超過激難度の本格アドベンチャー・シューティング!
魔城伝説 ⎯ Knightmare ⎯
対応機種 : MSX
メディア : ROMカートリッジ
定価 : 4,800円
発売日 : 1986年3月29日
販売元 : コナミ
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PROMO WORD
幻の魔城を背景に繰り広げられる愛と戦慄の壮大な物語。
超過激難度の本格アドベンチャー・シューティング!
Plunge into a saga of romance and bloodcurdling adventure-in a castle full of surrealisitic knightmare monsters right out of Greek mythology!
For experts only : this is a game adventure of super-high level difficulty!
ストーリー
遠い昔から語り継がれた伝説。
地には自然があふれ、人々は神を敬い、神の奇跡が信じられていた平和な時代だった。
グリーク王国の姫、アフロディテも神々の女王ヘラを信奉する心のやさしい少女だった。
ところが神の国を追放され地獄におちた悪の大魔王、ヒュドノスが彼女の心の光に魅了されてしまった。彼は自分自身にないその光を我がものにしようと、手下に命じ、彼女をさらい、この世と地獄との境界にそびえる幻の館 "魔城" に身を隠した。グリーク王国は騒然となったが、幻の魔城への道を知る者は誰1人いなかった。
一方、アフロディテに想いを寄せていたポポロンは、目的地の分からぬまま、彼女を探し求めて旅に出た。だが旅の疲れに加え、夜ごと悪夢にうなされた。何千何万匹もの魔物たちが彼女をとりまいて、今にも飛びかかりそうな気配だった。
ある夜、夢の中に神々の女王ヘラが現れて語った。
「アトスへ行くが良い。魔城への道はアトスから始まる。地にはアフロディテが道標にと残したジュエルがある。それを辿るが良い。汝の命が危うい時は神の奇跡を起こすクリスタルを受け取るが良い。」
気が付くと疲れは消え去り体中には力がみなぎっていた。
ポポロンは一路アトスを目指して歩き始めた。果たして彼は愛するアフロディテを魔城から救い出すことができるだろうか。
魔城伝説について
ファミコンが家庭用ゲーム機として根付いていた1986年。 そんな中でMSXもパソコンでは低価格に位置するためか徐々に…本当に徐々に浸透し始める。コナミのMSX作品はファミコンやアーケードゲームの焼き直しが多かったのだが、徐々にオリジナルタイトルが発表され始める。その中の代表作がこの「魔城伝説」となる。この作品のシリーズはこの後も続き3部作となった。
この作品がファミコンへの移植がなされていないということは、商業的に何らかの問題があったと思われる。しかし、MSXマガジン等の雑誌では常に上位をキープしていた。問題を考えるとすれば難易度が妙に高く感じることだろう。実際に売り文句として難易度を挙げている。
特にコンティニュー無しで挑むというのは結構厳しい。1ステージも短いわけではなく気軽に1からスタートするという気力が発生しない。子供からすれば再チャレンジが面倒で飽きやすいのでは無いだろうか。個人的には1面も2面もイマイチ変化が感じられないのが残念だった。
音楽はグラディウスでお馴染みの人が担当。曲数は少ないがBGM1は名曲に値し、数多くの人の心に残っている。魔城伝説Ⅲ(シャロム)でも再利用されている。