KONAMI ORIGINAL SHOOTING PUZZLE GAME

クォース

対応機種 : MSX2 / MSX2+
メディア : ROMカートリッジ
(1Mbit ROM)
定価 : 5,800円 (税別)
発売日 : 1990年3月9日
販売元 : コナミ

○要RAM64KB以上
○要VRAM128KB以上

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PROMO WORD

前代未聞のシューティングパズルゲーム

やつらは四角くなっては生きてはゆけないのだ。

基本はカンタン。上から降ってくるブロックにピースを打ち込み四角に仕上げる。とたんにヤツらは消えてゆく。問題はいかに効率よく四角形をつくるか。単純だけど奥が深い。簡単だけどやめられない。

プロローグ

　198X年、宇宙空間で突如重力平衡が崩れ、天体が自分自身の重力の為に急激に収縮する重力崩壊が発生、直後、反発による膨張大爆発を起こした。
　それに伴い新星を形成すべき物体は空間のひずみによって、分裂型塊状(BLOCK群)に姿を変えた。これらの物質は常に不定分裂して行きながら、周辺のありとあらゆる物体を砕いては呑み込んで行った。
　翌年、地球では High-Technology 研究所が、迫りくるBLOCK群をいち早く発見、「クォース」と名付けた。分析の結果「クォース」は整った形になると分解するという弱点を解明。緊急にBLOCKを形成できる方法の研究開発をはじめた。

　そして今、対クォース戦闘ロケットを完成させた。

クォースについて

ゲームには、いろんなジャンルのブームがやってくる。ストⅡに始まった爆発的格闘ゲームブーム。流行っては廃れ、時代は繰り返すと思うが意外にゲームではそうでも無いようだ。
そんな中で地味に浸透し世間を巻き込んだのがこの手のパズルゲームと呼ばれるジャンルだった。この手のゲームはルールが明快で子供から大人まで親める唯一のジャンルだったのではないだろうか。発端はBPS社のテトリス。これが広まると同時に色んなメーカーから同じジャンルのゲームが出まくった。ドクターマリオ(任天堂)やぷよぷよ(コンパイル)。他にもいろんなメーカーが一斉に出し始めた中で遂にコナミも参入した。

殆どのこの手のゲームは落として消すという方式を用いていたが、発想の転換で撃って消すという方式だった。四角形に纏めれば消すことができる。画面は結構地味な感じで、そこそこ移植もされはしたがそのまま大ブームともならず落ちていった。面白いけど、面白すぎるということもない。ストーリーも割と中途半端なふざけっぷりで、完全におふざけに徹しきっていない部分が残念だった。

MSX2版では背景が真っ黒になったり多重スクロールがなくなったりといったマイナス要素がありながらも、アーケードにはない自機選択が増えたり、家庭ゲームの王道、共同プレイや対戦プレイが備わっていた。ちなみに自機が選択できるからといって別に何が変わるわけでも無いのが残念。

音楽側にもMSX2オリジナルの要素は勿論ある。SCCアレンジは当然ながら、アーケードよりもデキがいいのではと思う。色んな機種にクォースが存在するが、このMSX2版が最もいい音、いいアレンジだ。
そしてもう一つの要素はアーケードの通常曲に加えて、海外版の曲も加え、更にオリジナル？の曲も増え、ゲームの曲は３曲１セットで全部で12曲にも及ぶ。ちなみにアーケードは３曲のみという構成だったから、かなりの贅沢っぷりだ。ちなみにBGM0のシリーズがアーケードで使用されていたスタンダードな曲。本来は曲名もあるのだが、他の曲がわからないため、記載はしていない。BGM2-1が海外版のBGM1である。

TRACK LIST

ラジオ収録曲（SCC音源+PSG）

+ 内蔵音源
音源チップ：SCC, GI AY-3-8910

01 Title
02 The Marauding Block (Menu)
03 Game Start
04 The Theme from Quarth (BGM0-1)
05 The Menace of the Block (BGM0-2)
06 The Closing Game in the Universe (BGM0-3)
07 BGM1-1
08 BGM1-2
09 BGM1-3
10 BGM2-1
11 BGM2-2
12 BGM2-3
13 BGM3-1
14 BGM3-2
15 BGM3-3
16 Pattern Clear (Stage Clear)
17 All Clear
18 Beyond the Terminus (Ending)
19 Game Over