スペースマンボウ
対応機種 :
メディア : ROMカートリッジ (2Mbit ROM)
定価 : 6,800円 (税別)
発売日 : 1989年12月22日
販売元 : コナミ
○RAM64K以上、VRAM128KB以上必要
○キーボード、ジョイスティック両操作対応
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PROMO WORD
太陽系に迫る最終兵器「MANBOW」!。
"アルファード・4"の遺跡調査を続ける連合艦隊は、滅びたはずの惑星都市より突然の攻撃を受けた。
防衛機能を持つ古代文明が、侵入者を敵とみなし反撃を開始、太陽系にまで巨大宇宙船を送り込んできたのだ。
人類の機器、太陽系の破壊を食い止めようと今、一人の勇者が立ちあがった。
新開発!スプライトドライバー搭載!
スプライト表示能力が通常よりも最大2倍にアップ。
ストーリー

星暦189年、繁栄を続ける銀河宇宙に危機が迫っていた。謎の巨大宇宙船が、強力な兵器で全ての物を破壊しつつ太陽系へと向かっていたのだ!
事件の発端は数ヶ月前に起こった。銀河辺境星域、アルファード4で惑星全土をおおう大規模な古代文明の遺跡が発見された。
星間連合が派遣した遺跡調査団は、数ヶ月の調査の結果、そこが人類文明をはるかに超えた機械化惑星である事をつきとめた。
調査の手は、さらに惑星地下深くまで広げられようとしていた。
が、その時、惑星全土に設置されていた兵器遺跡群がいっせいに動き始めた。
数万年の時を経て滅び絶えたと思われてた古代文明だったが、その自動防衛機能は生きていたのだ!
そして調査団を敵とみなした惑星の防衛システムは調査団の故郷”太陽系”へ、最終兵器”巨大宇宙船”を向かわせた。
その宇宙船は、表面を超高密度物質ニュートロニュームでおおい、半径100kmに及ぶバリアは、全ての外敵の進入を許さなかった。
そしてその巨大なノズルから発射される反陽子エネルギーは、星間連合の艦隊はおろか、恒星をも完全に破壊し尽くした。
その宇宙船は、その独特の形態と、太陽をも恐れない破壊力から”SUN-FISH(マンボウ)”と命名された。
このままでは、太陽系は、マンボウによって滅びてしまう。異星考古学者でもあり、元星間連合軍のエースパイロット、クリーバー・ミューは、遺跡調査団の残した古文書を解読。
太陽系に向かって来るマンボウに近づく唯一の道は、アルファード4の遺跡地下深くにあるというワープゲートを使って、マンボウのバリア内へ進入するしかないと断定した。
クリーバーは、自らがその任務に当たることを決意した。彼が乗り込む宇宙船は、アルファード4の遺跡から発掘された超文明の産物であり、小型ながらマンボウと同じ力を持っている。果たしてマンボウの太陽系破壊を食い止めることができるのだろうか?!
スペースマンボウについて

MSX2としてコナミが初めて出したシューティングゲーム。基本は横スクロールで、希に上下、そして斜めスクロールで展開する。当然自機は横を向いたままでサラマンダの様に上を向いたりしないので真上や真後ろの攻撃は結構やり過ごしにくい。後半になると希に上から敵が落ちてきて、多少イライラしたりする。
全体的にシューティングとしては緩めの難易度。しかしながら甘くはないという締まり具合のバランスは、なかなか他のゲームで味わえない絶妙なバランス。死んだ後は結構手前に戻されたりもするが、グラディウスのような無謀にも思える復活劇は必要ない。というのも、元々パワーアップという概念自体が最小限に抑えられており、その状況でクリアが望める難易度に設定されているからだ。とはいえ、ボスで死んでしまったときの戻され具合にはぐったりする。
ゲームとして、最初のステージと最後のレーザー避けの所しか大抵の人は印象に残らないのではないだろうか?それだけステージ毎の色づけに失敗しているような印象を受ける。シューティングとして個人的に非常に評価できる作品だとは思えるのだが、本当に印象に残らない。これもバランスの良い難易度設定のためにそのまま淡々とクリアできてしまうにも問題があるのかもしれないが、反復作業をさせないと印象に残らないステージ構成というのも問題。ということは、やっぱり仕掛けとインパクトさに欠けるということだろうか。

音楽に関しては、SCC搭載ROM終盤に差し掛かった作品として熟成されている。また、コナミ作品ではあまり見ない作曲者であるのにコナミっぽい作風に旨く仕上げられているのには脱帽。狙いすぎている曲(4面とか)もちらほらあるので、初めて聴く人にもニヤリとする人がいるだろう。思い返せば、当時は音色や曲調にメーカーの特色が出ており、曲を聞くだけでメーカーが分かった時代だった。ゲームに関しては印象に残らない部分が多いが、このスペースマンボウの曲はかなり印象に残っている。
TRACK LIST
ラジオ収録曲(SCC音源+PSG)
+ 内蔵音源
音源チップ:SCC, GI AY-3-8910
01 BEYOND THE DARKNESS (OPENING)
02 BATTLE SHIP (1st.BGM)
03 HYDRA (NORMAL BOSS)
04 PROVIDENCE (2st.BGM)
05 AQUARIUM (3st.BGM)
06 PARALLEL SPACE (4st.BGM)
07 ZONE 5150 (5st.BGM)
08 DUST・DUST・DUST (6st.BGM)
09 FIRE WARNING (7st.BGM)
10 PSYCHOPATHY (WARP DEMO)
11 BRILLIANCE (8st.BGM)
12 MOAN (LAST BOSS)
13 MEMOIRE (ENDING)
14 DISAPPEARANCE (GAME OVER)
合計時間 : 14:06
作曲者 :
関戸剛 (01~04, 06~09, 11, 12, 14)
竹ノ内裕治 (10, 13)
倉橋裕子 (05)
山根ミチル (01 共作?)
DISCOGRAPHY
From MSX スペースマンボウ

発売日: 1990年4月5日
価格: 1,500円(税込)
商品番号: KICA-1006
販売元: キングレコード
収録曲
SCCデータ・アレンジ・バージョン
01 COLORING (1st.BGM)
02 SACRIFICE (6st.BGM)
オリジナル・ゲーム・サントラ
03 BEYOND THE DARKNESS (オープニング)
04 BATTLE SHIP (1st.BGM)
05 HYDRA (ノーマルボス)
06 PROVIDENCE (2st.BGM)
07 AQUARIUM (3st.BGM)
08 PARALLEL SPACE (4st.BGM)
09 ZONE 5150 (5st.BGM)
10 DUST-DUST-DUST (6st.BGM)
11 FIRE WARNING (7st.BGM)
12 PSYCHOPATHY (ワープデモ)
13 BRILLIANCE (8st.BGM)
14 MOAN (最終ボス)
15 MEMOIRE (エンディング)
16 DISAPPEARANCE (ゲーム・オーバー)
コナミMSXスーパーベストアンティークス

発売日: 1998年9月23日
価格: 2,980円(税込)
商品番号: KICA-7909~10
販売元: キングレコード
MSX2 SPACE MANBOW Long Play Loop 1
/ スペースマンボウ 1周目