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PACKAGE REPRODUCTION

サイバリオン

トラックボール (CZ-8NT1) 対応

(CZ-8NJ2) 対応

用 © 1988TAITO CORPORATION

燃えよ!“サイバリオン”
うなるトラックボール!

惑星？　要塞？　古代文明？
メカニックドラゴン“サイバリオン”が未知の世界へと動き出す!!

●プレイするたびに、グラフィック、サウ
　ンド、コース、シナリオ、敵ボス、敵ボ
　スの攻撃などプレイヤーに合わせて変わ
　ります。
●プレイするたび迷路構成（通路の構成、
　形状、障害物の配置、密度など）が変化
　し、コースはプレイヤーの腕により、よ
　り複雑化してきます。
●シナリオの展開によっては、さまざまな
　強化装備がついたり、各種イベントが起
　ったりします。
●プレイヤーに合わせて、種類、敵の知能
　度もアップし､エンディングも100通り以 　上あります。
￥8,800（税別）

この製品の無断複製、レンタルなどは、法律によって禁じられています。

発売元

本社　〒545大阪市阿倍野区長池町22番22号　電話 (06)621-1221（大代表）

電子機器事業本部〒329-21栃木県矢坂市早川町174番地

液晶映像システム事業部　第２商品企画部

お問い合わせ先　〒162 東京都新宿区市谷八幡町８番地　電話 (03)260-1161（大代表）

東京支社内　液晶映像システム事業部 第２商品企画部 ソフトウェア担当

『サイバリオン』X68000版について

◆『サイバリオン』X68000版概要

『サイバリオン』（SYVALION）はアーケードゲーム用としてタイトーが開発し1988年10月上旬に稼働したSFシューティングゲーム。20インチテーブル型OP価格は450,000円。トラックボールでメカドラゴンを操作し、ファイヤーブレスで敵を倒しながら通路内を飛行するゲーム。初心者向け基本編とマニア向け実践編を選択できる。実践編ではプレイヤーの実力を都度チェックし、実力に応じて迷路構成や敵の攻撃方法を変化させていくのでプレイするたびに異なる展開となる。エンディングが100種類以上あることも特徴。

「話題のマシン」.『ゲームマシン no.343』, 1988年11月1日, p.21

SHARP X68000版『サイバリオン』はSPSが移植・開発を行い1990年9月14日にシャープより発売。動作環境としてメモリ1メガバイトでもディスク2枚ながらオンメモリで動作する。また、デジタルジョイスティックの操作はもちろんのことアナログ操作を可能としたサイバースティックやトラックボールにも対応している。
モニター出力は標準で15kHzモードのディスプレイ解像モードにて動作するため、対応していないモニターでは画面が表示されないので注意が必要だ（当時のX68000専用モニターは全機種対応のため動作条件の記載はない）。31kHzのディスプレイ解像モードで動作させるにはHELPキーを押しながら起動することにより対応させることができる。

◆版権契約から大幅に遅れた『サイバリオン』

『サイバリオン』の版権契約は1988年の春頃に完了していたようだ。
製品型番の並びを見ると
CZ-229AS サイバリオン（1990年9月発売）
CZ-230AS ニュージーランドストーリー（1989年7月発売-須田）
CZ-231AS フルスロットル（1988年12月発売-須田）
CZ-232AS 熱血高校ドッジボール部（1988年8月発売-仲村）
CZ-233AS パックマニア（1989年2月発売-阿部）
とシャープ販売のもので5タイトル確認できる（連番になっているということは一度に契約したのだろう）。これに加え、コナミ販売の『A-JAX』（1989年11月発売-開発:高橋）、SPS販売の『フェアリーランドストーリー』（1991年9月発売-開発:??）の版権も夏までに契約完了している。『サイバリオン』は（1988年）8月17日開発着手となっているが、恐らく頓挫している。本来であれば残りのタイトルはマスターアップしたスタッフが担当していくはずであるが、10月頃にはビッグタイトルの『サンダーブレード』と『スーパーハングオン』の版権契約に成功。この2タイトルを最優先として他のタイトルは後回しにされてしまったのである。『A-JAX』を加えた3タイトルは開発に難航し通常の6カ月予定より大幅にオーバー。『サイバリオン』、『ニュージーランドストーリー』は契約時期より大幅にずれることになる。幸いだったのはタイトル名も発売時期も当時公表されなかったことだ。

◆アーケード版より難易度が下がったX68000版『サイバリオン』

X68000版『サイバリオン』は裏技扱いながらテストモードが用意されている。サウンドを聞くことができるもののディップスイッチは本来の物理的なスイッチの信号を反映させているだけなので、この画面で変更はできない。ここで比較すると面白いことに気がつくかもしれない。比較してみると設定内容が異なっているのだ。
DIPSW Aの｢1｣はキャビネットの形状を表しており標準では"Uplight"になっているが、X68000版は"Cocktailに変更。｢3｣はサービスモードであり、X68000版は"On"になっている。
DIPSW Bの｢1,2｣は難易度変更であり標準では"Medium"だが、X68000版は"Easy"に変更されている。また、｢6｣のLivesは標準だと3だが5に変更されている（7はUnknownだがなぜかOnになっている）。
簡単にまとめると、残機が5機になっている上に難易度設定はイージーなのだ。ただし、そこはうまく調整されておりX68000版はサービスモードが有効になっているもののコンティニュー回数に制限が設けられている。アーケード版のように金さえ積めば誰でもクリアできる仕様ではないので、純粋な腕も鍛えなければならない。このあたりは家庭用ということでうまい設定だろう。

裏技の紹介

【31kHzモードで起動する(マニュアル記載)】

HELPを押しながら起動する。

【テストモード】

HELPとSHIFTの同時押し。戻るときも同様。

TRACK LIST

ラジオ収録曲（FM音源+ADPCM）

内蔵音源
音源チップ：YAMAHA YM2151（OPM）+ OKI OKI MSM6258

01 Warning～Title
02 Coin～Stand bye!
03 Main Theme
04 Boss 1
05 Universe (Theme2)
06 Boss 2
07 Next Area
08 Fire! Fire! Fire! (Theme3)
09 Boss 3
10 -so easy (Theme5)
11 Hurry
12 Larful (Theme4)
13 Boss 4
14 Contact
15 Ja Fraw (Theme7)
16 Confusion (Theme6)
17 Boss 5
18 Beginning of the end (Ending)
19 See you again (Name Entry)

合計時間 : 15:09

作曲 : 渡部恭久

DISCOGRAPHY

サイバリオン -G.S.M TAITO 3-

発売日: 1989年3月21日
価格: 2,800円(税込)
商品番号: D28B-0014
販売元: ポニーキャニオン

収録曲

サイバリオン Arrange Version
01 ① ntroduction～Stand-bye! ② Main Theme
02 Universe
03 ZUNTATA Sounds Mania #1 ～SYVALION～
04 Ja Fraw
05 Confusion

チェイスH.Q.
06 ① Coin ② Round Start
07 Los Angels
08 ①Idaho ② Count Down
09 Washington
10 Chicago
11 New York
12 ①This is chase H.Q.!(Main Theme) ② Arrest(Round Clear)
13 Perfect Chaser
14 My name & Your Name(Name Entry)

サイバリオン
15 ①Title ② Coin ③ Stand-bye! ④ Main Theme
16 ① Universe(Theme 2) ② Boss 2
17 ① Next Area ② Fine! Fine! Fine!(Theme 3) ③ Boss 3
18 ① -so easy(Theme 5) ② Warning ③ Hurry ④ Larful(Theme 4) ⑤ Boss 4
19 ① Contact ② Ja Fraw(Theme 7) ③ Confusion(Theme 6) ④ Boss 5
20 Beginning of the end(Ending)
21 See you again(Name Entry)

チェイスH.Q. Arrange Version
22 ZUNTATA Sounds Mania #2 ～CHASE H.Q.～