NOVEL WARE
DOME ⎯ ドーム ⎯
対応機種 : SHARP X68000シリーズ
メディア : 5inch 2HD (6枚)
定価 : 9,800円
発売日 : 1988年5月20日
販売元 : システム サコム
目次
PACKAGE REPRODUCTION
『ドーム』X68000版について
『ドーム』(DOME)はシステムサコムが開発を行い、NEC PC-8801mkⅡSR以降用として1988年1月に発売したノヴェルウェアシリーズ第1弾で現在のアドベンチャーに部類されるゲーム。として発売されたものがオリジナル。プログラムは 斎藤満(Mitsuru Saito a.k.a パパ斎藤)。
同年2月21日にはSHARP X1版が発売、富士通FM-7/77版を経て5月20日にX68000版が発売された。後にNEC PC-9801シリーズ、MSX2へ移植されている。予定されていたSHARP MZ-2500用は確認した最後の広告ではラインナップから消えており発売中止になったと思われる。
X68000版のプログラム担当は樽木泰行(Yasuyuki Taruki)。X68000へ移植されるにあたって、グラフィックの色数向上と音楽のグレードアップ(X1シリーズ相当)が行われている。またキーボード操作は廃止されており、フルマウスオペレーションとなった。
内容は夏樹静子(Shizuko Natsuki 1938年12月21日-2016年3月19日)原作の「ドーム 終末への序曲」(1986年7月 カドカワノベルズ【上・下】)を題材としているが、完全オリジナルのサイドストーリー。プレイヤー(読者)は広告代理店である広通の社員林となり、ドーム建設費用を寄付で賄うためイメージ戦略の一端を担う。
シナリオは多摩豊(Yutaka Tama, 1962年1月27日-1997年12月18日)が担当している。
ノヴェルウェアとしての『ドーム』は3部作の予定で、これがその第1作目であった。『ドーム第2部』では『シャティ』で採用されているノヴェルジェネレーターを取り入れることを示唆していたが続編が出ることはなかった。原作ではドーム完成後の続編である「βの悲劇」(1996年7月 角川書店)が出版されている。 なお、ノヴェルウェアでは唯一『ドーム』のみ終了認定証を発行していた。(ベストエンド終了後に終了設定がユーザーディスクに書き込まれるのでそれを送付して申し込み)
人物や背景の画像はすべてイメージスキャナを使用した実写(主要人物に関してはシステムサコム社員)で当時としては非常に珍しいもの。加えて、動作スピードの問題はあったが完全なマルチウインドウを実現しているのも見逃せない技術だ。
ノヴェルウェアはパソコン上で小説を再現することを主としていた。今作ではおよそ20万文字という膨大なテキストデータが使用されている(という触れ込みだったが調べてみると実際は13万5千字程度)。ただし、普通の小説と異なるのは選択肢により物語の終わり方が異なるという分岐型にしたことだ。当時としては画期的で小説で得ることはできないマルチエンディングが一つのウリであった。しかし、シリーズ全般に見られた問題があった。ゲームオーバーと捉えられるバッドエンドとグッドエンドが明確に別れていたことだ。結局の所、目指す物語の終着点が決まっていたことだろう。
『ドーム』は新たなる試みを行ったノヴェルウェア最初の作品ということで話題を呼び知名度はかなり高い(実際のプレイヤー数は多くないようだが)。しかし、プレイヤーに知られている大きな欠点もあることは雑誌などにあまり記されていない。それは「とにかく難易度が高い」(何をしていいのかわからない)ということだった。
難易度を上げているのは総勢72名という登場人物の多さだ。加えてどの企業の所属かを関連付けておく必要がある。せめて顔写真でも用意されていればいいのだが、ごく一部の登場人物のみに限られているのだ。頭の中で整理していくのは不可能に近い。そのため、適当にプレイしても確実にバッドエンド行きだ。ではどうすればいいかというと綿密なメモが必要になる。探偵ゲームならそれは一つの醍醐味かもしれないが、広告代理店の業務となれば大半のプレイヤーには苦痛になるだろう。これが理由で疲弊し、プレイ継続を諦めたプレイヤーも多いのではなかろうか。
そして、『シャティ』、『ソフトでハードな物語』シリーズなどと共通して苦しめられるのがコマンド数による時間経過だ。たとえば電話なら10分、外出は40分の時間を費やす。これにより、コマンド総当りを排除する作りになっており難易度を上げる要因に一役買っている。
すべてに理由と理屈がある。ありがちだった無意味さや不条理を取り除き選択にはすべて理由をつけた。確かにこれも一つの正しさだろう。しかしそれをプレイヤーに証明させることを強いたことがゲームとして不条理になってしまったのではなかろうか?
小説よりも楽しませるはずだったコンセプトのノヴェルウェアは第1弾で真逆を行ってしまった。どこで間違っていたのかという反省点は後の作品に反映されていく。(そしてさらに迷走する作品も…)ただ、この作品を最初に出してしまったが故、いきなりノヴェルウェアに汚点を付けてしまった感があるのは非常に残念だ。
ゲームとして難易度が高いので物語が面白くないか?というとそうではない。一つ問題が解決したかと思えば、都度事件が発生する。そこを人脈と根回しを駆使して解決し、ドーム計画を遂行していく。これは攻略方法を見ながらでもこの全貌を知ってもらいたい。(動画配信を誰かが行ってくれればいいのだが)
『ドーム』のBGMは桜井邦子(Kuniko Sakurai)、斎藤学(Manabu Saito a.k.a マサ斉藤、1970年1月26日-1992年10月1日)が担当している。氏家克典(Katsunori Ujiie)は音楽協力というクレジットだが謎である。
BGMはX68000用にFM音源8音で作り直されているかと思いきやそうではない。基本的にFM6音、場合によっては3音で構成されている。そしてステレオ機能は大半の曲で使用されていない。もちろん、ADPCMは非同期である。データを分析したわけではないので感覚になるが、先に発売した同音源チップ(YAMAHA YM-2151)を搭載するX1シリーズ用のFM音源をそのまま流用しているように聞こえる。
操作中のBGMは無音であり要所でしか鳴らないのが寂しい所。音楽面に関してはそこまで重要視されていなかったと思われる。ただ、ドームのテーマ曲など印象に残る曲があるのは作曲陣の力だろう。
テーマ曲は『ソフトでハードな物語』で流用されていることから斉藤学が作曲したものであることはほぼ間違いない(クレジットにも他スタッフ記載なし)。また談笑時に流れる曲は斉藤学(マーラーの交響曲 第5番の「アダージェット」をモチーフに作成)。心に残る名曲がここにもある。
はじめに
『ドーム』のシナリオは、夏木 静子さんの原作を、多摩 豊さんがノヴェルウェア用に書きおろしたもので、原作の舞台をそのまま使いながらも、全く新しいストーリーで展開しています。原作を読まれた方はもちろんのこと、読まれていない方にも、『ドーム』の世界を楽しんでいただけたらと思います。
『ドーム』は、全六章から成っています。ゲーム中、何らかの理由で、目的を果たすことができなかった場合は、その章の初めからやり直すことができます。
『ドーム』のシステムは、あえて複雑な形をとっていません。従来の複雑なゲームシステムが小説としての『ドーム』を壊してしまうことを恐れたからです。文章によって表現される世界の広がりを、ゆっくりと味わってみてください。
ゲームを始めるにあたって
このゲームは、夏樹静子原作の小説『ドーム』を題材としたものです。
『ドーム』、それは現代版のノアの箱舟です。日に日に高まる米ソ間の緊張。何かちょっとした間違いが起きてしまえば、その保有する核兵器が使用されないという保証はどこにもありません。
そして、全面核戦争が起きてしまえば、人類は生き残ることはできません。圧倒的な破壊力と、その後にやってくる放射能、核の冬により、人類を含めたすべての生物は死に絶えてしまうことでしょう。
そうなってしまう前に、人類の "種" を保存するための生き残り施設 "ザ・ドーム" を作ろう。『ドーム』は、この人類生き残り施設を作るために、様々な人々が力を合わせ、幾多の苦難を乗り越えていく物語なのです。
"ザ・ドーム" は、ネバダの核実験により、生まれたときから白血病に冒されていたジュディーというアメリカ人留学生と、その恋人で、日本人の設計技師吉田の二人の間から生まれた構想でした。全面核戦争から人類を守るという、余命いくばくもないジュディーの最後の願いを叶えるために、吉田が考案した施設、それが "ザ・ドーム" です。
直径 500 メートル、地上高 160 メートル、放射能を遮断する鉛ガラスに覆われた "ザ・ドーム" は、その中に 1000 人の人間と、人口的に作られた自然環境を持ち、核戦争後の放射能に汚染された世界の中で、唯一生物が生き残れる環境となる施設なのです。
今のところ、世界中にある核兵器をすべて排絶するのは不可能に近いことです。であるならば、万が一の時に備えて、人類のほとんどが死に絶えたのち、苛酷な環境の中で人類を生きながらえさせる施設を平和時のうちに作っておくことが、ぜひとも必要なのです。
ジュディーは、この構想の実現を夢見ながらこの世を去りました。そして、その日から、吉田の闘いが始まったのです。
このゲームでは、あなたは小説に登場するある人物となって、この『ザ・ドーム』の建設計画に参加することになります。
『ザ・ドーム』の建設には、莫大な費用が必要です。この費用をすべて寄付で賄う、これが『ドーム』計画の重要なポイントです。日本中、ひいては世界中から巨額の寄付金を集めるためには、まず "ザ・ドーム" を多くの人々が知り、理解し、その計画の実現を願わなければならないのです。
『ドーム』の小説の前半部を占めるこの部分のうちの描かれなかった部分、ゲームはここをテーマとしています。プレイヤーは、『ドーム』の広報活動の責任者となります。そして、原作で語られている広報活動を、実際に行うことになるのです。
原作とこのゲームとでは、大きなストーリーの流れはまったく変わりありません。しかし、原作を読んでいないからといって、ゲームを解くうえで不利になることはまったくありません。プレイヤーに必要な情報は、すべてゲームの中で与えられています。
あなたは、これから語られる主人公になりきって、原作に登場するキャラクターたちと一緒に、この人類生き残りのための施設を作り上げていくのです。
人類の生き残り施設が完成するか、それともただの夢物語に終わってしまうか、すべてはあなたの活動によって決まるのです。
キャラクター
あなたは原作に登場する林というキャラクターになります。日本で最大の広告代理店・広通のPRプロデューサー、林はそんな人物です。広告代理店とは、コマーシャルを作ったり、イベントを行ったりする会社で、商品や企業の知名度を上げたり、人気を高めたりする作業を行う会社です。
PRプロデューサーは、そういった広告、広報活動の全体的な計画を立て、その実行を行う責任者です。
キャラクターである林は、広通の中でもPRにかけては第一人者です。そして、“ザ・ドーム”を人々に知れ渡らせ、理解を促進させる計画に抜てきされることになるのです。
さて、あなたは林としてこの計画を動かしていくわけですが、まったくPRの仕方などはわからないかもしれません。また、ゲームを進めていくうちに、あなたはいくつかの難問に遭遇することになるでしょう。
その時は“考えて”ください。キャラクターである林は、様々な方法を知っていることでしょう。
林と一緒にこの計画に参加する人物として、クリエイティブ局の沢という女性がいます。部下としては長谷川という人物がいます。広通には資料室もあります。友人の中には、有益な助言を与えてくれるものがいるかもしれません。そのほかに、ゲームを進めていくうちに、もっと多くの人物と出会うことになるでしょう。
これらのキャラクターが与えてくれる様々なヒントをもとに、新たに会うべき人間を捜し出し、さらに情報をつかむ、この課程を繰り返していくうちに、あなたの前にある難題を解く方法が見えてくるはずです。
あなたが失敗すれば、“ザ・ドーム”の評判は地に落ち、寄付金を集めることすらできなくなってしまうかもしれません。
他のキャラクターのセリフ、行動などがすべてゲームを解く鍵になります。実際に林になったつもりで、注意ぶかく行動し、その結果手に入れた情報をうまく活用してください。
人類が生き残れるかどうかは、あなたの手腕にかかっているのです。
キャスト
※三島に関しては不明。キャストに含まれていない人物写真は松井洋之介(筑波科学万博開会式にて表示)のみなので間違いではないかと推測される。
プロローグ
1984年12月。
翌年の3月に迫った筑波科学博覧会を控えて、広通は大いそがしの一年であった。あと4箇月もない開幕日にそなえて、現地筑波には事務所もでき、広通の主力はほとんど博覧会にかかりっきりになっていた。
広通と、スポンサーの会社と、現地と、この3つの地点をいったりきたりしているだけでも、あっというまに時間がなくなってしまう。
しかし、仕事はもちろんそれだけではない。いつもの仕事、そしてそれ以外にも新しい仕事、体を休める暇もないのである。
今日もまた新しい仕事が一つやってきた。
専務直々にご指名がかかった打ち合わせ、そしてその内容については一切不明。極秘事項が多いこの業界ではあったが、、これほどなにもわからない話も珍らしいことであった。
いったい専務直々の打ち合わせとは何だろうか?会社に向かう道すがら、そんな思いが脳裏をよぎった。
打ち合わせの相手は日清建設。日本でも最大手の建設会社である。専務のお相手としては不足はない。
しかし、広通にはすでに日清建設の担当チームが存在している。それを差し置いて、なんで別の打ち合わせがあるのだろうか?多分、普通の広告やPRの話ではないのだろう。
それにしても、わざわざ暮れも押し詰まった今ごろ・・・・・・。
よほど、大きい話に違いない。
画面の説明
■基本画面
上画面が『ドーム』の基本画面。『ドーム』の各章は、この画面から始まる。ここではプレイヤーは文章を読むだけで他のことはできない。しかし、表示されるメッセージの中に、大切なメッセージが含まれていることもあるので、内容をよく考えながら読まなければならない。
メインウインドウ
会話ウインドウ
グラフィックウインドウ
会話以外のメッセージは、ここに表示される。
会話は、人物毎にウインドウが開かれ、そこに表示される。
グラフィックが表示されるウインドウ。
■行動画面
上画面は行動画面。プレイヤーはこの画面のときに行動する。
メインウインドウ
コマンドウインドウ
その他、コマンドによってサブウインドウが開かれる。
会話以外のメッセージは、ここに表示される。
プレイヤーがコマンドを入力するウインドウ。
キーの割当
マウスの左クリック マウスの右クリック 移動キー
入力の決定に使用する。
入力のキャンセルに使用する。
マウスの動きに対応する。
●X68000用『ドーム』は全てマウスのみで操作する。(キーボードは使用しない)。
●基本画面の時にマウスを左クリックすると、ポーズになる。
コマンド入力
行動画面になると、画面上にコマンドウインドウが開かれる。
表示されたコマンドの中から実行したいコマンドを選択し、マウスを左クリックする。入力できるコマンドは、以下の通り。
① 持ち物
プレイヤーの持ち物を表示する。
② 外出
このコマンドを選択すると、行ける所の一覧を表すサブウィンドウが開かれるので、その中から行きたい場所をマウスで選んで左クリックする。
行ける場所は、プレイヤーの知識が増えるにつれ、次第に増えていく。
③ 移動
同じ建物内での場所移動に使われるコマンドで『外出』コマンドと同様、サブウィンドウの中から、行きたい場所を選択する。
④ 電話
このコマンドを選択すると、知っている人物の一覧を表すサブウィンドウが開く。
その中から、電話をかける相手を選択する。
このコマンドは、主に人と会う約束をするために使用する。
⑤ 考える
知っている人物、ものについて、考えをまとめる。
このコマンドによって、新たな事実が浮かび上がることがあるが、やみくもに使用すると時間を浪費するだけになる。
⑥ 見る
自分のまわりにあるものを見る。
⑦ 取る
このコマンドによって、持ち物を増やすことができる。
⑧ 話す
人との会話モードに入るためのコマンド。
会話モードでは、『依頼』、『はったり』、『見せる』、『尋ねる』等の特殊コマンドを使うことができる。
これらのコマンドは、それぞれに消費時間が決まっている。
たとえば、『電話』は10分、『外出』は40分の時間を消費する。
『外出』等の時間のかかるコマンドの使用は、十分考えてから行わなければならない。
『ドーム』を解くためのキーとなるのは、72人もの個性豊かな登場人物たちだ。各人物に何ができるのかを見極めることが肝心。
また、プレイヤーの行動によって、協力度その他が微妙に変化するので、おかしな言動は避けるようにしたほうが賢明だ。
人によっては、事前に約束をしていないと会ってくれない場合があるので、アポイントメントは、きちんと取っておかないと無駄足を運ぶことにもなりかねない。
攻略の鍵
12月20日に行うことは人脈の確認!(合計8名)
PR計画に関して考えるとストレートフラッシュ、日本PR、パブリックビジョン、広通PRセンターの4社が浮かび上がる。各社に関して考えると担当者の名前がわかる。山口、水谷、遠藤、上田 だ。
抑えておくのはここで表示された得意分野。パブリックビジョンはニュースレターやパンフレットを作らせると抜群、マスコミ対策は広通PRセンターしかないと断言している。つまり 上田 にはマスコミ対策を行わせ、他の3名は著名人のピックアップに動いてもらうことになる。
日清建設・ドーム室の 峰久 に専門分野の4名(吉田、原、大貫、毛利)を紹介してもらうことも忘れてはならない。彼らから話を聞くだけで理解度が一気に70%になるからだ。
12月27日・午後3時に行う10名の有名人選抜はどうする?
いきなりここで誰を選択していいのかわからないプレイヤーも多いはず。事前に下調べと資料室の藤崎の調査結果がなければその答えはわからないようになっている。 財界関係は土井、松井で決まる。他の8名は各分野から選ぶのだがかなり精査しないとわかりにくい。ここで参考にするのが4名に依頼していた業界人のピックアップである。
遠藤リスト | 長谷川リスト | 水谷リスト | 山口リスト |
---|---|---|---|
松島祥子(歌手)
竹谷健介(評論家) 堺太郎(評論家) 鈴木健三(テレビ司会者) 井崎高奈(科学者) 竹田寛(科学者) |
土井秀夫(臨調会長)
松井洋之介(松井電器会長) 山内桃子(歌手) 藤森弘也(評論家) 仲嶋茂雄(元プロ野球選手,監督) 岡田君子(プロゴルファー) 鈴村健三(テレビ司会者) 井崎高奈(科学者) 渡部道郎(政治家) 山川冬樹(山川書店社長) |
藤森弘也(評論家)
竹谷健介(評論家) 堺太郎(評論家) 久留米弘(テレビ司会者) |
石田慎二郎(俳優)
松島祥子(歌手) 竹谷健介(評論家) 仲嶋茂雄(元プロ野球選手,監督) 浜本公一(元サッカー選手) 尾井勝司(プロゴルファー) 久留米弘(テレビ司会者) 石田慎一(政治家) 筒井義昭(南部鉄道社長) |
この中から多数が推している業界がバッティングしない人をピックアップする。
山内桃子(歌手)、仲嶋茂雄(元プロ野球選手、監督)、井崎高奈(科学者)
これで8名中3名が確定。
あとの5名はどうやって決めるかというと、資料室 にいる 藤崎 に調査依頼すること。その調査結果から一般の認知と人気の高い人物に絞り込む。しかし、この藤崎という人物、普段から資料室にいると言っているのに電話してからじゃないと不在になるのが怪しい。(どこで油売ってるんだか)
現役のスポーツ選手
尾井勝司(藤崎コメント:一般的な知名度はゴルフ界では一番)
浜本公一(藤崎コメント:マスコミに登場回数が少ない)
岡田君子(藤崎コメント:特になし)
マスコミの人気者
鈴村健三(藤崎コメント:知名度は高いが若干知識をひけらかす)
久留米弘(藤崎コメント:露出度は高くない)
評論家(2対2でバッティング)
藤森弘也(藤崎コメント:経営者に人望が厚く政界の人脈は暑い)
堺太郎(藤崎コメント:一般的に人気が高い)
政治家
石田慎一(藤崎コメント:知名度は高い)
渡部道郎(藤崎コメント:中堅議員の中では極めて知名度が高い)
若手財界人
山川冬樹(藤崎コメント:ブームづくりが非常にうまい)
筒井義昭(藤崎コメント:マスコミにもよく登場する)
以上で合計8名選抜は完了する。何度も記載するが一般層に認知されていることが重要なので業界内という言葉に惑わされないようにする。
ちなみに上記の作業はフラグに含まれていないので答えさえ知っていれば行わなくていい行動だ。
2月は新聞とテレビ関係の人脈発掘が必須!
2月15日はテレビ関係と新聞関係の人脈を見つけることが非常に重要。
まず、マスコミ対策に関して考え、選択肢を増やした後に新聞とテレビに関して考えていないと、尋ねるメニューに必要項目(各新聞社・テレビ局)が表示されない。
川口専務→明日新聞 渡辺
水谷→日本新聞 山田
遠藤→日本新聞 羽佐間
山口→NHK 荒井、テレビ日本 高橋、日々テレビ 松山、アイテレビ 相馬、テレビ明日 中井
上田→テレビ明日 中井
2月18日は協同通信の 片桐 を訪ね、アドバイスから人脈を更に増やす必要がある。当然上記の人脈発掘ができていないとここで重要人物は探すことができない。
日々新聞の小沢について尋ねると 鈴木 の話が、明日新聞の渡辺について尋ねると 佐藤 を尋ねるといい、というアドバイスが貰え人脈の深堀りがなされる。
新聞関係 | テレビ関係 |
---|---|
日々新聞 小沢、鈴木
明日新聞 渡辺、佐藤 日本新聞 山田、羽佐間 |
NHK 荒井
テレビ日本 高橋 日々テレビ 松山 アイテレビ 相馬 テレビ明日 中井 |
この後はまず新聞各社を回って根回しを行うのだ。
そして各テレビ関係者は最後の最後に関わってくるので要注意!
3月は雑誌にリークされた企画書を止めるため新たな人脈発掘だ!
講座文庫のピントに企画書が流れて掲載されてしまう話で3月は始まる。雑誌掲載を止めるには3月6日までに抑えないといけない。しかしながら、今まで行ってきた人脈発掘に雑誌社の人間は一人もいない。短い期間で人脈発掘から止めるところまで行わなければならないので非常にタイトなのがこの3月だ。
これまでと違うのは誰から紹介を聞いたのかという話が出てくること。フラグを立てないと最終のピント編集長 滝沢 までたどり着けない。
水谷 は今回関係ないが先々で必要になる秀英社の 大峰 を聞き出す。
遠藤 から芋づる式になる。友達の 手塚 を紹介してもらい、遠藤 からの紹介と話すこと 滝沢 の話が聞ける。ただし、上田 から 滝沢 の話を事前に聞いていないと電話に名前が出ない。これはフラグ設定ミスと思われるが注意だ。
上田 からはピントのヤラセ疑惑の話から 滝沢 の話が聞け、電話にも 滝沢 の名前が出る。ただし、いきなり電話しても駄目で、手塚 に 滝沢 の紹介が出てから。
ラスボスの 滝沢 に辿り着けば今月の仕事は終わりだ。
4月は総仕上げ
ここまでうまくいっていれば理解度(長谷川 と話せば教えてくれる)は100%を超えているはず。後は知名度や好意度を上げていく作業が必要になる。(このパラメーターは下がることもあるので要注意)
4月は真面目にプレイしている人には曲者。長いイベントシーンで文字が流れる中、重要な話(上画面)が含まれているのだ。つまり、堺太郎、山内桃子、仲嶋茂男 との絡みが必要であることがわかる。そして、電話するとわかるが、堺太郎 は特に電話でも何もアクションが必要ないことがわかる。
では、山内桃子 にぶつけるのはどこか?ここで以前に水谷から紹介してもらった集英社の 大峰 を結びつけるのだ。(まさかのピントに流すわけにはいくまい)
仲嶋茂男 は 遠藤 から得た日本新聞を選ぶ。新聞社は3社あるのになぜ日本新聞を選ぶのか?それは大衆受けするところだし、販売部数が一番だからである。社会部には 羽佐間 と 山田 がいる。どちらを選んでも変化はない。
そういえば企画書を二度に渡りリークした犯人に対する伏線がここで回収となる。二度目のイベントだ。そして、その情報をキャッチしていそうなのは以前にお世話になったピントの滝沢。ここで犯人がわかる。
総仕上げとしてパーティの取材依頼で以前に聞いたテレビ局の5名に電話して招待し、盛大に盛り上げてこの物語もおしまいだ。
8000億円の目標額を上回れば(同等ではダメ)ベストエンドになる。ここの数値に関してはプレイによって変動するが特に何か起こるわけでもないので解析まではしていない。
トリビア
ドームは総文章量何文字なのか
当初のノヴェルウェアは小説と同じような文字数を一つのウリとしていた。広告に記載されたメッセージデータは「20万字程度(原稿用紙500~700枚)」とされている。また、パッケージの帯には「文章データ20万字に秘められたシステムサコム自信の超新星。」とある。初期に発表されたノヴェルウェア作品はこの文字数というキーワードからは逃れられないのだ。雑誌レビューでも文字数の多さが当然トピックになっている。
実際に検証してみたところ…13万5千字程度だった。これには、通常の文章以外にコマンド、時間などの関係ない文字列も加えた数値だ。恐らく「20万字程度」というのは当初の目標であったのだろう。原稿用紙500枚~700枚というのは曖昧だが、500枚ではマスを全て埋めても20万字。つまり500枚では20万字に程遠いということだ。
製作側もまさか調べられるとは思ってなかったと思うのだが、もし当時に発覚していれば割と問題になったのではないだろうか。個人的な興味と疑問に対しては満たされた気分だが、この結果は正直ちょっとガッカリしたりした。
特定の個人、団体名に限りなく近いネーミング
電通→広通
日本テレビ→テレビ日本
長嶋茂雄→仲嶋茂男
久米宏→久留米弘
など、有名人から名付されている。
ベーマガに掲載されたクイズの答え
『マイコンBASICマガジン』(電波新聞社刊行)1988年8月号p.341に掲載されたクイズ(正解は後も掲載されていない)。ドームのBGMの中に1曲だけクラシックのモティーフをそのまま使った曲がある、とある。ヒントは名前の最初に「マ」が付く作曲者で交響曲の何番か。
答えはマーラーの交響曲第5番「アダージェット」だ。
実際のゲーム中BGMでは原曲の雰囲気を感じさせない程にアレンジされている。後に発売される『ソフトでハードな物語』ではクラシックのモチーフを中心とした曲で構成されており、これはその前日譚だったのかもしれない。
TRACK LIST
ラジオ収録曲(FM音源)
内蔵音源
音源チップ:YAMAHA YM2151(OPM)
01 DOME オープニング
02 談笑
03 ザ・ドーム概要
04 川口専務の決意
05 長谷川のテーマ
06 進捗報告
07 奇妙な帽子
08 スキャンダル
09 筑波科学万博開会式
10 叶わぬ思い(バッドエンド)
11 ドームアソシエーション発会式
12 大きな障害(通常エンド スタッフクレジット)
13 ドームの実現(ベストエンド スタッフクレジット)
注意: 曲名は私個人が適当に付けたものです。
合計時間 : 24:17
作曲 : 桜井邦子, 斎藤学(判明分 01), マーラー(02), 氏家克典
※02 交響曲 第5番「アダージェット」/編曲:斎藤学
当時の広告
攻略方法
なるべく最低手順になるようにしていますので、各選択の理由は恐らく理解できません。左記の攻略の鍵を読めばある程度把握できると思います。
12月
12月20日午後1時
考える 物について→PR計画(4社絞り込み)
考える ストレートフラッシュ(山口っていったっけ)
考える 日本PR(水谷ってのが優秀だったっけ)
考える パブリックビジョン(遠藤のところか)
考える 広通PRセンタ(上田をつかまえておこう)
外出 日清建設
移動 ドーム室
話す 峰久×2(紹介してもらう)
ウォーレン設計事務所 吉田
東京大学 原教授
愛和原子力工業 大貫
東京農工大学 毛利教授
ここで終了。
ポイントとして役者が8名揃う。
マスコミ対策は上田。これを覚えておく。
12月20日午後3時
[長谷川イベント]
有名人のリストアップを依頼
・マスコミがいつでもおっかけているような人
・社会的に評価が高い
・影響力がある人
・日清建設の河野相談役と関係がある人
[山村イベント営業予算]
・媒体1億5000万円
・マスコミ対策費は2000万円
・作り物は8000万円
・運営費と予備費で5000万円
12月23日朝一番
電話 山口 水谷 遠藤 上田(12月23日午前11時)
電話 吉田 原 大貫 毛利(12月23日午後1時)
12月23日午前11時
移動 ロビー
話す 水谷 著名人のピックアップ 25万円
話す 遠藤 著名人のピックアップ 30万円
話す 山口 著名人のピックアップ 45万円
話す 上田 マスコミ対策 1200万円
終了
12月23日午後1時
外出 日清建設
移動 ドーム室
話す 原 ドームについて聞く
話す 毛利 ドームについて尋ねる
話す 大貫 ドームについて聞く
話す 吉田 ドームについて尋ねる
終了
ポイントとしてマスコミ対策は上田はここで活きる。
12月23日午後3時
終了
12月27日朝一番~午後1時
終了
12月27日午後3時
有名人を選ぶことになる
・山内桃子(芸能)
・堺太郎(評論家)
・仲嶋茂男(スポーツ 引退組)
・尾井勝司(スポーツ 現役)
・鈴村健三(マスコミの人気者)
・井崎高奈(学者)
・石田慎一(政治家)
・筒井義昭(若手財界人)
終了
2月
2月15日昼前
[片貝からの質問]
3択 直径500メートル、地上高160メートルだ。
3択 まあ、現代のノアの箱舟だよ。
2月15日午後1時
電話 水谷 遠藤 山口 上田(午後3時)
考える マスコミ対策
(ラ・テ、新・雑、新聞、雑誌が選択肢に増える)
考える 新聞(午後3時の質問事項が増える)
考える テレビ(午後3時の質問事項が増える)
電話 川口
移動 ロビー
話す 川口 尋ねる
明日新聞(社会部長 渡辺)
2月15日午後3時
移動 ロビー
話す 水谷 尋ねる
日々新聞(小沢に土井が気が触れたと流すアドバイス)
日本新聞(山田君という若いのがいる)
話す 遠藤 尋ねる
日本新聞(羽佐間さんって人はいい人)
依頼 マスコミ対策の実施
話す 山口 尋ねる
NHK(荒井、熊谷、若い伊部)
テレビ日本(高橋さんなんていいんじゃないか)
日々テレビ(松山さんて社会部のエース)
アイテレビ(相馬さん、田中さんOK。田畑はNG。)
テレビ明日(ニュースステーションのメイン中井さん)
話す 上田 尋ねる
テレビ明日(中井に上田の紹介と話して訪ねてOK)
テレビ日本(飯田さんて記者はいい人)
依頼 マスコミ対策の実施
移動 PR局
話す 長谷川 圧力を依頼
小沢→土井さんが気が触れたという噂→匿名
終了
2月18日朝一番
[長谷川からの質問]
3択 構想と技術面を別々に作る
3択 直接攻撃を受けないところに作るから
3択 ドーム内に森林を持ち、クロレラ培養地を地下に作る
3択 小型の原子炉で賄う
電話 片貝
外出 協同通信
移動 社会部
話す 片貝 尋ねる→小沢(部長の鈴木とかね)
話す 片貝 尋ねる→鈴木
話す 片貝 尋ねる→渡辺(あそこの佐藤と話したら?)
話す 片貝 尋ねる→佐藤
電話 佐藤 2月18日昼前
電話 鈴木 2月18日昼前
電話 山田 2月18日昼前
(時間はずれても構わない)
2月18日昼前
外出 明日新聞
移動 社会部
話す 佐藤 見せて話す ドーム設計図
外出 日々新聞
移動 社会部
話す 鈴木 見せて話す ドーム設計図
外出 日本新聞
移動 社会部
話す 山田 見せて話す 実は寄付を集める話があるんです
2月18日午後1時~午後3時
終了
2月19日朝一番~午後3時
終了
2月20日朝一番~午後1時
終了
[イベント]
終了長谷川から資料が来る!(総数30ページ)
2月20日午後3時
電話 遠藤 2月20日6時
終了
2月20日午後6時
移動 ロビー
話す 遠藤 依頼 資料作り
3択 A4で30ページ、カラーで1万部
終了
3月
3月4日朝一番
[イベント]
長谷川との会話。講座文庫ピントに企画書が流れた!
6日までに記事を差し替えさせろ!
電話 水谷 遠藤 上田(3月4日昼前)
3月4日昼前
移動 ロビー
話す 水谷 尋ねる
秀英社(大峰を紹介してもらえる)
話す 遠藤 尋ねる
ピント 詳しく話す(友達の手塚を紹介してもらえる)
話す 上田 尋ねる
ピント 詳しく話す(滝沢が選択肢に出る)
尋ねる 滝沢
電話 手塚 3月4日午後3時
終了
3月4日午後3時
外出 学校社
移動 ウイークリーポスト
話す 手塚 遠藤からの紹介
事情を全部話す(滝沢に言うべき!)
電話 滝沢 手塚からの紹介 3月5日朝一番
終了
3月5日朝一番
外出 講座文庫
移動 ピント
話す 滝沢 ドームの話をして記事を抑えさせる
終了
3月5日昼前~午後3時
終了
3月6日朝一番
終了
筑波科学万博開会式開催
4月
4月16日昼前
電話 山内桃子
電話 大峰 4月16日午後一番
4月16日午後一番
外出 秀英社
移動 ジョイボーイ
話す 大峰 依頼 山内桃子
電話 仲嶋茂男
電話 羽佐間(山田) 4月16日午後3時
4月16日午後3時
外出 日本新聞
移動 社会部
話す 羽佐間(山田) 取材依頼 仲嶋茂男
終了
[イベント] またもや情報流出!犯人探しだ!
4月17日昼前
電話 滝沢 4月17日午後一番
終了
4月17日午後一番
外出 講座文庫
移動 ピント
話す 滝沢 尋ねる 企画書(犯人確定!)
電話 荒井 高橋 松山 相馬 中井
4月17日午後3時
終了
4月18日昼前~午後3時
終了
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バッドエンド1
バッドエンド2
目標額を大幅達成エンド(ベスト)
目標額通り・目標未達エンド