VIDEO GAME ANTHOLOGY vol.1
テラクレスタ
対応機種 : SHARP X68000シリーズ
メディア : 5inch 2HD (1枚)
定価 : 4,900円 (税別)
発売日 : 1992年11月20日(発売予定10月下旬から延期)
オリジナル販売元 : 日本物産
開発 : マイコンソフト
販売元 : 電波新聞社
○ジョイスティック対応
SCREENSHOTS
PACKAGE REPRODUCTION
宇宙大パニック、緊急攻撃指令[Z]発信!
宇宙の危機救出に向かえ!
ムーンクレスタ 1980年 日本物産株式会社作品
味方機を救出してパワーアップだ
フォーメーション攻撃で敵を蹴散らせ!
テラクレスタ 1982年 日本物産株式会社作品
開発された時期は古くても
良いアーケード・ゲームをパソコンに完全移植
「ビデオゲーム・アンソロジー」第1弾!
企画開発
:マイコンソフト株式会社
〒530大阪市北区中之島3-2-4 朝日新聞ビル6F
電波新聞社大阪本社内 TEL.06-203-2827
発売元
:電波新聞社
出版販売部
〒141東京都品川区東五反田1-11-15
TEL.03-3445-6111(大代表)
DP -3205023
標準価格4,900円(税別)
テラクレスタ
テラクレスタは1985年に日本物産株式会社より業務用ビデオゲーム機として発表されました。
数々の特徴のなかでも、吉田健史の手による軽快なBGMは現在でも多くのファンから強い支持を得ています。
X68000上での復刻にあたっては、当時、ゲーム機に使われる音源LSIの不足から国内版テラクレスタでは聴くことのできなかった、海外仕様・完全版BGMを収録いたしました。
テラクレスタについて
X68000版は、そろそろ機種の盛り上がりも下降を迎えつつあるころに登場した。「ビデオアンソロジーシリーズ第一弾」としてムーンクレスタとカップリングで発売された。ドライブ0か1かによって起動するゲームが異なるというシステムはこれが初めてだったと思う。ただ、電波新聞社のゲームでは、起動させるドライブによって起動BGMを変化させるという裏技がよく用いられていたから、その発展と言えるかもしれない。更にアーケード版と同様の縦画面を再現させるためにHELPキーで縮尺が変更できたのも見逃せないところだった。
ムーンクレスタの続編として作成されたゲームであったものの、共通性は特にない(ラストスタートの曲がムーンクレスタというくらい)縦スクロールのシューティングゲーム。独特なのは味方パーツとの合体ができること。また、一定回数ではあるが分離して特殊フォーメーションによる攻撃が可能だ。合体やフォーメーションと言えばローボットアニメの醍醐味であった。その辺りを狙ったのか分からないが合体により形や攻撃方法が異なっていく様に興奮したものだ。最終の火の鳥なんかは思わず「ゴッドフェニックス!」と叫んでしまうこと請け合いだ。
初めて見たのは小学生の頃の地元のスーパーの一角にあったゲームコーナーだった。といっても割と多くのゲームが置いてあり、その中の一つがこのテラクレスタだった。日本版はPSGだという話もあるが、そこにあったのはFM音源版だった。その迫力と低音に驚いたのを今でも記憶している。また曲はノリがよくて鼻歌ですぐ歌えるようになった。何度かプレイしたことはあるものの、自機のスピードの遅さや陰険な敵の動きに翻弄されてチューボに辿り着いたことは殆どなかった。
音楽はアメリカ版と日本版の両方が収録されている。今回収録したのは音源はYM3526版のアメリカ版だ。しかし、当時に聞いたものとイメージが違うのだ。押しが弱いとでもいうか、綺麗すぎるのだ。原曲を聞いてみるとわかったのだが、ベースの音色が明らかに違う。基本的な音が似ていないというのは結構衝撃だが、だからこそこのラジオに収録したというのもあり複雑だ。