3DIMANTIONAL DRIVING SIMULATOR
グループ・エックス
対応機種 : SHARP X68000シリーズ
メディア : 5inch 2HD (2枚)
定価 : 7,800円 (税別)
発売日 : 1991年7月(発売予定1991年4月上旬から延期)
販売元 : コムパック
○アナログ・ジョイスティック対応
○MIDI対応
ROLAND CM-32L/CM-64/MT-32
YAMAHA SY22, TG33
GALLERY
PROMO WORD
エンジンのトルク特性グラフ、ミッションのギア比、車両のサイズ&重量などのデータを使った本格派ドライブ・ゲーム!
●今までのカーチェイス・ゲームとはまったく違う、車のリアルな挙動を再現
従来のカーチェイス・ゲームの概念を打ち破り、フライト・シミュレータと同様の3D演算、物理方程式を用いたリアリスティックな3Dゲーム。
パワードリフト、アクセル・ターン、ジャンピング・ターン、ヒール&トゥなどの高等テクニックを駆使した走行ができる。
●6台までのマシンをつないで、友人とレースができる
磨き上げたテクニックを披露するのはここだ。友人にひとあわふかせてやろう(PC-9801版のみ)
●自分だけのカスタム・カー
エンジン、ミッション、タイヤ、ダンパ、ブレーキ、クラッチなどを自分でアッセンブリーして独自のオリジナル・マシンを作ろう。エンジンにはF1用もある。
グループXについて
コムパックの製品は古くからパソコン雑誌I/Oでのみ掲載される事が多く、雑誌の方向性もゲーム中心ではないために注目度という意味では非常に薄くなった悲劇のゲームだ。インターネットで調べてもそれらしい内容が出てこないくらいマイナーなゲームだ。
タイトル画面もなく起動するといきなりメニューが出るだけという、魅せるという部分を全く考えていない点が硬派だ。ゲームという要素よりシミュレートという部分を色濃くしている。
そのため車種のデータもできる限りゲームのデータに反映されており、当時としてはかなり進んでいた事がわかる。ゲームでポリゴンを使用せず、ザ・コックピットを足したような画面で、トンネルのアーチも、背景に描かれた観覧車も夜景のように表示される。また、処理の問題などからコースアウト等に関してはかなりアバウトに作成されている。
ゲーム的な要素が最も見られるのはポイント制を用いていることだ。レースで得たポイントが貯まれば新しいコースにチャレンジできる。ポイントを貯めなければ一定のコース以外走ることができないのだ。そのコースがまた結構な数であり、末永く遊べるゲームでもある。
アナログコントローラを推奨してはいるが、操縦桿で車を操作し、スロットルでアクセル開度を調整し、ミサイル、バルカンボタンでシフトチェンジするのはかなり慣れがいる。また、妙にホイールスピンしやすいのが気になる。
それにしてもゲームに出てくるフェアレディZは平成元年から平成12年まで生産されながらエンジンや外観などの基本部分はほぼ変わっていない。当時高校生だった私は確実にオヤジへと変化。車は普通に長く使えるということに年を経て気付かされた。
音楽は内蔵の他にRolandのMT-32と何故かYAMAHAのSY22/TG33に対応している。また音源毎に異なる曲が鳴ることが1つの売りである。異なる曲が演奏されるのはゲーム中の曲だけで、メニューやファンファーレの曲は音源が変わっても同じだ。最初に聞いたときはエフェクトが強くて、リセットを掛け忘れているのかとさえ思った。どこかで聞いたことがある音色だと思ったらドラゴンセイバーで聴いたスネアドラム音。Rolandの音色以外聴く機会が無かったので今回初めてのような感じだが、音色もクセがあるというか、如何にもシンセ!みたいな音が心地良い。この音源でドラゴンセイバーをコピーしたら意外に似たものが作れるのではないかと思わせる
TRACK LIST
ラジオ収録曲(MIDI音源)
01 NEMU
02 MUSIC No.1
03 MUSIC No.2
04 MUSIC No.3
05 QUALIFY
06 GOAL in the TOP
07 GOAL in 2nd-6th
合計時間 : 8:17
ラジオ収録曲(MIDI音源)
01 NEMU
02 MUSIC No.1
03 MUSIC No.2
04 MUSIC No.3
05 QUALIFY
06 GOAL in the TOP
07 GOAL in 2nd-6th
合計時間 : 7:13
作曲 : 新倉浩司
(作曲者名に関しては阿保剛さんよりの情報)