リアル・ハイスピードゲーム「シーナ」
SeeNa「シーナ」
対応機種 : NEC PC-8801mkⅡシリーズ
メディア : 5inch 2D (2枚)
定価 : 6,800円
発売日 : 1986年5月
開発 : たいにゃん
販売元 : システムソフト
○要2ドライブ
○サウンドボード(PC-8801-11)対応
PC-8801mkⅡSR版は2月発売
ワイドスクリーン版は5月発売
GALLERY
PROMO WORD
壁が、敵が、興奮が、めくるめくスピードでせまってくるリアルタイムゲーム"SeeNa"。走りだしたとたんに君は、時空を越えたシュールなゾーンに突入する。この強烈な美しさとスピード。その初体験に君は、おののき、しりごみしてしまうのか。それとも。SeeNaの永遠の微笑を求めて、超エクスタシーに達するのか。あの天才TINYANが君を挑発している。
シーナについて
SeeNa 投稿者:NOP
投稿日: 2004年8月12日(木)02時25分49秒
それでは、へっぽこな解説をさせていただきます。
・・・今でもあの衝撃は忘れられない。
その頃、迷路といえば1ブロックずつ歩き回り、直角に曲がり、敵が現れると選択肢から選んで攻撃や回復や魔法。レースといえばポールポジション風の疑似3Dコースの中を不自然な動きで走る程度。それでも当時最先端のそれらのゲームを「すげーなぁ」と言いながら遊んでいた頃。そんな中、ポリゴンで描かれた広大な迷路の中をなめらかに猛スピードで走り回る「SeeNa」というゲームが現れた。軽快な音楽とともに脳裏に焼きついた。
当時高校生で、電気店のパソコンに入れて置いてあったSeeNaを遊んでいた私は、ゲームの目的もわからないまま、毎日閉店時間まで夢中で遊びました。やがてインターネットという道具を手に入れ、SeeNaについても色々知ることができるようになりましたが、今になって驚く事ばかりです。
左右の動きとアクセルとブレーキ。たったこれだけの操作なのに、非常に戦略性の高いゲームに仕上がっています。敵に体当たりして攻撃。エネルギー漏れでダメージを受けるエリアも、アイテムがあれば自機のエネルギーとして吸収。コンパスが狂ったり、動く壁をタイミングよく通り抜けたり、重力でどこかに吸い寄せられたり。ワープにより移動できるマップは全80面。自機をパワーアップさせるユニットも多彩。基本操作に慣れながら手軽に遊べるカーレース形式の「サイドB」も用意されています。
細かい事については、熱心に攻略してあるサイトがあるのでそちらにお任せしますが、ふと「この戦略性って何かに似ている」と思って考えてみると、内容も要素も全く違うんですが、私はセガのゲイングランドが思い浮かびました。どちらも微妙な操作と綿密な作戦が必要ですよね。
BGMに関しては、PC-88のFM音源のデフォルト音色をそのまま使っているような印象がありますが、メインメロディーも編曲もポップで非常にゲームにマッチしています。何度か聞くと簡単に覚えてしまい、きっといつでも頭の中を映像とともにぐるぐる動き回る事でしょう。
青春のページを鮮やかに飾った、思い出のゲームです。
TRACK LIST
ラジオ収録曲(FM音源+SSG)
サウンドボード
音源チップ:YAMAHA YM2203(OPN)
01 FUNCTION AREA [SIDE-A/SIDE-B STAGE4]
02 BALANCE IN THE MAZE [SIDE-B STAGE6]
03 ANOTHER EPOCH [SIDE-B STAGE8]
04 CUBOID A: [DEMO]
05 IN THE ASWLUM [SIDE-B STAGE1,3,5,7]
06 CALABASH [SIDE-B STAGE2]
07 POSU POP POP[SIDE-A]
08 TEAR OF ZOLLINGEN [ENDING]
09 CUBOID B: [SIDE-A]
合計時間 : 10:58
作曲 : 日の丸ファクトリー (YOSHIKO HIGASHI, 柴田真季)