サイバーパンク アドベンチャー
スナッチャー
対応機種 : MSX2
メディア : 3.5inch 2DD (3枚)
+ サウンドカートリッジ
定価 : 9,800円
発売日 : 1988年12月23日(発売予定8月19日→11月26日から延期)
販売元 : コナミ
○VRAM128KB以上
GALLERY
PROMO WORD
西暦2042年の悪夢。
ネオ・コウベ・シティに謎の影がしのびよる。
2042年12月
狂気と退廃の街、NEO KOBE CITY・・・・・・
人類は異常な危険に直面していた。
謎の生命体、バイオロイドの出現である。
国籍、目的、正体不明。
某国の新兵器か? 宇宙からの侵略者か?
彼等は冬とともに現れ、人を殺害。
密かに人間とすり替わる事からスナッチャーと呼ばれた。
展開される推理、追跡、銃撃戦。
スリルとサスペンスにみちた捜査が始まろうとしている。
BGM40曲、効果音81音、画面数200、シナリオ原稿用紙900枚。
ストーリー
◆1991年6月6日 モスクワ
チェルノートン研究所において大惨事(バイオハザード)発生。
開発中の細菌(バイオ)兵器『ルシファー(魔王)α』が大気中に洩れ、東欧諸国、ユーラシア大陸の80%壊滅。
この時、世界の半分が死滅した。──────そして……50年後
◆2042年12月 狂気と退廃の街、ネオ・コウベ・シティ(NEO KOBE CITY)………。
人類は異常な危機に直面していた。謎の生命体、バイオロイドの出現である。 国籍、目的、正体不明。某国の新兵器か?宇宙からの侵略者(エイリアン)か?
彼等は冬になると現れ、人を殺害、密かに本人とすり替わり、社会に浸透していく。人口の皮膚を纏い、汗をかき血を流すこともできる。極めて、有機的かつ、無機体そのもの。オリジナルとの見分けはほとんどつかない。彼等は人の身体とすり替わる(スナッチ)事から、スナッチャーとよばれる。
人か、スナッチャーか?──────極限の恐怖は対スナッチャー用特殊警察班をうんだ。危険を買う訓練された、非常の男達。
それは………『Judgement Uninfected Naked Kind & Exective Ranger』
人々は彼等をJUNKER(ジャンカー:屑鉄処理人)とよんだ。
▽今、JUNKER本部に腕利きのJUNKER、ギブスンからの連絡がはいった!
「スナッチャーらしき男を追い詰めた!応援頼む………」
果して、スナッチャーとは何者なのだろうか?
JUNKERのスリルのサスペンスに満ちた捜査が始まろうとしている!
スナッチャーについて
1988年の夏に発売される予定だったものが遅れて冬発売となった。同時期、ライバルにもなりうるアドベンチャーゲーム「サイオブレード」より一足先に出る予定だったが、遅れをとってしまった。ちなみに「コナミ初のDISK版」という広告があらゆる所に出ているが、これではPC-8801版も含めて「初」ということになってしまう。コナミはPC8801シリーズで「グーニーズ」「グラディウス」という2作品をリリースしていたのだが、無いことにしたかったのだろうか。MSXとしては、確かに「初のDISK版」であり、加えてSCCの発声のためにSCCのカートリッジを添付している。
ゲームはオーソドックスなアドベンチャーであるが、希に戦闘シーンに入りアクションゲームに変わる。ただし難しいものではなく、テンキーで9分割された位置のボタンを押すだけでブラスター発射ができるという仕組み。アドベンチャーらしく文字入力が必要となる場面もある。
基本的にゲームはシリアス路線なのだが所々ジョークも含まれていて緊張感から笑いに転じるところも多い。ちなみに、「メタル・ギアmk_2(SR以降)」なんかは笑うところなのだが、恐らく当時遊んでいた人でないと理解されない。また、ゲームはACT2で終了するのだが、中途半端に謎を残したまま終了する。このまま続編が出ると思われていたが、パソコンでは発売せずに終わってしまった。コナミは続編を出さず、その後にPC-9821シリーズ専用でポリスノーツを出しパソコンではスナッチャーとは決別し、コンシューマに全てを託すことになった。PC-ENGINEではACT3を含めた完全版が出ているが追加されたACT3に関しての「終わらせ方」という部分に不満が集まったようだ。その後、PlayStationに移植もされていたが、画面はポリスノーツに比べると圧倒的に劣っていた。
音楽は必要な部分のみに鳴らすという徹底ぶり。ただ、それでも記録上は40曲弱あるのだから、かなり多い。映画を見ていて延々とBGMが鳴っているか?答えはノーである。必要な場面で音楽を鳴らし、場面を盛り上げる。当時のパソコンゲームでは数少ない手法が採り入れられている作品の一つだった。
PC88版と同時進行していた為、音楽としてどちらがメインなのか?と問われると難しい。ただ、開発がWAVYで行われていたということは、やはりMSX2版が本来の姿なのだろうか?SCCカートリッジもスナッチャーだけでは終わらせないのがコナミらしさ。後にディスクで発売した、コナミの旧作復刻版では、このカートリッジを挿しておけば、SCC対応で作り直された音楽が聞けた。当時のMSXで出すコナミの作品はこういうサービスを忘れなかった。
なお、最後の"THEME OF ENDING"だが、16分弱あるのでリクエストをされる場合は注意だ。PC-8801版と連続で入れてしまったら目も当てられない事になる。
いただいた情報
スナッチャーMSX2きましたね 投稿者:しお
投稿日: 2011年 2月 6日(日)02時07分39秒
実はSCCカートリッジ目当てで数年前に買ってたり。ゲームはオマケ扱いでしたが、やってみたら結構おもしろかったのでそのままお気に入りになりました。
で、次にサターン版とPC-E版も買いましたが、正直うーんってところでした。
そういや88版のCDってドラマ仕立てになっていて曲だけを聴くのがツライんですよね。
単独でトラックになっているものもありますが・・・。
4年前の冬、時代に逆行してMSX2でスナッチャーをプレイし、長いエンドロールを見ていました。クレジットのテキストだけで十分容量食ってますね、ありゃ(^^;
スナッチャーだ~独り言言わせてください 投稿者:にしひろ
投稿日: 2011年 2月 8日(火)23時09分18秒
パソコン版はジャンプの打ち切り漫画さながらのフィナーレで
アゼンとした記憶があります。
MSXのSDスナッチャーは全編再構築+完結編なのですが
後に出たPCエンジン版よりもACT3部分が理にかなっていて
(それでも矛盾は多かったのですが…)面白かったです。
SDスナッチャーの追加エピソードで
スナッチャーにウソの情報を握らされて
間違って人を傷つけてしまい
即規約違反でジャンカーを辞職させられるギリアン。
しかしこれはワナだと言うジェミーの協力で
「ソリッド・スネーク」という仮の名を使い
武器も没収された状態で
己の身の潔白を証明しようと独自捜査を始める…。
…ってシーンがあって
当時は感動したものです。
思い出語りでした。ごめんなさい。
横から 投稿者:あわん
投稿日: 2011年 2月 9日(水)02時54分55秒
スナッチャーの件、月刊トラウマさんところにレビューが載りましたね。
ご存知の方も多いと思いますが・・。
スナッチャー・・・ 投稿者:Z-80A
投稿日: 2011年 2月 9日(水)21時11分8秒
いいですね~スナッチャー、ゲーム内容も音も自分の中で1,2を争うお気に入りでした。
実は最初、音は期待していなかったんです。 SCCの音色に慣れてしまっていたというか、アドベンチャーゲームのような雰囲気には合わないだろうと思ってしまってて、案の定、最初字が出てくる画面の音楽は正に、アクションゲームでも始まろうかと思うほどのなんか軽い音楽だったんで「あ~やっぱり・・・」と思ってたんですが、次に冒頭のオープニング画面で流れてきた音楽にびっくり! SCCはこんな音色も出せるんだ・・・(実際には自分が気づいていなかっただけで以前のゲームでも出していたんでしょうけど)と感動したと同時に、次々と流れる雰囲気バッチリの音楽に感激したもんです。
88版の音もココで聴かせてもらったんですが、自分がMSXユーザーだったということを抜きにしても音色に関しては88版よりMSX版の方が断然好きですね。
TRACK LIST
ラジオ収録曲(SCC音源+PSG)
+ 内蔵音源
音源チップ:SCC, GI AY-3-8910
01 Slave to METAL (TEAM LOGO)
02 Bio Hazard_Snatcher (PROLOGUE DEMO)
03 Twilight of Neo Kobe City (THEME OF OPENING)
04 Evil Ripple (TITLE TELOP)
05 Theme of TARA (THEME OF METAL GEAR)
06 Pleasure of Tension (PURSUER PART3)
07 THEME OF SNATCHER (Spinner Demo)
08 MIDNIGHT SCIENCE(PART1)
09 Creeping Silence (PURSURE PART1)
10 Criminal Omen (PURSURE PART2)
11 MIDNIGHT SCIENCE(PART1)
12 Danger Dance...and Justice for all (ACTION)
13 AD2042 Neo Kobe City (PROLOGUE)
14 THEME OF SNATCHER 2
15 Innocent Girl (KATRINE PART1)
16 Jingle bell 2042 (JINGLE BELL)
17 The Entrance to Hell (OUTER HEAVEN1)
18 Decadance Beat (JOY DIVISION1)
19 Decadance Beat (JOY DIVISION2)
20 The Entrance to Hell (OUTER HEAVEN2)
21 Theme of IZABEL (IZAVEL)
22 Faded Memories (TITLE PART3)
23 Theme of JAIME (JAIME)
24 Virulent Smile (BATH ROOM)
25 Theme of katrine (KATRINE PART2)
26 Theme of JUNKER (TITLE PART1)
27 Spreading Diehard (SEARCH LIGHT)
28 Blow up Tricycle
29 Morg (MORTUARY PART1)
30 Reatoration
31 Endless Pursue (PURSUER PART4)
32 Eternal Promise (GOODBYE RANDAM)~
32 Theme of RANDAM (TITLE PART2)
33 For Harry (REQUIEM)
34 AT JUNKER HQ
35 Beyond Sorrows (EPILOGUE)
36 Master of Puppets Among The Disease (ENDING 1)
37 We Have to Struggle for Our Future Against Our Doubt
(THEME OF ENDING)
()内の注釈はエンディングに記載の物と変えてある曲がある。
合計時間 : 49:20
作曲 :
碇子正広, M.SIRAKAWA, 泉陸奥彦, 深見誠一,
S.MASUDA, 水谷郁, 上原和彦, 安達昌宣
DISCOGRAPHY
SCCメモリアル・シリーズ
スナッチャー -ジョイントディスク- MSX版
発売日: 1992年11月21日
価格: 4,800円(税込)
商品番号: KICA-7607~9
発売元: コナミ
販売元: キングレコード
収録曲
DISC1 SNATCHER
01 LOGO (チームロゴBGM)
02 BIO HAZARD (大惨事BGM)
03 TWILIGHT OF NEO KOBE CITY (オープニングBGM)
04 EVIL RIPPLE (テロップBGM)
05 THEME OF SNATCHER [PART 1] (スピナーデモBGM)
06 MERRY X'MAS NEO KOBE CITY (アルタミラ前BGM)
07 THEME OF METAL GEAR (メタルギアのテーマ)
08 DANGER DANCE...& JUSTICE ALL (侵入~シューティングモード)
09 THEME OF SNATCHER [PART 2] (ジャン死後,本部前BGM)
10 INNOCENT GIRL (カトリーヌBGM)
11 THEME OF IZABEL [PART 1] (アウターヘヴン店内BGM 1)
12 THEME OF IZABEL [PART 2] (アウターヘヴン店内BGM 2)
13 DECADENCE BEAT (ジョイディビジョン店内BGM)
14 THEME OF JAIME (ジェミーのテーマ)
15 MIDNIGHT SCIENCE (侵入<ジングル>)
16 FADED MEMORIES (ランダム登場BGM)
17 THEME OF SNATCHER [PART 3] (ACT 2 オープニングBGM)
18 BLOW UP TRICYCLE (スピナー暴走BGM)
19 MORG (死体安置所BGM)
20 RESTORATION (死体復元BGM)
21 THEME OF KATHARINE [PART 1] (バスルームBGM)
22 THEME OF KATHARINE [PART 2] (カトリーヌ回想BGM)
23 SPREADING DIE HARD (サーチライトBGM)
24 ETERNAL PROMISE [GOOD BYE RANDAM] (陳との戦いBGM)
25 THEME OF JUNKER (ジャンカー本部へ)
26 GOOD BYE HARRY (ハリーの死)
27 PLEASURE OF TENSION (侵入~ジャンカー本部での戦い)
28 BEYOND SORROWS (ACT 2 エンディングBGM)
29 MASTER OF PUPPETS AMONG THE DISEASE (エンディング 1 BGM)
30 THEME OF ENDING (エンディング 2 BGM)
DISC2 SD SNATCHER
01 STRANGE OVERTURE (オープニング1/ファーストコンタクト)
02 ANOTHER BAD ACCIDENT (オープニング2/プロローグ)
03 DIFFICULT MOVE (オープニング3/ネオコウベシティ夜景)
04 MODERN CRUSADE (オープニング4/大惨事)
05 KASUGA (本部1 BGM)
06 THE FIRST LEAD (ノーマル 1 BGM)
07 STRESS (埠頭での調査~脱出)
08 EXCLUSION (緊迫 2 BGM)
09 RESISTANCE (バトルBGM)
10 BIO SYNDROME (緊迫 3 BGM)
11 A POTENT POWER (ボス 1 BGM)
12 MISFORTUNE (ゲームオーバーBGM)
13 THEME OF KATHERINE #1 (カトリーヌのテーマ 1 BGM)
14 THEME OF KATHERINE #2 (カトリーヌのテーマ 2 BGM)
15 FACTORY PLACE (工場跡BGM)
16 RECONCILIATION (センタープラザ店BGM)
17 DESTRUCTION (映画館BGM)
18 PERCUSSION HEAD (スナッチャー叩きBGM)
19 HIGH TIDE (スナッチャー叩き~ハイスコア)
20 LOW TIDE (スナッチャー叩き~NOTハイスコア)
21 THE GATES OF HELL (アウターヘヴン店内BGM)
22 FOR M.M. (ノーマル 2 BGM)
23 EPICUREAN (ダイスシェーカーBGM)
24 HEARTBEAT (緊迫 4 BGM)
25 WARNING (ランダムデモ 1 BGM)
26 LET'S GO DOWNTOWN (ノーマル 3 BGM)
27 PRELUDE NO.1 (ヤハウエの教会 1 BGM)
28 PRELUDE NO.2 (ヤハウエの教会 2 BGM)
29 JUNKER HQ (本部 2 BGM)
30 AN AWFUL FELLOW (悲しみBGM)
31 THE PEACEFUL AVENUE (励ましBGM)
32 FUNNY (市長デモBGM)
DISC3 SD SNATCHER
01 BODY SNATCHERS (地下道BGM)
02 AMAZED (パンダランダムBGM)
03 DECADENCE BEAT (ジョイディビジョン店内BGM)
04 HIGH PRESSURE (緊迫 5 BGM)
05 MYSTERIOUS CLUE (ノーマル 4 BGM)
06 HARRY'S RETROSPECTION (回想 1 BGM)
07 THE MERRY-GO-ROUND (シドガーデン 1 BGM)
08 THE DAY DREAM (シドガーデン 2 BGM)
09 JIM & HILDA (ジム & ヒルダ病院~マッドナーデモBGM)
10 VANITY (マジカルハウスBGM)
11 NORTH DOWNTOWN (ノーマル 5 BGM)
12 RECKLESS (最終基地1 BGM)
13 WILD TIMES (ランダムデモ 2 BGM)
14 CASE CLOSED (エリア回想BGM)
15 IN DANGER (最終基地2 BGM)
16 HEART BREAK (死亡デモBGM)
17 DEAR JAIME (マスタースナッチャー会話デモBGM)
18 MASTER SNATCHER (マスタースナッチャー 1 BGM)
19 PROPAGANDA (マスタースナッチャー 2 BGM)
20 TRIUMPHAL ARCH (脱出デモBGM)
21 SUNRISE (エピローグBGM)
22 CODA (エンディングBGM)
当時の広告
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