パロディウス ~ タコは地球を救う ~
対応機種 :
メディア : ROMカートリッジ (1Mbit ROM)
定価 : 5,800円
発売日 : 1988年4月28日
販売元 : コナミ
○SCC搭載(カシオPV-7使用不可)
○コナミのSRAM対応
GALLERY
PROMO WORD
おちゃめでポップ!
ストレス解消ギャグシューティングだぞ!
そなた夢プログラマー「タコ」、かたや宿敵「バグ」
何なのよこれ。ちょっと面白すぎるじゃない?
★このソフトは「コナミの新10倍カートリッジ(RC755)」のSRAMにゲームセーブできます。
★プレーヤーが5人(匹、機)の中から自由に選べます。
★新開発SCC(ウエーブ音源LSI)搭載。
ストーリー

西暦1988年、受験シーズンのまっさかり、全地球的規模で人々は夢を失っていた。
若者たちは受験地獄に苦しみ、子どもたちは親よりもゲームパソコンを大切にすると言い、大人たちは日々の苦しみに追われ、世界各国ではスパイが暗躍し紛争が絶えず、民主主義と共産主義の衝突による第三次世界大戦勃発の不安は高まり、占星術師と科学者は地球の滅亡を説き、そして人々は次第に夢を失っていった……。
今ここに宇宙を旅し、巡り会った星の人々に夢と希望を与えるプログラマー「タコ」がいた。若くして芸人を目指し、タコ八介に弟子入りし、修行をつんだが、師匠の突然の水死により、横山クック門下に生きる望みを求めた。しかし、初舞台で観客にスミをかけてしまい、破門され、それ以来消息は絶えていた。彼は、自ら修行の場を宇宙に求め、新しいエンターテイナー「夢プログラマー」として大成したのだった。全宇宙に夢と希望を与え、平和の芽を植えてやるのが彼の究極の芸だった。
んが、しかし、そうは八百屋?いや魚屋?でもない一杯飲み屋じゃなくて、そう!問屋がおろさなかった。
宿敵バグの出現であった!
タコがプログラムして人々に与えた夢や希望をバグが食い蝕んでしまうのだった。そして彼の出現はいつも突然だった。タコがプログラミングを終え、その星を離れホッと一息ついていると、いきなりバグ発見の通報が入るのだった。飛んで駆けつけてもバグの姿はもうない。そんなタヌキ?キツネ?いやイタチごっこをくり返すのが常だった。
タコは考えた。タコも考えるのだ。バグを倒すには、もう一度かつてのデビューの地、地球を訪れ、初心忘るべからずなのだ。(何のこっちゃ?)
そんな全く解決にならない理由で地球を訪れたタコは我が目を疑った。かつての地球人は夢と希望にあふれ、人々は互いに信じ合い、尊敬し合い、相和し、相睦み、それはそれはほんにステキな星じゃった。
それが今や冒頭で説明したような有様。タコはゴックン、ピーン!ときた。これはバグの仕業に他ならない。バグが地球の近くに来ているのだ!
これ以上地球が悪くないうちにバグを倒し、地球人の夢を取り戻さなくては!
その頃偶然、隠居生活を送り、ムーン旅行に出かけていたビックバイパーが小惑星近辺で地球人の夢をメイン料理にし、いただきますをしているバグを発見した。
タコは立ち上がった。タコも立つのだ。8本足だから力強い。そして、いきなりこじつけのような形で登場したビックバイパーと、強引ともいえる人選により、ペンギン、ゴエモン、ポポロンをパイプ?葉巻?たばこ?いや、パートナーとし、小惑星帯に向けて旅立ったのだ。
彼らの行く手には、いかなる運命が待ちかまえているのか!
そりゃあんた、やってみな分からんわな。
パロディウスについて

MSXでコナミの一連のシューティングが一段落した頃に出たのがこのパロディウスだった。パロディウスと言えば、最も有名なのはアーケードで販売され、各方面に移植された「パロディウスだ!」だろう。しかし、元祖は知る人ぞ知る時代になったが、このMSXの「パロディウス」なのだ。
画面を見ているだけで明らかに笑いを誘うキャラクター群。当時、コナミの開発が関西にあったためだろうか、本性が現れたようなコテコテの関西弁。違和感たっぷりだが、プレイしてみるとそれはグラディウスシリーズそのものだ。

要所要所で笑いを誘おうとする部分が見受けられるのだが、残念なことにゲームが進むにつれ、バカバカしさという部分が無くなってくるのが残念…というか気付きにくいフューチャーがたっぷり。
アーケード版は、わかりやすい部分が多かったが、このMSXは考え抜いて、「なるほど!」と思わせる笑いが多い。オトナの笑いというやつだ。
時には悪名高い点滅ステージ(画面が暗くなって障害物が消える)や、横ワープ(白いベル)必須の最終ステージが、いやらしさを感じる。一度引っかかってもやり直せる難易度ならイイのだが、結構難易度は高め。笑って許せないのだ。
最後のボスが夢を食うというバク。あれー、オープニングは「バグ」だった筈なのに、これはボケなの?どうなのヨ?突っ込んだほうがええの?そして、ボスを倒して出てくる人間の夢。学力、権力、金、地位、女など。それに失望したタコは、夢を理想に書き換えてしまおうとするが、人間に任せることとする。結局なんだったんだ?

音楽はお馴染みのSCCで奏でられる。曲自体はクラシックからのアレンジが中心でどこかで聞いたことのある曲がほとんどだ。この流れは、パロディウスシリーズ一連の決まり事のようになっているが、それもこのMSX版パロディウスが発端なのだ。
いただいいた情報
ほんまやー!
裏技の紹介
【ベルの色をホールドする】
「赤」…F1でポーズをかけ「KONAMI」と入力する。
「緑」…F1でポーズをかけ「BUTAKO」と入力する。
「青」…F1でポーズをかけ「TAKO18TH」と入力する。
「城」…F1でポーズをかけ「PARO」と入力する。
【フル装備】
F1でポーズをかけ「ZENBU」と入力する。
【バリアが20発まで耐えられるようになる】
F1キーでポーズをかけ「KATAI」と入力する。
TRACK LIST
ラジオ収録曲(SCC音源+PSG)
+ 内蔵音源
音源チップ:SCC, GI AY-3-8910
01 オープニングテーマ
02 セレクト
03 空中戦のテーマ (各ステージ共通)
04 第一惑星「ウル星」のテーマ (クライム・オブ・センチュリー)
05 第二惑星「勝負星」のテーマ (ライト・オブ・オクトパス)
06 第三惑星「迷惑星」のテーマ (幻想蛸興曲)
07 第四惑星「迷菓星」のテーマ (お菓子な世界)
08 第五惑星「妖星」のテーマ (ザ・ワルツ・オブ・オクトパス)
09 第六惑星「要星」のテーマ (フェイト・オブ・オクトパス)
10 エクストラステージのテーマ (スウィートエモーション)
11 クライシス第四章 (中ボスのテーマ)
12 ボスBGM
13 エンディングテーマ
14 ゲームオーバー!!
合計時間 : 12:09
作曲者 : 碇子正広
DISCOGRAPHY
オリジナル・サウンド・オブ
パロディウス MSX VERSION

発売日: 1988年11月21日
価格: 1,200円
商品番号: BY12-5023
販売元: アポロン音楽工業
収録曲
01 オープニングテーマ~セレクト&スタート!!
02 空中戦闘のテーマ
<各ステージ共通>
03 第一惑星「ウル星」のテーマ
<クライム・オブ・センチュリー>
04 第二惑星「勝負星」のテーマ
<ライト・オブ・オクトパス>
05 第三惑星「迷惑星」のテーマ
<幻想蛸興曲>
06 第四惑星「迷菓星」のテーマ
<お菓子な世界>
07 第五惑星「妖星」のテーマ
<ザ・ワルツ・オブ・オクトパス>
08 第六惑星「要星」のテーマ
<フェイト・オブ・オクトパス>
09 エクストラステージのテーマ
<スウィートエモーション>
10 クライシス第4楽章
11 ボスBGM
12 エンディングテーマ~ゲームオーバー!!
13 SEコレクション
<各種オリジナルサウンドイフェクト>
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MSX Parodius Longplay / パロディウス
■エンディングムービー