コナミゲームコレクション Vol.1

魔城伝説 ⎯ Knightmare ⎯

対応機種 : MSX
メディア : 3.5inch 2DD (2枚)
定価 : 4,800円
発売日 : 1988年11月16日
販売元 : コナミ

○要64KB RAM
○コナミRA004｢SNATCHER｣専用S･C･Cカートリッジ対応

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PROMO WORD

なつかしのあのゲーム、このゲームがパックで新登場!!

燃えろ勇者たちよ、今再び立ち上がれ!!

　　　５種類の楽しさ。君はどれから始める？

魔城伝説
幻の魔城を背景に繰り広げられる愛と戦慄の壮大な物語。

イー･アル･カンフー
カンフーの達人リーの鉄拳が悪の一族チャーハン家の強豪に挑む。

けっきょく南極大冒険
ペンギン君、スケートをはいて南極大陸一周。

イーガー皇帝の逆襲
シャカの謎をめぐり、復活するチャーハン一族の首領"イーガー皇帝"。

EDIT機能付NEWバージョンで登場!!

王家の谷
かくされた秘宝を求めて王家の谷を探る思考アドベンチャー。

RA004｢SNATCHER｣専用S･C･Cカートリッジ対応ソフト。だからS･C･Cサウンドで楽しめる!

ストーリー

遠い昔から語り継がれた伝説。

地には自然があふれ、人々は神を敬い、神の奇跡が信じられていた平和な時代だった。
グリーク王国の姫、アフロディテも神々の女王ヘラを信奉する心のやさしい少女だった。
ところが神の国を追放され地獄におちた悪の大魔王、ヒュドノスが彼女の心の光に魅了されてしまった。彼は自分自身にないその光を我がものにしようと、手下に命じ、彼女をさらい、この世と地獄との境界にそびえる幻の館 "魔城" に身を隠した。グリーク王国は騒然となったが、幻の魔城への道を知る者は誰１人いなかった。
一方、アフロディテに想いを寄せていたポポロンは、目的地の分からぬまま、彼女を探し求めて旅に出た。だが旅の疲れに加え、夜ごと悪夢にうなされた。何千何万匹もの魔物たちが彼女をとりまいて、今にも飛びかかりそうな気配だった。
ある夜、夢の中に神々の女王ヘラが現れて語った。
「アトスへ行くが良い。魔城への道はアトスから始まる。地にはアフロディテが道標にと残したジュエルがある。それを辿るが良い。汝の命が危うい時は神の奇跡を起こすクリスタルを受け取るが良い。」
気が付くと疲れは消え去り体中には力がみなぎっていた。
ポポロンは一路アトスを目指して歩き始めた。果たして彼は愛するアフロディテを魔城から救い出すことができるだろうか。

コナミゲームコレクション・魔城伝説について

コナミが1988年にMSX の過去の作品をディスクに纏め「コナミゲームコレクション」と銘打った。そのVol.1のアクションシリーズに魔城伝説が入っていた。ゲーム内容は全く変わらないがスナッチャーに付属するSCCカートリッジをスロットに差し込んでおくと、音楽がSCCで奏でられるという特徴があった。
ゲームはスクエアの出していたキングスナイトのような縦スクロール型で人型キャラクターを操作するシューティングになる。ファミコンが家庭用ゲーム機として一般家庭に根付いていた中でMSXもパソコンの中では低価格に位置するためか徐々に、本当に徐々に浸透し始めた。コナミのMSX作品はファミコンやアーケードの焼き直しに近いものが多かったのだが、徐々にオリジナルタイトルが発表され始める。ただ、この作品がファミコンへ移植されていないということは、商業的に何らかの問題があったと思われる。しかし、MSXマガジン等の雑誌では常に人気上位をキープ。もし、問題があったとすれば難易度が妙に高く感じることだろうか、特にコンティニュー無しで挑むというのは結構厳しかった。１ステージも短いわけではなく気軽に１からスタートするという気力が発生しない。特に子供からすれば飽きやすいのでは無いだろうか。個人的には１面も２面もイマイチ変化が感じられないのが残念だった。