スタークルーザー

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PROMO WORD

★本格的な宇宙戦争を新体験。SFシネマそのままの迫力とスピード感。そして緊張感をまるごと体験できる感動のアクションゲーム、新登場です。
★超リアル。美しい町並、風景そして多くのクルーザーなど豊かな表現を可能にした驚異的な3D処理。この中をあなたは自然に動き回れるのです。
★スペース･クルージングをまるごと擬似体験。初心者は「自動操縦」で、マニアは「手動操縦」で未知の宇宙を飛び回り、目前に現われる見知らぬ惑星に着陸できるのです。
★バトルシーン。敵機の数なんとl00種類以上。宇宙空間、地上とも複数機の敵が同時に出現し、緊迫感あふれるバトルシーンを展開します。
★これだけ複雑な動きを、立体座標を意識することなくシンプルなキー操作でコントロールできるのです。

ストーリー

　25世紀、人類の宇宙開拓は目ざましく、とどまるところを知らなかった。22世紀に開発された「重力カタパルト」なるワープ装置が実用化されると、恒星系連邦政府は、「惑星開発団」なるものを組織し、枯渇しつつある鉱物資源と新しい、居住地を求めて近隣の3つの星系へ旅立っていった。
　しかしこれらの開発は急激かつ広範囲であったため、辺境の惑星にまで連邦パトロールの目が行き届かず次第に無法者、略奪者が増え治安が乱れていった。
　この治安の乱れを安定させる為に連邦政府は、悪質な略奪者に対し賞金をかける「ハンター制度」を採用することを決議し、その人材を公募した。
　この公募に対して集まってきたのは腕に覚えのある無頼漢や、軍隊あがりの者達であった。
───この制度が導入され早や10年がたった。しかしその効果は期待した程上っていなかった

　恒星系連邦内では、かねてよりコンタクトのあった、銀河系で大きな勢カをもつ、「銀河連合」との友好同盟関係の話が本格化していた。連邦政府は宇宙での平和のため、これを推し進めていたが、現政権に不満をもつ一部の政治家や、「銀河連合」に対して危慎の念を持つ者は、この同盟に強く反対し武カをもってあくまでも阻止しようとした。
　この反乱は局地的かつ小規模であったため、政府軍はこれを難なく鎮圧したが、しかしこの反乱の主謀者であるガイスト･二一ドマンは発見できず、逮捕することはできなかった。
　この様な情勢の中、銀河連合との交渉は順調に進み、近く友好同盟条約締結のため大使が釆訪することになった。

　そのころ太陽系を遠く離れたバーナード星系では、VOIDと呼ばれる略奪者の一味が出没しはじめた。VOID一味は神出鬼没であり、主に軍事施設を襲、武力をつけ瞬く間に勢力を拡大していった。4星系内で今やVOIDの名を知らない者はなく、人々は「暗黒の覇者」と呼び恐れた。
　連邦パトロールは全力をあけてVOIDに関する情報を収集した。しかし、わかったのはただ一つしかなく、"VOIDとは犯罪組織と政治組織とが統括されてできた組織である"ということだけだった。
　連邦パトロールは、この手に負えなくなったVOIDに対して多額の賞金をかけ、一味を一掃することにした。

　ここ太陽系でも "太陽風" と呼ばれるVOIDの部下が暴れ回っていた。
　A級スナイパーであるブライアン･ライトは、木星に "太陽風" の秘密基地があることをキャッチし、単身基地へ潜入した。しかし敵は以外と手強く、彼が乗ってきたスターシップは破壊され、地上用のランドクルーザーで敵基地内をさまよっていた。

スタークルーザーについて

スタークルーザーばポリゴンを採用した国産ゲームでは有名な作品だ。シナリオや全体的なバランスが良かったために根強いファンがいる。当時、最初見たときはポリゴンという概念自体知らなかったし、三角形を組み合わせた物体が落ちているような画面に胸が躍るわけもなく、興味の欠片すらもなかった。同じ考えの人も当時は結構いたのではないだろうか。

ある時、プレイする機会を得たわけだが、それまでの概念は完全に覆った。360度展開しながら行う戦闘シーンや、X軸やY軸に加え3DならではのZ軸が存在すること。座標から座標へ移動して広大な宇宙を旅し、ボイドを倒す為に物語も大きく膨らんでいく。たった2Dのディスク2枚なのにこの広さにストーリーを詰め込まれていることにすら感動を覚えた。賞金稼ぎが、スタークルーザーというボイドの戦闘機を手に入れたことから広がっていくストーリー内容は決して幼稚なものではなく大人も安心して見れるストーリーだ。

序盤はダメージに加え燃料の管理が結構面倒だ。ストックできる量が少なくて、幾度となく燃料切れで停止→ゲームオーバーを迎える。戦闘中にまで燃料が減るので無駄な動きをすればどんどん減っていくので、そういう部分まで頭を回そうと思うと大変だった。

音楽はX1の音源を使って新たに編曲されている。といっても基本はPC88版のオリジナルとそうは変わらないのだが、音色を中心にリニューアルした印象を受ける。この後にX68000版がリリースされているわけだが、中間のデキというよりかはX68000寄りに感じるのは同じ音源なので無理もないだろう。しかし、それでも同じ曲で練り直すということに執念を感じる。

PC88版はサウンドボードⅡに対応しており、リズム部分はリズム音源を使っていた。こういうパターンでYM2151音源に移植されると大抵はアークスのようにリズム部分でチープになった感が否めないことが多い。しかし、スタークルーザのX1版はかなり頑張っていて違和感も感じない仕上がりになっている。
山中氏の曲も色々聞いてきたが、このスタークルーザーという作品の曲達が最も好きだ。音楽を聞いてゲームを、そしてストーリーを思い出し宇宙を飛び回った気分にいつでも浸れるからだ。

裏技の紹介

【高速表示モード】

3D表示中にCAPS LOCKを押し込む。(別紙マニュアルに記載)

【ミュージックモード】

オープニング画面でテンキー5とRETURNを押す。

TRACK LIST

ラジオ収録曲（FM音源）

ステレオタイプFM音源ボード
音源チップ：YAMAHA YM2151（OPM）

01 Star Cruiser (オープニングデモ)
02 Space Boat (Planet A)
03 Battle Space (Planet Battle)
04 Daisy (Access for Men)
05 Space Flight (ソル星系)
06 Space Fight (Space Battle)
07 Red Zone (Planet B)
08 Shop (Shop A)
09 The Great Red Spot (Bar)
10 June (Access for Woman)
11 Desert Zone (Planet C)
12 Broker (Shop B)
13 Inside the Base (Planet D)
14 Saturn (Planet C)
15 Mini Boss (Boss Theme)
16 G Catapult (Ｇカタパルト)
17 Mars (Planet F)
18 Rigil Kent System (リジルケント星系)
19 Sirius System (シリウス星系)
20 Requiem (Requiem Access)
21 Bio Plant (Planet G)
22 Barnard's Star (バーナード星系)
23 The Planet of Old New York (Planet H)
24 Hyperspace (HyperSpace)
25 Great Battleship VOID (VOID ship)
26 Big Boss (Last Boss)
27 Warp Out (VOID ship 脱出シーン)
28 遥かな宇宙へ (Ending)
29 Game Over (Game Over)
30 neo-nineteen (unused music)

合計時間 : 33:17

作曲者 : 山中季哉

DISCOGRAPHY

STAR CRUISER ～PC SOUND of ARSYS～

発売日: 2006年10月25日
価格: 3,465円(税込)
商品番号: SCDC-560
販売元: ハピネット

収録曲

ディスク：1
＜ウィバーン＞
01. 地上
02. 基地
03. 建物内部
04. 戦闘
05. エンディング
＜スタークルーザー＞
06. Star Cruiser
07. Space Boat
08. Battle Space
09. Daisy
10. Space Flight
11. Space Fight
12. Red Zone
13. Shop
14. The Great Red Spot
15. June
16. Desert Zone
17. Broker
18. Inside the Base
19. Saturn
20. Mini Boss
21. G Catapult
22. Mars
23. Rigil Kent System
24. Bio Plant
25. Sirius System
26. Requiem
27. Barnard's Star
28. The Planet of Old New York
29. Hyperspace
30. Warp Out
31. Great Battleship VOID
32. Big Boss
33. 遙かな宇宙へ
34. Game Over
35. Nineteen

ディスク：2
＜リバイバー＞
01. LOGO~オープニングテーマ
02. サダリアーン登場
03. 魔道士タンダライド
04. 酒場
05. ラビスターク
06. 城
07. ラトウィーン
08. 女剣士アルマ
09. 洞窟
10. 魔物と遭遇
11. 戦い
12. 重要アイテム入手
13. 落とし穴
14. クリスタルロッド
15. 天界・ハリイザード
16. 剣士コートの死
17. 邪神界・ザリオザード
18. サダリアーンとの戦い
19. サダリアーンの最期
20. エンディング
21. 死
＜妖獣機甲兵ワードラゴン＞
22. OPENING
23. STAGE 1
24. TRANSFORM
25. BOSS
26. VISUAL SCENE 1&2
27. STAGE 2
28. STAGE 3
29. VISUAL SCENE 3
30. STAGE 4
31. VISUAL SCENE 4 (FLIGHT)
32. STAGE 5 (BLUE SKY)
33. CONTINUE
34. VISUAL SCENE 5
35. STAGE 6
36. LAST BOSS 1 (BEFORE TRANSFORMATION)
37. LAST BOSS 2 (AFTER TRANSFORMATION)
38. ENDING