VICL-5067
販売元: ビクター
収録曲
01 アルシャーク
02 サイレント・サテライト
03 サラド・デイズ
04 町オールド・タイムス
05 遺志を継ぎし者への序曲
06 SMaaaaaSH!
07 死の洗礼そして…
08 サドネス・シティ
09 サンド・オーシャン
10 BUY!バイ!ダーリン
11 Can a See Me
12 Palace WULIA
13 ネクスト・ジャーニー
14 パブリック・パブ
15 コロニアル・シップ
16 CHAW-SNOMU
17 ナイスだねミュントス人
18 コール!!大地
19 出撃!タスクバトラー
20 ビースト・バイデン
21 ショーコ・マイ・ラヴ~また会おうね,必ず!
22 星のターミナル
当時の広告
エンディングムービー
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