サイバリオン

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PROMO WORD

燃えよ！"サイバリオン"
うなるトラックボール！

●プレイするたびに、グラフィック、サウンド、コース、シナリオ、敵ボス、敵ボスの攻撃などプレイヤーに合わせて変わります。
●プレイするたび迷路構成（通路の構成、形状、障害物の配置、密度など）が変化し、コースはプレイヤーの腕により、より複雑化していきます。
●シナリオの展開によっては、さまざまな強化装備がついたり、各種イベントが起ったりします。
●プレイヤーに合わせて、種類、敵の知能度もアップし、エンディングも100通り以上あります。

サイバリオンについて

サイバリオンは1988年アーケードゲームとして発売された。ゲームは 故 三辻富貴朗氏がデザイン。この方の出す作品はゲームの作りが深いという文章をベーマガにて読んだことがある。このサイバリオンでは、操作系統、そしてプレイするたび異なる面構成、そしてストーリーがプレイするたび変化する。シューティング版「ティル・ナ・ノーグ」とも言える。
ストーリーは感嘆符の多い文章な上に、妙なノリなのが画面写真を見ていただければ分かるだろう。素早くトラックボールを動かせば早くFIREが回復するところなど何かにつけて遊びの要素に工夫が凝らしてあった。

X68000版にはおよそ2年後となる1990年に初移植された。家庭用ゲーム機にはなかなか移植されず、アーケードゲームが移植されるというのはまさにX68000の面目躍如といったところだ。アーケードゲーム版をプレイしたことはないが、それまでの一部SPS作品（ツインビー、フルスロットル、サラマンダ）に見られた不安になる画面構成や動きはなく、安心して遊ぶことができた。2MB搭載の機種(初代, ACE, PRO, PRO2以外)であればオンメモリ動作を行うので、ロード後にはディスクが2枚ともオートイジェクトされる。これは、ゲーム中にディスクを読み込むことがなくゲームを進行されることができる証だった。変則的な解像度の上にタイトル画面以外は15kHzという走査線の入るモードでゲームが展開されるのが変わった点だった。アーケード版ではトラックボールを使用し操作するものなのだが、X68000PRO以外に標準で付属するトラックボールはお世辞にも使い勝手の良いものとは言えない。基本的にジョイパッド操作となるのだが、やはりトラックボールで遊ぶことで設計されている為だろうか、違和感は激しくゲーム本来の持つ面白さを半分も味わえていないと感じる。

この作品の音楽は小倉氏の作品だと思っていたが、実際は渡部恭久氏。パーカッションのノリや音の種類がダライアスに通じるものがあったからだ。渡部氏を知ったのはアーケードゲームの「メタルブラック」からだったつもりだった。今、サイバリオンを改めて聞き直すとボスの曲なんかの悲壮感が通じるところがある。

さて、X68000版の移植具合だ。音源が違う割に頑張っているのだが、PCM8(1音しか出せないADPCMを発声前に合成して発音させる画期的プログラム)のような大技を使っていないため、常に１音でリズムを奏でなくてはならない。「Hurry」や「Boss4」のようなPCMでHi-Hatを鳴らしている曲は悲しいまでに再現度が低く感じる。HiHatは捨ててしまってもよかったと思うのだが、無理矢理入れているために、Kickとのバランスが合わなくなっている。PCM8のような技を使うと処理速度の問題が大きく浮き彫りになりそうだが、そこはテクニックで乗り切って欲しかった。

裏技の紹介

【31kHzモードで起動する(マニュアル記載)】

HELPを押しながら起動する。

【テストモード】

HELPとSHIFTの同時押し。戻るときも同様。

TRACK LIST

ラジオ収録曲（FM音源+ADPCM）

内蔵音源
音源チップ：YAMAHA YM2151（OPM）+ OKI OKI MSM6258

01 Warning～Title
02 Coin～Stand bye!
03 Main Theme
04 Boss 1
05 Universe (Theme2)
06 Boss 2
07 Next Area
08 Fire! Fire! Fire! (Theme3)
09 Boss 3
10 -so easy (Theme5)
11 Hurry
12 Larful (Theme4)
13 Boss 4
14 Contact
15 Ja Fraw (Theme7)
16 Confusion (Theme6)
17 Boss 5
18 Beginning of the end (Ending)
19 See you again (Name Entry)

合計時間 : 15:09

作曲者 : 渡部恭久

DISCOGRAPHY

サイバリオン -G.S.M TAITO 3-

発売日: 1989年3月21日
価格: 2,800円(税込)
商品番号: D28B-0014
販売元: ポニーキャニオン

収録曲

サイバリオン Arrange Version
01 ① ntroduction～Stand-bye! ② Main Theme
02 Universe
03 ZUNTATA Sounds Mania #1 ～SYVALION～
04 Ja Fraw
05 Confusion

チェイスH.Q.
06 ① Coin ② Round Start
07 Los Angels
08 ①Idaho ② Count Down
09 Washington
10 Chicago
11 New York
12 ①This is chase H.Q.!(Main Theme) ② Arrest(Round Clear)
13 Perfect Chaser
14 My name & Your Name(Name Entry)

サイバリオン
15 ①Title ② Coin ③ Stand-bye! ④ Main Theme
16 ① Universe(Theme 2) ② Boss 2
17 ① Next Area ② Fine! Fine! Fine!(Theme 3) ③ Boss 3
18 ① -so easy(Theme 5) ② Warning ③ Hurry ④ Larful(Theme 4) ⑤ Boss 4
19 ① Contact ② Ja Fraw(Theme 7) ③ Confusion(Theme 6) ④ Boss 5
20 Beginning of the end(Ending)
21 See you again(Name Entry)

チェイスH.Q. Arrange Version
22 ZUNTATA Sounds Mania #2 ～CHASE H.Q.～